「この白髪は遺伝だから」・・・と諦めていると、後々大変なことに・・・-美髪ラボ

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「この白髪は遺伝だから」・・・と諦めていると、後々大変なことに・・・
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髪の遺伝に関してはまだまだ研究途上です!!

自分の白髪を「遺伝だから仕方ない」と思っている人がいますが、本当にそうなのでしょうか。
親がハゲていても息子はふさふさ、ということもありますし。
兄弟姉妹で全員白髪の量が同じということもないし。
「私があんたの年にはそんなに白髪がなかった」と親に言われることもありますよね。

白髪は遺伝というのは本当なのでしょうか?

白髪と遺伝の関連性

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私たちは簡単に「遺伝」と言いますが、実は遺伝かどうか調べるのは簡単ではありません。
というのは、同じDNAを持っているからといって同じ症状が出るとは限らないからです。

現代の医学では白髪と遺伝の関連性は解明されていない

現代の医学で遺伝かどうかを調べる場合に行なわれているのが、一卵性双生児を研究・観察することです。
一卵性双生児とは1つの受精卵が分裂して生まれるもので、全く同じ遺伝子型を持っています。
彼らを長年にわたって研究することで、親からの遺伝子がどこまで表面化するかを調べることができます。

その研究の日本での第一人者が慶応大学の安藤寿康教授で、彼は「遺伝と環境がどのように影響するのか」を一卵性双生児の観察を通して行なっています。
しかし最も双子研究による遺伝観察が進んでいる米国にして、研究の成果が出始めたのが1980年代頃だそうですから、日本ではまだ研究途上です。

一卵性双生児は1000分娩に対し4組しか誕生しないとされ、しかも日本全国に散らばる一卵性双生児を長期間にわたり調査することは簡単ではありません。
安藤教授は現在1998年と2004年にそれぞれ立ち上げたプロジェクトで一卵性双生児の観察を重ねています。

この研究は主に性格に対して行なわれており、身体的な問題については言及されていません。
性格に関しては、総合的に見て約46%が遺伝要因で、54%は環境要因でした。

現在のところ、世界的に見ても遺伝の研究は身体、特に髪に関しては遅れています。
ですから、白髪と遺伝の関連性ははっきりわかっていないのです。
ただ、白髪の原因としてストレスなど精神的なことが大きいことから、遺伝がすべてとは言い切れないことは確かでしょう。

「親が白髪=子供も白髪」とは限りません

親に白髪が多いとその子供も白髪が生えるのが早く、増えやすいというのはしっかりした裏付けがある訳ではありません。
また遺伝が関係しているとしても、子供が受け継ぐのは双方の親からの遺伝子ですから、髪に関してどちらの親の遺伝子が出るのかわかりません。

ですから、単純に「親が白髪だと子供も白髪になりやすい」ということはないのです。

遺伝だからと諦めてしまうと

このように、何もかも「遺伝」で片づけてしまうと、白髪が多い片親のDNAを受け継いでいないかもしれないのにもかかわらず、白髪が出たら「遺伝だから仕方がない」と諦めてしまいがちです。
しかし、そのことが後々問題になるかもしれません。

病気や身体や精神の異常を見逃してしまうかも・・・

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白髪を引き起こす原因はいくつもあり、遺伝はそのほんの一部です。
白髪の原因には以下のことが考えられます。

・加齢による色素形成細胞メラノサイトの機能低下
・栄養不足
・ヘアケアの方法や製品選びのミス
・ストレス
・病気

この中で最も恐ろしいのが、病気の症状の一つとして白髪が発生することです。
それに気づかず「遺伝だから」と放置しておくと、病気はどんどん悪化してしまいます。

安易に染め続けると取り返しのつかないことに・・・

白髪が増えてきたり目につきやすいところにばかり生えたりすると、つい染めたくなりますよね。
しかし、安価で購入できる市販の白髪染めやファッションカラー(おしゃれ染め)の多くは永久染毛剤で、色持ちはよいのですがその分薬剤がとても強くなります。
成分の酸化染料と過酸化水素は、ともに接触性皮膚炎やアレルギーを引き起こすことが知られています。

特に酸化染料のパラフェニレンジアミンは、アナフィラキシーショックを発症して死亡した人がいるほど危険な成分です。

EU諸国ではパラフェニレンジアミンに発がん性があることが確認できたとして、使用を禁止していますが、日本では白髪染めのほとんどに使用され続けています。
日本人はメラニン色素の少ない白人に比べると皮膚がんになる率は約20分の1とされていますが、それでも頻繁に頭皮につけるというのは不安です。

しかも、これらの化学薬剤は肌から浸透し蓄積されるとされ、ある日突然呼吸困難になったり皮膚がただれたりすることもあります。
肝臓がん、腎機能障害、白内障の原因になるともいわれており、取り返しのつかないことになりかねないのです。

遺伝以外の白髪の原因

確かに白髪の原因に遺伝が関係しているのは確かですが、それ以外にも多くの原因があるとされています。
その中でも次に挙げるものが、白髪4大原因です。

栄養不足、睡眠不足、運動不足等の生活習慣の乱れ

昔のように朝日とともに起き、真っ暗になったら寝る…という生活はもはや不可能。
色々と便利になったばかりにやることが増えてしまった現代社会で生きていると、栄養不足、睡眠不足、運動不足の不足づくしになってしまいがちです。

簡単に手に入るコンビニ弁当やスーパーのお惣菜は脂質や炭水化物が多く、タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しているものばかりです。
ファーストフードやスイーツも、脂質と炭水化物、添加物の塊です。
こういったものばかり食べていると栄養が偏り、髪の毛の健康を守れなくなってしまいます。

また、夜更かしによる睡眠不足も白髪の大敵です。
夜更かしする時というのはほとんどの場合、それまでの時間に脳が活動しており興奮状態になっています。

特にパソコンやスマホ、TVやゲーム機から発せられるブルーライトは脳を覚醒する働きが強く、いつまでも交感神経が活発に働いてしまいます。
するとなかなか眠くならず、眠ってからも副交感神経がすぐには優位にならないため、眠りが浅くなってしまいます。

私たちは熟睡中に分泌される成長ホルモンの働きによって血液を浄化し、細胞を新陳代謝させています。
これは入眠後の最初のノンレム睡眠(徐波睡眠)の時に最も多く分泌されますが、このノンレム睡眠は副交感神経が活発に働かないと訪れません。

そのため、夜更かしによる睡眠不足は成長ホルモンの分泌不足を招き、色素形成細胞メラノサイトの新陳代謝がうまくできなくなるため、メラニン色素を作れなくなって白髪になるのです。

また、運動不足も血行を悪くし、白髪の原因となります。
血行は、心臓と筋肉のポンプがうまく活動しないとよくなりません。
頭部は心臓から遠い上重力に逆らって血液を流さないといけないため、筋肉ポンプのサポートがないと届きにくくなります。

血液は筋肉に沿って移動する性質があるため、運動で筋肉を動かすことで全身に栄養素と酸素が十分に回り、頭皮と髪の毛の健康を守ってくれるのです。

運動不足になると血流が悪くなり、血液が頭皮の毛細血管に届かないことが続くと毛細血管はだんだん消滅してしまいます。
するとメラノサイトに届く栄養素や酸素が少なくなり、白髪になるのです。

PCやスマホの使い過ぎ、人間関係等のストレス

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パソコンやスマホの使い過ぎでもう一つ問題となるのが、目の使い過ぎによる眼精疲労です。
眼精疲労というのは目の回りの筋肉が緊張して凝り固まってしまう症状や、画面を凝視することによるドライアイなどを指します。
これらの症状は目の回りの血流を悪くし、特にこめかみなどの白髪を増やしてしまいます。

また、目は本来乾燥を防ぐために自律神経によってコントロールされ、随時まばたきをするようになっています。
ところが画面を凝視することで自律神経の働きが阻止され、結果的に自律神経が乱れてしまうのです。

それだけでも身体にとってはストレスですが、さらに人間関係等のストレスが拍車をかけます。
上にも書いたように、ストレスによって交感神経が常に活発になると筋肉や血管が収縮されます。
これは、人間にはストレスに対応しようとする本能があり、自然に全身が戦闘態勢になるためです。

筋肉が緊張して動かなくなると血液が流れにくくなる上、血管が収縮してしまうためにさらに血流が悪くなり、頭皮への栄養補給ができなくなり白髪の原因となるのです。

喫煙等の悪習慣、病気や身体や精神の異常

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、血管が収縮されます。
また、一酸化炭素の発生によって酸素が全身に運ばれなくなるため、酸欠状態になったメラノサイトや毛母細胞は正常な働きをすることができなくなります。

アルコールの過剰摂取も白髪の原因となります。
酒は百薬の長といわれますが、それは適量を守った時のことで、全身が弛緩し、副交感神経が優位になるため血行がよくなります。

しかし過剰摂取すると飲んでから数時間後に交感神経が活発になります。
飲み過ぎてけんかっ早くなるのも、これが原因とされています。

交感神経がずっと活発だとなかなか眠ることができず、アルコールやアルコールの分解物質で有害なアセトアルデヒドを分解することができません。
元々日本人はアセトアルデヒドを分解する酵素を持っていない、あるいは非常に弱い酵素しかない人の割合が44%といわれており、身体の中に老廃物や有害物質が滞留しやすいのです。

交感神経の働きのために血管が収縮され、さらに老廃物が血中に入り込んでいるため、細胞は充分な栄養素を摂取することができず、白髪の誘因となるのです。

また、白髪の原因が病気の場合があります。
たとえば、「白斑」という病気があります。
これはある部分の色素が抜けてしまう病気で、マイケルジャクソンが発症したことでも知られています。

これは先天的なもの(遺伝)と後天的なものがあり、後天的なものを「尋常(じんじょう)性白斑」と呼び、白斑の6割はこちらです。
この病気が頭皮に現れると、その部分に生える髪が白髪になります。
原因ははっきりしていませんが、自己免疫や自律神経の障害ではないかといわれています。

ほかに、40代以降の女性に多いのが「甲状腺機能低下症」です。
甲状腺ホルモンの分泌が減少し、血中の濃度が低くなります。
これも自己免疫や、自律神経の中枢である視床下部や下垂体に異常が起きて発症すると考えられています。
ホルモンの異常によってさまざまな症状が起こりますが、白髪の発生もその一つです。

その他、成長ホルモン分泌不全症や神経線維腫症、結節性硬化症などの場合にも、白髪が出ることが知られています。

さらに、ストレスから自律神経失調症を発症し、白髪を増加させることもあります。
ストレスは交感神経が常に活発になり血管を収縮させるため、頭皮の血行が悪くなり白髪ができやすくなります。

またストレスは活性酸素を生み出すため、髪の色素形成細胞であるメラノサイトを傷つけてしまい、白髪になるとも考えられています。

自律神経失調症の場合、副交感神経のほうがより活発になってしまう場合もあります。
すると血管が拡張し過ぎて血流が遅くなるため、やはり血行不良を引き起こし、白髪の原因となるのです。

頭皮の環境悪化による血行不良

頭皮は脳を覆っている重要な組織でもあり、本来であれば最もケアしなければならないところです。
ところが実際にはシャンプーするくらいで、紫外線防止のケアをしたり、頭皮マッサージを毎日したりしている人はあまりいないのではないでしょうか。

頭皮は一年中紫外線を浴びているため、水分が蒸発して乾燥しがちです。
また、頭皮の奥にある毛細血管を劣化させてしまいます。
それらの原因で頭皮、特に頭頂部の皮膚や血管が柔軟性を失い、どんどん硬くなってしまいます。

頭部には前頭筋・側頭筋、後頭筋があり、柔らかければそれぞれが動くはずなのですが、ほとんどの人が後頭筋以外の部分はカチカチになっているはずです。
筋肉が動かなければ血流が悪くなりますから、耳から下にある後頭筋部分以外は血行不良になってしまうのです。

さらに、頭頂部には筋肉がなく、「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」と呼ばれる膜を前頭筋と後頭筋が引っ張るかたちになっています。
そのため、ほかのどの部分より血行が悪くなりがちなのです。

白髪の予防・改善法

白髪の原因が遺伝だけでないことはおわかりいただけたでしょうか。
ここからは、遺伝があるにせよないにせよ、予防や改善につながると思われる方法をいくつかご紹介しましょう。

栄養バランスや白髪改善効果を考慮した食事を摂る

最初に遺伝と環境の関係について記載しましたが、食事による「後天的遺伝」があるのをご存知でしょうか。
白髪の多い家族がいて、その家族と同じ生活をしていると体質が似てきてしまい、白髪が増えやすいというものです。

暴飲暴食や栄養の偏り方が同じであれば体質は似てきますし、元々似た体質だからこそ同じ食生活の好みがあるともいえます。
そういった生活を長く続けていると、遺伝的要素がなくても白髪になりやすくなります。

ですから、家族に白髪が多い人がいる場合、いつも意識して食事内容を考えるようにしなければいけません。

栄養バランスの取れた食事をし、さらに白髪改善効果があるといわれる亜鉛や銅、カルシウム、ヨウ素などのミネラル、ビタミンB群などを多めに摂りましょう。
ビタミン・ミネラルのサプリメントを摂取すると手軽ですが、これらの成分は海藻や大豆類にも多く含まれています。

悪習慣を改め、規則正しい生活を送る

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周りとのつきあいもありますから、完全に規則正しい生活を続けることは困難です。
しかし、これだけはやってほしいのが、「交感神経と副交感神経のバランスを取る」ことです。
交感神経は常に優位になりがちですから、副交感神経を活発にすることを意識して生活しましょう。

たとえば、こんなことをお勧めします。

・ゆっくり入浴する
・エッセンシャルオイルを嗅いでリラックスする
・リラックスできる環境音楽を聴く
・ヨガやストレッチをする
・ベッドに横になり、10分ほど深呼吸を続ける

ある人が「陽だまりの縁側で猫をなでているおばあちゃんの感じ」と言っていましたが、そのくらいリラックスできるように心がけてください。

自律神経のバランスが取れるようになると、不思議と夜は22~23時頃眠くなってきますし、暴飲暴食も抑えられるようになります。
もちろんストレスも溜まりにくくなりますので、ぜひお試しください。

頭皮のケアや頭皮に良い習慣を実践する

リラックスに良いもう一つの方法が、頭皮マッサージです。
筋肉や膜がガチガチになっている頭皮をマッサージすると、少しずつ柔らかくなり血行がよくなるのです。
さらに、毛細血管は運動によって新たに作られることがわかっており、マッサージで頭皮を運動させてやれば毛細血管が増え、血行がよくなることで白髪の予防や改善になります。

もう一つ、頭皮ケアで忘れてはいけないのがシャンプーです。
皮脂が乾燥しがちなのに高級アルコール系シャンプーを使用すると、その強い洗浄力で皮脂や水分がさらに失われてしまいます。

逆に皮脂が多いのにアミノ酸系シャンプーで洗うと、汚れが取れきれず雑菌の温床になってしまったり、紫外線によって酸化して頭皮の状態を非常に悪くしてしまったりします。

女性は特に年齢とともに皮脂の分泌が衰えますので、できるだけアミノ酸系シャンプーを使用し、気になる時は二度洗いすると良いでしょう。

ゴージャスなCMについひかれがちですが、大手メーカーが大々的に宣伝しているシャンプーのほとんどが高級アルコール系で、ぱさつきを抑えるためにシリコンなどのコーティング剤を配合しています。
このコーティング剤によって炎症などを起こす場合がありますので、注意が必要です。

注意事項

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最後に、若白髪に悩む人に注意していただきたいことをまとめました。

若白髪の人は白髪染めに最大限の注意を払うこと

最近は10代でも若白髪に悩む人が増えています。
10代の場合、環境や生活習慣による影響がまだ強く出るとは思われず、遺伝的要素が強いと考えられています。

10代といえば「白髪染め」など使用したくないからと「ファッションカラー(おしゃれ染め)」を使うことが多いのですが、ファッションカラーは白髪染め以上に問題があります。

ファッションカラーには元の髪をブリーチするために、過酸化水素が多く配合されています。
この過酸化水素にはメラニン色素を作る時に必要なチロシナーゼという酵素を破壊し、髪を黒くする機能を失わせてしまう働きがあることがわかっており、使用し続けるとどんどん白髪が増えてしまいます。

白髪を隠したために白髪が増えては本末転倒ですから、刺激のできるだけ少ないカラーリング剤を使用しましょう。
ヘアカラートリートメントやヘアマニキュアは定番ですが、若い人に人気のカラーバターで明るい色に染めて、白髪を目立たせなくするのも手ですよ。

いかがでしょうか。
白髪が遺伝かどうかは、絶対的な問題ではないことがおわかりいただけたでしょうか。
遺伝だと諦めるのは、すべてのケアをしても効果が全くなかった場合まで、保留しておきましょう。

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