黒髪と白髪の違いって何?髪色の違いによって白髪染めやヘアケアの方法は変わるの?-美髪ラボ

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黒髪と白髪の違いって何?髪色の違いによって白髪染めやヘアケアの方法は変わるの?
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黒髪と白髪の違いを分かりやすく解説します!

白髪というとただただ忌み嫌われてしまうものですが、よく考えてみると生えてくる原因や違いについて、あまり知らないのではないでしょうか。
そのために誤解や都市伝説も生まれてしまうのです。

実のところ白髪の研究の歴史は浅く、まだまだわかっていないことがたくさんあります。
しかし研究は続けられており、世界中から新しい情報が出てきています。
今回はそんな情報も踏まえながら、黒髪と白髪の違いについて解説します。

白髪が生える仕組み

まずこれまでに解明されている、白髪が生える仕組みについてです。

黒髪が白髪になってしまうメカニズム

最初に、髪の毛が生える仕組みについて説明します。

髪の毛は、毛細血管から栄養を受け取っています。
毛細血管は脳の中を縦横に走っていますが、その元となる血管は心臓からつながっている動脈です。

動脈は心臓から離れるに従い細くなり、頭部の場合耳から上は分離して毛細血管だけになります。
心臓近くの大動脈が直径約3センチあるのに対し、頭皮上部の毛細血管は髪の毛の約10分の1、0.01ミリ以下しかありません。
そのため血液が届きにくく、血液に含まれる栄養素や酸素が不足しがちなのです。

また、髪の毛は生命維持には不要のものなので、食の偏りやダイエットで栄養不足になると、ほとんど栄養が回ってこなくなります。

さて、毛細血管にきちんと血液が届いた場合、まず毛乳頭に供給されます。
毛乳頭は栄養の貯蔵庫であるとともに髪の司令官でもあり、シグナルによって発毛や脱毛をコントロールしています。

毛乳頭の栄養は毛母細胞と呼ばれる髪の素になる細胞と、メラノサイトと呼ばれるメラニン色素形成細胞に供給されます。
すると毛母細胞が髪の毛を作り始め、メラノサイトが活性化して毛母細胞にメラニン色素を与えることによって、髪が黒く成長し、毛穴から伸びていくのです。

ところが、頭皮は一日中紫外線を受けていますし、大気汚染や乾燥などでも酸化・劣化しやすくなります。
すると細胞も劣化し正常な働きができなくなるため、髪の太さが細くなったり色素がつかなくなって生えたり、最悪の場合は生えなくなってしまうのです。

白髪になる主な原因

これまでの研究で、白髪になる原因がある程度わかってきています。
そのうちのいくつかを簡単にご説明します。

①加齢

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白髪の原因の一番大きなものは加齢だといわれています。
これは、紫外線などの影響があっても若いうちは細胞やSOD酵素と呼ばれる抗酸化酵素に力がありその影響を受けにくいのですが、加齢とともにSOD酵素の量が減り、細胞自身も老化して新陳代謝能力が衰えていくからです。

②栄養不足

年を取らなくてもメラノサイト細胞が劣化していくことがあります。
上に書いたように、栄養が不足すれば髪に回ってくる分がなくなるため、毛母細胞やメラノサイトが機能不全になってしまうのです。

メラノサイトがメラニン色素を作るための材料であるアミノ酸のチロシンは非必須アミノ酸ですが、チロシンを作るフェニルアラニンは必須アミノ酸です。
タンパク質の摂取が不足するとアミノ酸が欠乏してしまいます。

また、チロシンを摂取してもビタミンB6・B12や葉酸が不足するとうまく吸収できませんし、チロシンをメラニン色素に変換するのに必要なチロシナーゼ酵素は、銅が不足すると活性化されません。

③運動不足

血液を体中に循環させるのは、心臓のポンプと筋肉です。
筋肉に沿った血管が筋肉と一緒に動くことで、ポンプの役割を果たしているのです。
そのため、運動不足になると心臓の働きが弱くなり、筋肉の運動量も減ってしまうため、頭皮まで栄養が届きにくくなります。

④睡眠不足

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睡眠不足には多くの弊害があります。
自律神経のバランスが崩れ、全身を緊張させる交感神経の優位時間が長くなると、血管も長時間収縮されたままになるので血流が悪くなります。

また、全身が十分な休息を取れていないと内臓の働きが悪くなり、食事を摂っても消化吸収能力が落ちてしまいます。
さらに睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が減ると、新陳代謝が衰えるため細胞が新しく生まれ変わることができなくなります。

こうしたことによって頭皮に十分な栄養が回らなくなり、白髪を引き起こすのです。

⑤ストレス

「ストレスによって一晩で髪すべてが白髪になった」というのは都市伝説ですが、髪とストレスにはそれだけ深い関係があります。
ストレスを受けると、人間は無意識のうちにそれに負けまいとして全身に力を入れます。
そのため筋肉が緊張し、血管も収縮してしまうため、髪にまで血液が届かなくなってしまうのです。

⑥遺伝

以前は白髪の原因は遺伝と考えられてきました。
現在も遺伝子がある程度関係していることは間違いないと考えられてはいますが、それ以上に環境の影響のほうが強いというのが定説になっています。

これは一卵性双生児への長期間の研究から割り出したもので、全く同じ遺伝子を持っていても、生活環境が違うと白髪の生え方や量にかなり差が出ることがわかっています。

白髪になってしまった髪が黒髪に戻ることはある?

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白髪というのはメラノサイトに何らかの異常が起きていることがほとんどですが、場合によっては髪の毛の原料であるチロシンの不足ということがあります。

チロシンはチーズや大豆、魚貝類に多いのですが、好き嫌いやアレルギーが原因でチロシンが不足している場合、サプリメントなどで補給するとメラノサイトがメラニン色素を作れるようになるので、白髪が途中から黒髪に戻ることはあり得ます。

また、恒常的なストレスで血管が常に収縮状態になっているために白髪が発生している場合は、ストレスが解消されれば血管が拡張し、頭皮にも栄養が届くようになりますから、黒髪に戻ることがあります。

長期間白髪の原因を作る生活を送っていると、細胞の劣化が激しいため大きな変化は望めませんが、まだ白髪の出始めであれば、黒髪に戻る可能性は充分にあります。

上に書いたような白髪の原因すべてを一度に改善することは難しいですが、できることから始めましょう。
生活習慣が改善されるとお肌に結果が現れやすいので、「あ、ニキビが減ってきた」「何となくハリが出て来た」と感じたら、頭皮や髪にも栄養が届いていると考えてよいでしょう。
また、年齢的に黒髪に戻るのは難しいとしても、白髪が増えなくなる可能性も十分にありますよ。

黒髪と白髪の違い

黒髪と白髪の違いって、「色」でしょう?と誰もが信じていると思いますが、最近の研究で成分が違うということがわかってきました。

黒髪と白髪は成分に違いがあるという研究報告

髪を染めるヘアカラー剤には、白髪染めとファッションカラーがあります。
白髪染めのほうが染料の濃度が非常に高いため、ファッションカラーでは染まらない白髪でもきれいに染まります。
しかし、「なぜ白髪は染まりにくいのか」という問題は、実は未だにはっきりとはわかっていません。

そんな中、2015年に美容院専売メーカーのミルボンが日本人の白髪と黒髪を研究して明らかになったのは、白髪のほうが脂質量とカルシウムなどのミネラルが少ないということでした。

脂質は、総脂質量自体も白髪のほうが若干少ないのですが、スクワレンという成分が特に少ないことがわかりました。
スクワレンはサメの肝油から採れる成分で、一時は美肌効果があるとして大人気になりましたが、現在のところ有効性を裏付ける資料はないとされています。

しかし、2009年韓国のソウル大学ポラメ病院皮膚病科による研究発表が行われました。
それによると、スクワレンには紫外線による皮膚DNAの損傷を抑える効果があるということです。
また、2010年には新潟大学がスクワレンには酸素補給、血液浄化、新陳代謝促進といった作用があると世界に向けて発表しています。

ミネラルに関しては、ミルボンが着目したのは白髪のカルシウムの量が黒髪の半分以下であるということでした。
カルシウムは、特に出産後カルシウムが不足することと白髪が増えることを結びつけ、白髪の原因はカルシウム不足である、という説があります。

しかし、出産後の白髪の原因は女性ホルモンの分泌量の減少によるもの、というのが医学界での定説になっており、カルシウムと白髪の因果関係ははっきりわかっていません。
ですが、白髪にカルシウムが非常に少ないことから考えると、カルシウムに黒髪を維持する何らかの作用があると考えられます。

白髪にはヘアカラーやパーマが掛かり難い!?

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黒髪と白髪の成分の差が染め具合にどう関係しているのか、はまだわかっていませんが、白髪は染まりにくい、というのが美容界での共通認識となっています。
これはヘアカラーで白髪を染めようと思っても、思ったように色が入らないことからもよくわかります。

パーマも同様に、かかりにくく取れやすいという傾向があります。

やっぱり白髪は傷付いたり弱っている髪なの?

白髪のほうが染まりにくくパーマもかかりにくいというのは、傷ついたり弱ったりしているからでしょうか?

実は、その逆です。
黒髪の場合も、色が入りにくい人やパーマがかかりにくい人がいますね。
これは、髪の一番外側にあるキューティクルがとてもしっかりしているからなんです。

白髪染めもパーマも、アルカリ剤でキューティクルを開くことから始めます。
キューティクルがしっかり閉じていると薬剤がうまく浸透しないため、髪をブリーチしたり染めたり、くせをつけたりできないのです。

しかし髪がダメージを受けてキューティクルが最初から開いていると、アルカリ剤の力でさらに開くため非常に薬剤の浸透力が高くなります。
この画像を見ると、一目瞭然ですね。

白髪の場合、左の画像のようにキューティクルがしっかり閉じていることが多いため、染まりにくくパーマもかかりにくいのです。
資生堂の研究によると、髪の毛は黒髪より白髪のほうが太いことがわかっています。
この結果からも、キューティクルの層が厚くしっかりしていることが想像できますね。

ただ、白髪のほうが硬くうるおいがない、ともいわれます。
硬いというのはキューティクルの層が密であることですから傷んではいないのですが、うるおいがないのは皮膚と同様、長年浴びた紫外線の影響が蓄積され、水分が蒸発しやすくなっているからでしょう。

黒髪と白髪ではヘアケアの方法を変えるべき?

黒髪と白髪の性質が違うということは、ヘアケアも変えるべきかもしれません。
もちろん、既に生えている白髪を1本1本ケアしろ、ということではありません。
白髪が増えてきたら、黒髪も「白髪予備軍」と考え、これ以上増やさないようなケアをすることが大切なのです。

すでに「栄養不足」「運動不足」「睡眠不足」「ストレス」が白髪の原因とご説明しましたが、さらに積極的に攻めるなら、血行促進のために頭皮マッサージを加えましょう。
白髪が増えてくると頭皮はカチカチに硬くなっていきますが、これは乾燥と新陳代謝の衰えで皮膚が柔軟性を失ってしまっているのです。

そこでマッサージを行なうと、頭皮に直接働きかけてその場で血行をよくしてくれます。
血行がよくなると酸素や水分も運ばれますから、乾燥を防ぎ、新陳代謝を高める助けとなります。
1日5分程度を数回行なうだけで、徐々に頭皮が柔らかくなってくるのがわかるはずです。

マッサージは、特別な方法を取る必要はありません。
両手の指を各4本頭皮につけ、その位置で軽く円を描くように動かしてください。
力は入れず、軽く触れる程度です。

ほとんどの場合白髪が多いところ、頭頂部や前頭部がとても硬くなっていて、頭皮が全く動かないかもしれません。
しかし毎日マッサージしていると少しずつ動くようになってきますよ。
毎日のシャンプー時に行なうと、頭皮の汚れも落ちて一石二鳥です。

ヘアカラーと白髪染めの違い

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ここまでで黒髪と白髪の違いを見てきました。
実際に染める際には、どのような違いが出るのでしょうか。

黒髪用のヘアカラーでは白髪は染まらない

できればヘアカラーで白髪を染めたい、とは最初誰もが願うことです。
しかし、実際にやってみるとほとんどの人があまり染まらないと感じるようです。
明るい色だけでなく、暗めの色を選んでも白髪にはほんのり色がつく程度で、白髪とそれ以外の髪の違いはそれほど縮まりません。

その理由は、配合されている薬剤の量や濃度に違いがあるからです。
配合されているのはアルカリ剤、酸化染料、過酸化水素などでどちらも同じですが、黒髪用は過酸化水素(ブリーチ剤)、白髪用は酸化染料が圧倒的に多くなっているのです。

普通の(黒髪用)ヘアカラーと白髪染めの違い

黒髪用のヘアカラーは、髪色が白くなればなるほど染料がきれいに発色するので、黒髪をブリーチするのがメインで、染料はそれほど多く配合されていません。
ブリーチといっても一般的なヘアカラーの場合は真っ白にするほど強力ではなく、明るい茶色にする程度で、そのベースカラーの上から同程度かもう少し暗めの染料を乗せることになります。

ところが白髪は当然ベースカラーが真っ白ですから、少なめの染料ではほかの部分と同じような色には仕上がらないのです。

それに対して、白髪染めは白い髪を黒っぽくするのがメインですから、染料が濃厚になります。
2剤が過酸化水素というブリーチ剤なのですが、元の髪を若干ブリーチして染めた白髪との差が出ないようにするための配合なので、濃いめのカラーほど濃度が低くなっています。
そのためしっかり染まり、かつ地毛との差があまり出ないのです。

まとめ

白髪はなかなかきれいに染めることができません。
現在のところ、白髪染めと呼ばれる永久染毛料以上にしっかり染めてくれるものはありません。
しかし、頭皮や髪のことを第一に考えるなら、お勧めはヘアカラートリートメントです。

髪や頭皮の保護を最優先にした白髪&ヘアケア対策を!

白髪染めは白髪をきれいに染めることが最優先ですから、頭皮や髪の傷みに関してはきちんと対策を取っている訳ではありません。
パッケージには「毛髪保護成分配合」「髪の手触りアップ」などと書いてあります。

これはつまり「傷まないようにする」ではなく、「傷んだ髪の表面を保護してこれ以上傷まないようにする」ということで、白髪染めで髪が傷むのは当然、という考えの元に作られているのです。

白髪染めやヘアカラーに配合されているアルカリ剤、酸化染料、過酸化水素はどれも髪も頭皮も傷めます。
アルカリ剤はキューティクルを開き、薬剤を浸透させやすくために配合されています。

しかし、アルカリ剤で開いたキューティクルは、二度としっかり閉じることがありません。
キューティクルが保護している水分やタンパク質、脂質が隙間からどんどん抜けていくので、髪はパサパサで弱くなってしまいます。

また、酸化染料のパラフェニレンジアミンやパラアミノフェノールは非常に刺激が強く、アレルギー性皮膚炎の原因となります。
特にパラフェニレンジアミンはその危険度の高さから旧表示指定成分になっており、EU諸国では発がん性があるとして使用禁止になっているほどの成分です。

過酸化水素は漂白剤のことで、メラニン色素を破壊するために配合されていますが、タンパク質を溶かす作用があります。
そのため6%以上の配合物は劇物指定になっており、皮膚に触れたり目に入ると接触性皮膚炎を起こし、ただれたり失明したりする危険性もあります。

白髪染めでも濃いめの6番、7番のカラーにはあまり配合されていませんが、1~5番は5%近く配合されていると考えられます。
もちろんヘアカラーはもっと濃度が高く、6%ギリギリだといわれています。

さらに近年の海外での研究によって、過酸化水素の蓄積が白髪を増やす大きな原因となっていることがわかりました。
過酸化水素は皮膚のタンパク質を溶かすことで吸収され、同じくタンパク質でできている毛母細胞やメラニン色素を作るメラノサイト細胞をも破壊してしまうのです。

それと比べると、ヘアカラートリートメントはアルカリ剤、酸化染料、過酸化水素のどれも配合されていません。
髪を脱色することなく、髪の表面にイオンで吸着する塩基性染料と、閉じたキューティクルの隙間からも入り込めるほど分子の小さいHC染料で染めます。

メラニン色素を破壊せず、髪の表面と少し内側に入り込むだけなので、一度の使用できれいに染めることは困難ですが、最初だけこまめに染めれば自然な色づきとなり、あとは1週間に1~2回で色をキープできます。

※利尻ヘアカラートリートメントの場合
(イオンカラー=塩基性染料、ナノ分子カラー=HC染料)

色々なメーカーから販売されていますが、人気がある製品はどれも無添加、頭皮環境改善、髪の保護や改善に良い成分が配合されており、髪も頭皮も傷みにくくなっています。

残念ながら現在のところ染め上がり・色持ちの良さと、髪・頭皮の健康を両立させているものはありません。
頭皮の健康を損なうということは、白髪を増やしたり薄毛になったりする危険性が増すということです。
できれば多少染まりが悪くてもヘアカラートリートメントを使用していただきたいと思います。

これまで白髪染めを使い続けていて全く問題がなく、白髪染めを使い続けたい方は、いつアレルギーを発症するかわからないことを頭の片隅に入れておき、毎回パッチテストをするようにしてくださいね。

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