白髪染めで起こるジアミンアレルギーとは?その危険性と予防対策を解説-美髪ラボ

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白髪染めで起こるジアミンアレルギーとは?その危険性と予防対策を解説
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ジアミンアレルギーの危険性を詳しく解説!!

最近、白髪染めからヘアカラートリートメントに切り替える人が増えています。
白髪染めを使っているうちにかゆみや炎症が起きてしまったから、という人が多いようです。
でも、「白髪染めやおしゃれ染めなどの2剤式カラー剤はそういうもの。美容室でカラーリングしてもかゆくなることはあるし」と気にしていない人もたくさんいます。

あのかゆみや炎症の原因は?
ガマンしていれば大丈夫なの?

そんな疑問にお答えします。

白髪染めでの最大のリスクはジアミンアレルギー!その危険性と予防対策について

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白髪染めによるアレルギー発症の原因

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最近、2剤式のカラーリング剤でアレルギー症状が出やすい、ということが知られるようになってきましたね。
実際のところは白髪染めやおしゃれ染めに限らず、ヘアカラートリートメントやヘアマニキュア、ヘナなどのカラーリング剤を使用してもアレルギーを起こす人はいます。

しかし、白髪染めが問題なのはアレルギー発症例が多く、しかも一度その物質のアレルギーになると、似た化学構造の物質にまで反応を起こしてしまうことなのです。

アレルギーの主な原因はジアミンという化学物質

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2剤式ヘアカラー剤の主成分はアルカリ剤、酸化染毛剤、過酸化水素などで、これらを使用するカラーリング剤は「アルカリカラー」と呼ばれています。
どの成分もアレルギーを引き起こす可能性があり、さらに発がん性もあるといわれています。

その中でも最も危険なのが、酸化染毛剤の「ジアミン系」です。
ジアミン系にはパラフェニレンジアミン、パラトルエンジアミン、ニトロパラフェニレンジアミンなどがあります。
その中で一番使用されているパラフェニレンジアミンが、ジアミン系の中で最もアレルギーを引き起こしやすいのです。

これは日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会が選定した、日本人で陽性率が高いアレルゲン(ジャパニーズスタンダードアレルゲン)25種類のうちの一つで、6.6%と陽性率4位となっています。

あの有害物質ホルムアルデヒドの陽性率でさえ2.3%ですから、パラフェニレンジアミンがいかにアレルギー症状を引き起こしやすいかがわかります。
肌に刺激がありアレルギーの危険性があることを厚生省(当時)も認め、「旧表示指定成分」にもなっているほどなのです。

しかも、パラフェニレンジアミンは「交叉(交差)反応」を生じさせる物質です。
交叉反応とは、似た化学構造の別の物質にもアレルギー症状を起こしてしまうことです。
一例を挙げると、やはりジャパニーズスタンダードアレルゲンの一つであるPPDブラックラバーミックスという物質に反応してしまうことがあります。

これはタイヤやまつ毛ビューラー、靴底、サポートストッキング、エスカレーターの手すりなどに使われる黒や灰色のゴム製品の老化防止剤で、非常に身近なものです。
そのほか、化粧品に使用されるタール系色素赤225号、衣類の染料パラアミノアゾベンゼンなどとも交叉反応を起こすことがわかっています。

ジアミンがそんなに危険なら、なぜ不使用にしないの?

これほどの危険があるパラフェニレンジアミンには発がん性も疑われており、EU諸国では使用が禁止されています。
しかし、日本をはじめとするアジアでは、現在でもほとんどの白髪染めに配合されています。

これは、パラフェニレンジアミンが黒褐色を作る染料だからです。
現在のところ、黒褐色をこれ以上に出してくれる色素が開発されていないため、アジア人が好む黒髪に染めるために必要なのです。

実際には、他のジアミン系染料を何種類か配合すれば黒褐色を作ることは可能なはずですが、手間や価格の問題からパラフェニレンジアミンが使用されるのでしょう。

また、白髪染めの中でも最も明るい色の場合は、例外的にパラフェニレンジアミンが無配合のこともありますが、別のジアミン系染毛剤が配合されており、アレルギーの原因となることに変わりありません。

なお、「ジアミン系は使用していません」という毛染めの染毛剤として、ニトロフェノール、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノールといった「フェノール系」が配合されていることがあります。
これもジアミン系と同様アレルギーを引き起こす危険性があり、発がん性も疑われている物質なので、ごまかされないでくださいね。

ジアミンアレルギーの症状と注意点

独立行政法人 労働者健康福祉機構が調査したところによると、理美容師に対してパッチテストを行なったところ、63.6%が酸化染毛剤で陽性反応が出ています。
酸化染毛剤の成分をさらに細かく分けると、パラフェニレンジアミンが73.5%で、その他のカラー剤が10%以下なのに対し圧倒的に多くなっています。

美容師がカラー剤を扱う頻度は私たちと全く違いますから単純に比較はできないにせよ、彼らの84.2%はヘアカラーの際グローブを着用しているにも関わらず、このような結果が出ています。
染毛後のシャンプー時にグローブを外すことが多いため(92.6%)、その際に接触してしまうのです。

お湯をかけながらの数分の作業でもアレルギーを引き起こすのですから、私たちがヘアカラー剤を髪の毛と頭皮に塗布したまま、15~30分放置するというのはかなり危険だということが、おわかりいただけると思います。

刺激性接触皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎の違い

白髪染めを使用してかゆみが出た場合、「刺激性接触皮膚炎」の場合と「アレルギー性接触皮膚炎」の場合があります。

・刺激性接触皮膚炎とは

刺激性接触皮膚炎とは、刺激性があるものに触れた時に起こるものです。
毒のある植物や酸・アルカリなどの化学物質などに対して誰でも起こる「急性毒性皮膚炎」と、生地との摩擦や洗浄力の強いシャンプーなどの弱い刺激が繰り返し起こることが原因となる「慢性刺激性皮膚炎」があります。

そのほか、たまたまケガなどで皮膚の状態が悪い時に刺激性があるものと接触したために、皮膚炎が起こることもあります。
基本的に接触した部位にのみ、かゆみや炎症、痛み、大小の水泡などが起こります。

・アレルギー性接触皮膚炎とは

アレルギー性接触皮膚炎は、ある物質に対してアレルギーを持っている場合に、それと接触した場合に起きる皮膚炎のことです。
接触だけでは何ともなく、光が当たった時に症状が出る「光接触皮膚炎」になることもあります。
よくあるのが金属製品やうるし、化粧品や革製品などで、身体の免疫システムによって反応します。

原因物質に触れてすぐではなく、6時間~半日ほどしてからかゆみや紅斑などが現れ、24時間後には炎症、腫れ、水泡などが出始め、48時間後に一番症状がひどくなる遅延型アレルギーが多く、その後徐々に症状は治まります。

しかし、一度発症してしまうと、ほんの数分の間にアレルギー症状が出てしまう即時型アレルギーを引き起こすこともあります。

ジアミンアレルギーを発症するとどうなる?

アレルギーか接触皮膚炎かというのは判断しにくいところですが、白髪染めを使用すると必ずかゆみや炎症が起こる、という場合はアレルギー性接触皮膚炎の疑いがあります。

何らかの症状が出たにもかかわらず使い続けていると、段々症状が出る範囲が広がり、頭皮だけでなく目の回りや耳の後ろ、顔全体、首などがかぶれたり腫れ上がったりしてしまうことがあります。
頭部から滲出液が出たりむくんだり、皮膚全体に紅斑やかさぶたもできやすくなります。

さらに悪化すると、遅延型から即時型アレルギーに変化します。
使用中、あるいは使用後すぐに強いかゆみとじんましんが起こり、頭皮だけでなく全身に広がることもあります。

アレルギー反応が強い場合、呼吸困難や血圧低下、意識障害などのアナフィラキシーショックを起こします。

また、上に書いたようにパラフェニレンジアミンには似た化学構造を持った物質との「交叉反応」があります。

そのためジアミンアレルギーを発症すると、エレベーターの手すりや靴底、車のタイヤ、サポートストッキング(PPDブラックラバーミックス)、リップクリーム、石鹸(タール色素赤色225号)、化学繊維の服の染料(パラアミノアゾベンゼン)などに触れただけでもアレルギー症状を起こしてしまうことがあります。

また、パラトルエンジアミン、ニトロフェノール、パラアミノフェノールなどの別の酸化染毛料にも反応が出てしまうようになります。

アレルギーを発症した人は絶対に再使用しないこと!

アレルギーを発症した場合、その原因物質に対して過剰な免疫反応が起こるようになります。
ですから、白髪染めを使用するたびにかゆみやかぶれなどが起こる場合はアレルギーの可能性が高いので、病院でアレルギー検査を受けるようにしてください。

アレルギーであると診断された場合は、たとえパラフェニレンジアミン不使用と書かれていても、2剤式のカラーリング剤の使用は絶対NGです。

油断禁物!ジアミンは体内に蓄積し続けます!

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「経皮毒」という言葉があります。
これは皮膚から有害物質が吸収されてしまうことを指しますが、医学用語ではなく、医学的な根拠がないとされています。

人間には外部からの異物を排除し、侵入した場合にも解毒する作用があるので、有害物質が吸収・蓄積されることはない、というのが医師らの理論です。

しかし、以前茶のしずく石鹸を顔や手に使用しただけで、小麦アレルギーが発症したという例がありましたよね。
それに、禁煙する時に使用されるニコチンパッチは、皮膚に張ることで化学物質のニコチンを体内に吸収させるものですから、やはり皮膚からの吸収はあると考えたほうが良いでしょう。

ジアミンも経皮毒物質の一種で、接触した際に皮膚から吸収され、体内に蓄積されると考えられます。
特に白髪染めには合成界面活性剤が添加されており、これによって化学物質が細胞膜を通り抜け、毛細血管にまで侵入するのです。
また、界面活性剤は水にも油にもなじむため、薬剤が皮下脂肪にも浸透し、蓄積されると考えられます。

アレルギーが起こるのは、身体が異物であると判断し体内に入れないようにするための反応ですから、身体はジアミンが危険なものであると認識しているということです。
しかし経皮吸収されてしまうと、化学物質という身体になじみがないものだけにうまく解毒・排出ができず体内に蓄積されてしまうといわれています。

抗生物質を服用時の白髪染めに注意!

抗生物質と白髪染めの構造は似ているといわれます。
そのため交叉反応や相乗作用が疑われており、抗生物質が体内から抜けるまでは白髪染めを使用しないほうが良いという説があります。
抗生物質は体内に2日ほど残るので、白髪染めはその後にするとアレルギーを引き起こしにくいとされています。

抗生物質は100種類以上ありますが化学構造はそれぞれ違い、この説では抗生物質の名前まで挙げられていないため信ぴょう性のほどはわかりませんが、頭に入れておきましょう。

また、抗生物質の中に「硫酸フラジオマイシン」というジャパニーズスタンダードアレルゲンがあり、陽性率6.0%と、パラフェニレンジアミンに近い高い率になっています。
この2つに交叉反応は確認されていませんが、アレルゲンが複数ある人は結構いますから、一応気をつけたほうが良いでしょう。

また、パラフェニレンジアミンは「パラアミノ化合物」と交叉反応があり、この成分を含むものに抗生物質に似た抗結核薬「パラアミノサリチル酸」があります。
実は日本は先進国の中でも結核発症者が多く、年配者が多いとはいえ感染症の一種ですから、いつ罹るかわかりません。

万が一処方される抗生物質がパラアミノ系だといけないので、すでにジアミンアレルギーを発症している方は、抗生物質を処方される時には医師に確認しましょう。

ジアミン無配合の白髪染め5種類のメリットデメリット

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ジアミンをはじめとする酸化染毛剤が非常に危険であることが、おわかりいただけたと思います。
もちろん何十年使用しても全く問題ない人も多いですが、それでも髪の毛のダメージは大きいもの。
女性の魅力の一つは艶やかな黒髪ですから、髪の毛の健康を取り戻すためにも酸化染毛剤を含まない白髪染めに切り替えることをおすすめします。

ここでは、ジアミンフリーの白髪染め5種類のメリットとデメリット、注意点について紹介します。

ジアミンフリー①【白髪用カラートリートメント】メリット・デメリット・注意点

最もおすすめできるのが、ヘアカラートリートメントです。

<メリット>

染料に安全性が最も高いといわれるHC染料と塩基性染料を使用しているものが多く、アレルギーを起こしにくくなっています。

さらに、利尻ヘアカラートリートメントルプルプくろめヘアカラートリートメントなど、天然の成分が多いものや無添加を謳ったものは、さらに髪にも頭皮にもやさしいので、安心して使用することができます。

また、カラートリートメントはトリートメント成分が配合されているので、継続していると髪にハリやコシ、ツヤが出て、ヘアスタイルが楽しめるようになるのもメリットですね。

<デメリット>

酸化染毛剤ほどにはしっかり染まらないことと、髪の表面と少し奥に染料がくっつく形なので、シャンプーごとに色落ちすることがデメリットです。

ただし、これは酸化染毛剤を使用した白髪染めのようにキューティクルを無理に開くことがないため、髪が傷みにくいというメリットでもあります。
残念ながら、髪や頭皮を傷めないことと髪をしっかり染めることを同時に叶える染毛料は現在のところありません。

また、濡れた髪あるいは乾いた髪に使用する方法がありますが、できるだけしっかり染めるには乾いた髪に使用することが良いとされています。
しかしこの場合、ヘアキャップや保温用キャップ、ドライヤーなどを使用し、30分程度温めながら放置するという手間がかかります。

<注意点>

・「素手で塗れる」と書かれているものが多いのですが、実際は結構爪の回りなどに色が残ってしまうものがほとんどです。
できるだけビニール手袋を使用しましょう。

・ヘアカラートリートメントは1,000円以下のものから3,000円以上のものまで、価格に幅があります。
これは成分の良し悪しによるもので、価格が安いものほど合成界面活性剤やシリコン、酸化防止剤などの種類や量が増え、その分刺激性も強くなります。

頭皮環境を整える成分がほとんど含まれないものもありますので、成分をよく確認してから購入するようにしましょう。

・ヘアカラートリートメントと白髪染めやパーマは薬剤の相性があまり良くなく、併用すると髪の色が変化してしまうことがあります。
商品の説明書やメーカーのサイトではその点について説明していますので、確認しておきましょう。

ジアミンフリー②【ヘアマニキュア】メリット・デメリット・注意点

<メリット>

酸化染毛剤ほどではないものの、ヘアカラートリートメントよりはしっかり色が入り、色持ちも良いのがメリットです。
シエロサロンドプロブローネなどがありますが、どれもブラシと一体型になっていて染めやすいのも人気の理由です。

<デメリット>

ヘアマニキュアに使用されている染料は酸性染料と呼ばれるタール系色素です。
HC染料や塩基性染料に比べて髪への密着度が高く落ちにくいのですが、この色素にはアレルギーを引き起こす危険性や発がん性の疑いがあります。

独立行政法人 労働者健康福祉機構の調査では、赤色225号というタール系色素に対し、39.6%の理美容師に陽性反応が出ています。

また密着度が高く皮膚につくと落ちにくいため、根元まではしっかり塗れないことと、顔の回り、襟足、耳にコールドクリームなど水をはじくクリームを厚く塗らないといけないのが面倒です。

<注意点>

・ヘアマニキュアの多くにはトリートメント成分が配合されていますので、艶やかで指通りのよい髪になりますが、髪に浸透して修復したり、頭皮環境を整えたりする成分は入っていません。
また、使用を続けると徐々にごわついてくるという意見が多いようです。

・ヘアマニキュアは酸化染毛剤によって色が変化することがないので、一般の白髪染めのリタッチ用として使用できます。
しかし、髪の毛への吸着性が高いため、次に使用するカラー剤の染料を弾いてしまい、よく染まらないことがあります。

ジアミンフリー③【お歯黒式白髪染め】メリット・デメリット・注意点

お歯黒式は普通のカラーリング剤と同様2剤式ですが、配合成分が違います。
1剤にはタンニンなどのポリフェノール、2剤に鉄イオンが含まれていて、これが結合して黒色の色素になります。

<メリット>

現在市販されているお歯黒式白髪染めは、「マロンマインドカラー」です。
しっかり染まり、しかもジアミンフリーなので、一般的な2剤式白髪染めが使用できない人でも安心して使用できます。
また、色持ちも良く、1ヶ月程度はキープできます。

<デメリット>

マロンマインドカラーの場合になりますが、独特の硫黄臭がすること、どのカラーを使用してもかなり黒っぽくなりやすく、しかも紫がかることもあって不自然、といった点があります。

また、使用方法は最初に1剤のみを塗布して15分放置し、その後2剤を同量塗ってムラが出ないよう丁寧に揉み込み、さらに15分程度放置することが必要で、時間と手間がかかります。

<注意点>

お歯黒式はジアミンアレルギーの人でも使用できるものの、医薬部外品となっており、まれにかぶれやアレルギーを起こす場合があります。
そのため、必ずパッチテストが必要です。

また、鉄の作用で髪がだんだんごわついてくるので、あまり長期に渡る使用はおすすめしません。

ジアミンフリー④【ヘナ】メリット・デメリット・注意点

<メリット>

天然成分100%のものは保湿作用があり、トリートメント効果が高いです。
髪の表面に染料が乗るだけなので、髪も頭皮も傷めることがありません。
また、色持ちもヘアカラートリートメントよりはよく、2~3週間程度持ちます。

さらに、ヘナは毛穴に詰まった皮脂を吸着したり、髪のダメージ部分に入り込んで埋めたりする働きがあるため、頭皮環境も髪の手触りも良くなっていきます。

<デメリット>

最近はずい分時短製品が出てきましたが、準備が大変なこと、1~3時間ほど放置しなくてはいけないものが多いことはデメリットです。

また、ヘナはオレンジ色の色素なので、白髪染めとして使用するためにはインディゴを足すか、後染めしないといけないのですが、後染めはヘナで染めた後にインディゴで染めるという2段階になるので、時間がかかります。

さらに、ヘナはほとんど問題ないのですが、インディゴに植物アレルギー反応が出てしまう場合があります。

<注意点>

ヘナは、ヘアカラートリートメント以上になかなか染まりません。
特に最初の数回は染まりにくく色落ちしやすいという特徴がありますので、その特徴を理解して気長に続けることが必要です。
一度しっかり染まるようになると、色持ちがよくなります。

また、ヘナ100%と書かれていても、実際には酸化染毛剤や別の見た目が似た植物の粉末などが配合されていることがあります。
そのため、信用のおけるメーカーから購入することが大切です。

ジアミンフリー⑤【白髪隠し】メリット・デメリット・注意点

<メリット>

何といってもささっと塗れるのがメリットです。
筆タイプ、サインペンタイプ、マスカラタイプ、ミストタイプ、パウダーやファンデーションタイプのものなど色々ありますから、使用する場所によって使い分けましょう。
利尻白髪かくしのように、段々色が入っていくものもあります。

<デメリット>

つけ慣れないと、べったりついたりボテッとしてしまったりします。
また、一時的に表面に乗せるだけなので汗や雨で落ちやすく、乾いた後でも触ると爪の間に染料が入ってしまうことがあります。
量の割には価格が高めなのもデメリット。

<注意点>

・少しずつ色が入っていくタイプは便利ですが、ヘアカラートリートメントほどにはしっかり色がつかないので、毎日使用するのでなければあまり期待しないほうが良いでしょう。

・光還元作用で染めるサンカラーマックスは、さっとブラシで塗って洗い流さず、光に当たることで徐々に色付きするタイプですが、光が当たらないと染まりません。
そのため、髪の表面は染まっても中までは無理です。

・汗をかきやすい時、雨が降っている時などは色落ちしやすいので、白っぽい服装はNGです。

酸化染毛剤不使用でもパッチテストは必要

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酸化染毛剤の白髪染めは遅延型アレルギーを引き起こしやすいため、塗布後30分と48時間後の2回パッチテストを行なう必要があります。
しかし、ヘアカラートリートメント、ヘアマニキュア、ヘナなどは必要ないのでしょうか。

酸化染毛剤フリーと書いてあってもパッチテストは必須

どんな白髪染めを使用する場合も、パッチテストは必要です。
ジアミン系やフェノール系など危険な酸化染毛剤は使用されていないものの、アレルギー性接触皮膚炎はどんな物質に対しても起こりうるからです。

安全性が高いといわれるヘアカラートリートメントやヘアマニキュアでも界面活性剤が使用されているものがあり、これに陽性反応が出てしまうことがあります。

ヘアマニキュアによっては、はっきりと「パッチテストは必要ありません」と書いてあるものもありますが、それは絶対に頭皮につかないと仮定してのことです。
その自信がない場合は、やはりパッチテストは行いましょう。

ヘナも、特にインディゴにアレルギーがある人がいますから、ヘナとインディゴの両方をパッチテストするようにしましょう。
自然由来だからといってアレルギーが起こらないとは限らないのです。

一度ジアミンアレルギーを発症すると、白髪染めだけに留まらず、多くの物質に反応が出てしまう可能性があります。
完全に止めることは難しくても、少しずつ使用回数を減らしていくことをお勧めします。

カラートリートメントって染まりにくい? 人気商品を比較

カラートリートメントは、髪や頭皮にやさしい染料を使いますが、この染料の粒度がとても重要で、粒度が荒すぎるとキューティクルの隙間に入れませんし、逆に細かすぎると髪の隙間に定着できずに流れ落ちてしまいます。最近では定着力や染まりを高めるための技術も上がってきており満足度の高い商品も増えています。

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