後頭部にまとまって生える白髪には何か意味があるの?原因は?-美髪ラボ

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後頭部にまとまって生える白髪には何か意味があるの?原因は?
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白髪と東洋医学の関係に注目です

白髪はどこに生えてきても嫌なものですが、部位によって意味があるという説をご存知ですか?
西洋医学では白髪の部位についての研究はほとんどありませんが、東洋医学で見るとどうやらツボと関係があるようです。

詳しく見ていきましょう。

後頭部の白髪の特徴と注意点

後頭部の白髪は自分では気づきにくいだけに、いつ頃から増えてきたのかわかりませんよね。
実は、後頭部は頭部の中でも他のところと少し違うのです。

後頭部は比較的白髪が生えるのが遅く、気付き難い

後頭部は白髪が生えるのが最も遅い部位だといわれています。
原因として考えられるのが、頭部の中で最も皮膚が柔らかいということです。
触ってみるとすぐにわかるのですが、例え頭頂部の皮膚がガチガチに固まっていても、首から後頭部にかけては比較的弾力がありますよね。

肩などと同じく、頭皮も血行が悪くなると硬くなってガチガチになります
しかし、図を見るとわかるように耳の上あたりまでは動脈が通っており、頭頂部などに比べると血流が良いため、硬くなりにくいのです。

血流が良ければ栄養や酸素も届きやすくなるため、白髪になりにくいのだと考えられています。

もう一つ可能性として考えられるのが、後頭部と側頭部は「無性毛」といわれ、性ホルモンが関係していないということです。
白髪が増えるのは女性ホルモンの減少と関係があります
出産後すぐに抜け毛が始まり、その後少しして白髪が一気に増えることがよくありますが、これは女性ホルモンのエストロゲンに髪を健康に保つ働きがあり、出産後一気に減少するからです。

後頭部や側頭部は性ホルモンの影響を受けることがないため、女性ホルモンが減りだす40代を過ぎても白髪になりにくいのではないかと考えられます。

このような理由により、後頭部は元々白髪が生えるのがほかの部位に比べて遅い、あるいは少ないので気づきにくいのです。

短期間に狭い範囲に集中して生えた場合には要注意

そのような理由があるにもかかわらず後頭部の狭い範囲に集中して白髪が生えてきた場合、よほど血流が悪くなっているか、色素形成細胞のメラノサイトに何らかの異常が起きている可能性があります。

また、ある内臓や組織に問題があり、そのサインとして白髪がまとまって生えることがあります。

後頭部の白髪の原因と対策

西洋医学には、「白髪」はどこに生えても「白髪」であり、その部位までこだわって考えるという発想はないようです。
しかし、ツボや経絡で全身を診る東洋医学には、頭皮にも独自の考え方があります

特定の部分に生える白髪で参考になるのは東洋医学の考え方

東洋医学では、全身には「経絡(けいらく)」という、エネルギー・血液・水分を全身に送る通路が走っていると考えています。
縦の通路を「経脈(けいみゃく)」、経脈から分かれた横の通路を「絡脈(らくみゃく)」といい、その要所要所に「ツボ」があります。

経脈は身体を上下に流れており、「肝系」「肺系」「腎系」など、各臓器系統に分かれています。
一つの経脈が上下に通っているので、例えば肺関係のツボが手の親指の先にあったり鎖骨のそばにあったりしますが、すべて1本の経絡(この場合は手の太陰肺系)でつながっています。
この経絡とツボは頭部にもあり、ある特定の部分にまとまって白髪が生えている場合、その経絡やツボにつながる臓器や組織に問題がある可能性があります

また、中国医学では、白髪の原因として「胃」「肝」「腎」の3つに問題があると考えます。

ここでいう「胃」「肝」「腎」はそれぞれ西洋医学で考える腎臓・肝臓・胃とは若干違います。

「胃」は西洋医学の胃とほぼ同じで、「水穀(飲食物)の受納と腐熟(消化)」を行ないます。

「肝」は西洋医学でいう肝臓の働きのほか、自律神経を調節し、新陳代謝を促進し、全身のエネルギーをコントロールすることで心身を安定させる働きがあります。
また、血液の貯蔵と分配も行います。

「腎」は生命の源で、生殖、成長、ホルモン分泌、免疫力強化、水分コントロール、泌尿器の機能維持など、非常に多岐にわたる働きがあり、西洋医学でいう腎臓・副腎、生殖器などの働きをしています。

後頭部の白髪は、腎臓・生殖器・泌尿系トラブルの恐れ

中国医学での白髪の原因となる3つの臓器のうち、後頭部に関係しているとされるのが「腎」です。
「腎」は腎臓・生殖器・泌尿器系を司っているため、後頭部に白髪が増えたということは、これらに何らかのトラブルがある可能性があります。

また、このイラストでわかるように、後頭部には「督脈」「膀胱経」「胆経」「三焦経」の経絡があります。

「督脈」は自律神経や生殖器、「膀胱経」は腎臓や泌尿器、生殖器、目、「胆経」は解毒や胃腸、「三焦経」は老廃物の排出などと関係があるとされており、白髪の位置とそのツボによって若干は違いますが、おおむね腎臓・泌尿器・生殖器に関連したトラブルがある可能性があります。

さらに、最初に西洋医学的見地から「後頭部には白髪は生えにくい」とご説明しましたが、生えにくいはずの部位に生えたということは、東洋医学的見地に照らし合わせると「生命エネルギーが枯渇し出した」ということになります

腎は20代が最も生命力にあふれており、それ以降少しずつエネルギーが減っていきます。
減少を完全に食い止めることは不可能ですが、生活習慣や食生活などの調整によってエネルギーの減少をできるだけ抑えることは可能とされています。

しかし、最近は食生活が乱れ、喫煙、アルコール、睡眠不足などの生活習慣やストレスなどで、腎のエネルギーをどんどん減らしてしまう人が増えています。
これを中国医学では「腎虚」といい、年齢に関係なく腎の機能が衰えてしまっている状態です。

つまり、後頭部に白髪が増えてきたということは、生命力が衰えてかなり老化が進んでいるということなのです

気になる症状がある場合は早期に医師の診断を

1か所だけで実際のトラブル箇所を判断することはできませんが、可能性として思い当たることがあれば、一度鍼灸治療院で診察を受けてみてはどうでしょうか。

また、最近は西洋医学の病院でも漢方系の治療を行なってくれる専門外来があるところが増えています。
鍼や灸で直接ツボを刺激したほうが効果は出やすいですが、健康保険対象外のため高額になりがちです。
漢方薬は効き目が穏やかで治療に時間がかかりますが、白髪ではなく内臓や組織の治療ということになれば保険対象となりますので、専門外来のある病院で相談してみてはいかがでしょうか。

簡単に「腎虚」による症状をまとめましたので、チェックしてみてください

内臓・組織 症  状
全身 疲労・倦怠感、体力の衰え、免疫力の低下、冷え性、筋肉がつる、ほてる、のぼせる、暑がりなど
頭・脳 不眠症、健忘症、めまい、不安感など
髪・頭皮 白髪、脱毛、髪のコシ・ハリ・ツヤの減少
皮膚 乾燥肌
聴力低下、耳鳴り
色が悪い、裂け目がある、乾燥
腰痛、足腰が弱い・疲れやすい、骨粗しょう症
生殖器 不妊症、生理不順、早産・流産、精力減退
呼吸 息切れ、動悸、喘息、呼吸が浅い
尿 頻尿、乏尿、尿漏れ、排尿障害
便 便秘、下痢

腎虚には細かく分けて5種類あり、それぞれのタイプによって相反する症状がありますが、すべてあてはまらなくても腎虚の可能性があります。

腎虚を治す食べ物ってあるの?

中国医学では、各臓器を強くする食べ物に色や形状を当てはめています。
「腎」に効果のあるのは「黒い食べ物、粘る食べ物」です

  • 黒ゴマ
  • 黒豆
  • 木の実
  • 黒米
  • ひじき
  • 山芋
  • おくら
  • なめこ

日本でも疲れには粘るものが良いといわれていますが、こういった食材を、特に夕食に摂るようにすると効果的です。

また、腎虚とは生命力が弱っていることですから、上記の食べ物にこだわらずとにかく栄養のあるものをしっかり摂ることが必要です
胃腸も弱り気味ですから、量を摂ることよりしっかり噛むことを意識しましょう
よく噛むと唾液に含まれる酵素が食べ物の消化を助けてくれるので、胃腸の負担が軽くなりより多く吸収できます。

白髪は染めましょう。自分で染めるのが難しい場合はプロに任せましょう

東洋医学では、髪の毛が伸びている限り白髪といえども生きているのだから、また黒髪が生えてくるはずだ、と考えています。
しかし、弱っている「腎」を強化するには時間がかかりますし、その部分の白髪をそのまま放置しておく訳にはいきませんよね。
今生えている白髪が途中から黒く変化する可能性はありますが、白髪部分まで黒くなることはあり得ません。
かといって、後頭部の髪を根元からカットするのは難しいですし、まとまって生えている白髪をカットするのも変ですから、ここは染めてしまいましょう。

ここで大切なのは、腎が弱っているということは頭皮や細胞も弱っているのですから、刺激のある成分は極力使用しないことです

一般的な白髪染めはアルカリ剤で髪のキューティクルを開き、過酸化水素で髪を漂白し、酸化染料で色をつけるものです。

人間の頭皮は弱酸性なので、アルカリ剤が刺激となって肌荒れすることがあります。
また、過酸化水素は白髪を誘発するとされる成分で、色素形成細胞のメラノサイトやメラニン色素の生成に必要な酵素を破壊してしまいます。
ただでさえ腎虚で弱っている細胞はひとたまりもないかもしれません。
さらに、酸化染料も毒性が強く、かぶれやアレルギーを引き起こします。

こういった成分は洗髪後シャンプーしても経皮吸収されますし、腎虚で抵抗力が弱くなっているため反応が強く出てしまう危険性があります。

そこで、ヘアカラートリートメントやヘアマニキュアをお勧めします
ヘアカラートリートメントの多くは主に天然系の色素を使い、さらに頭皮や髪に栄養を与え、血行を良くする成分が含まれています。
無添加のものも多く、敏感な肌でも安心して使用することができますし、シャンプー時に染めるので回りの汚れを気にすることもなく、手軽にできます。
1回では染まらないため、最初は数回続けて染める必要がありますが、一回色が入ればあとは1週間に1回程度で色を保つことができます。

また、ヘアマニキュアは髪の根元につけないため、白髪を完全に隠すことはできないものの頭皮への悪影響はありません。
ヘアマニキュアは美容院でも「酸性カラー」の名称で取り扱っているところが多く、染めにくい後頭部もきれいに染めてくれます。
市販のものはなかなか色がつきにくいといわれているので、最初は美容院にお願いし、あとは自分で染めるとよいでしょう。

白髪自体老化が原因ではありますが、後頭部の白髪が「生命エネルギーの枯渇」だと聞いてショックを受けたでしょうか。
しかし中国医学はWHOでも認めた治療法ですから、白髪改善のためだけでなく全身を若返らせるためにも一度治療を受けてみるのもいいかもしれませんよ

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