おしゃれ染めで白髪を染めるにはどうすればいいの?やっぱり無理?-美髪ラボ

リカラ
ホーム > 美髪ラボ > 白髪染め > おしゃれ染めで白髪を染めるにはどうすればいいの?やっぱり無理?
kamigata
おしゃれ染めで白髪を染めるにはどうすればいいの?やっぱり無理?
  • facebook
  • twitter
  • LINE
おしゃれ染めで白髪を染めることはできる?

おしゃれ染めって、色々なカラーがあってステキですよね。
白髪染めだと似たような色のトーンを変えているだけで、「濃いか薄いか」「明るいか暗いか」程度の差しか出ません。

甘やかなピンク系やアッシュ系、ラベンダー系のカラーが光に透けて見えるのってとっても女らしくてチャーミングですよね。
おしゃれ染めで白髪を染めることはできるのでしょうか。

おしゃれ染めと白髪染めの違い

chigai

一度でも白髪をおしゃれ染めで染めた経験のある人なら、色が入らないことにがっかりしたのではないでしょうか。
「染める」ということは同じなのに、一体何が違うのでしょうか。

おしゃれ染めと白髪染めは何が違うの?

gimon

おしゃれ染めと白髪染めの違いは、簡単にいうと元の髪に黒い色素をどれだけ残すか、ということです。
おしゃれ染めの場合、元の髪色をできるだけ脱色して白に近づけることによって、新しいカラーを入れます。

白髪染めは、元の黒髪と染める色のトーンを合わせるために若干脱色し、白髪が黒っぽく染まるように染毛力を強くしてあります。
つまり、おしゃれ染めは脱色力が強く、白髪染めは染毛力が強いのです。

下に挙げたのはhoyuの成分表ですが、これを見るとわかりやすいのではないでしょうか。
おしゃれ染め(黒髪用)は染毛力に比べてブリーチ力が非常に高くなっている反面、染毛力はそれほどでもありません。

これは、色が抜ければ染毛力が高くなくても色がきれいに入るからです。
ただ、白髪染めほどには定着力がないので、色落ちは早くなります。

対して白髪染めは、明るい色ほどブリーチ力が高くなりますが、それでも黒髪用より弱めで、染毛力は強くなっています。
暗めの色に染める場合は、元の髪に近いのでブリーチする必要がそれほどなく、その分白髪を黒く染めなくてはいけないため、染毛力が非常に強くなるのです。

ヘアカラーで髪が染まる仕組み

おしゃれ染めも白髪染めも、基本的に成分は同じです。
1剤には酸化染料とアルカリ剤、2剤には酸化剤(過酸化水素)が入っています。

アルカリ剤には髪の表面にあるキューティクルを開き、薬剤をコルテックスという髪の層に浸透させる働きがあります。
コルテックスにはメラニン色素が含まれています。

混合液を髪の表面に塗ると、アルカリ剤によって開いたキューティクルから入り込みます。
さらにアルカリ剤が酸化剤(過酸化水素)を化学反応させ、酸素を発生させてメラニン色素を分解することで髪の色を抜きます。
それと同時に酸化染料を発色させます。

発色した染料はキューティクルの間から入り込み、中で分子が結合します。
すると分子サイズが大きくなり、キューティクルの隙間から外に逃げることができなくなり、色が定着するのです。

おしゃれ染めを白髪染めの代わりに使える?

kamigata

おしゃれ染めは染毛力が弱いため、白髪には色が入りにくいということがおわかりいただけたと思います。
では、髪を全体的にブリーチし、その後おしゃれ染めをすれば色はある程度入るのでしょうか。

残念ながら、入らないようです。
というのは、髪をブリーチしてからカラーリングするには、ブリーチ時にメラニン色素を化学反応させることが前提になっています。

ところが白髪にはすでに色素がないため、化学反応を起こすことができません。
同じように白くても、白髪とブリーチした髪では構造が違ってしまっており、染毛力の弱いおしゃれ染めでは長時間染めても白髪部分にはほんのりとしか色が入らず、奥まで浸透していません。
そのため、シャンプーなどで一時的にキューティクルが開いた時に抜けてしまうのです。

おしゃれ染めで白髪を隠すには

では、白髪は白髪染め以外で隠すことはできないのでしょうか。
白髪の量や場所、染める明るさなどによってはおしゃれ染めでも大丈夫かもしれません。

おしゃれ染めと白髪染め、その見極め方

例えば白髪の割合が少なかったり、目立たない場所に生えていたり、髪を結べばほとんど隠れてしまうようであれば、おしゃれ染めでも対応できます。

頭頂部の白髪は帽子や太めのヘアバンドで隠してしまえば大丈夫。
顔の回りも髪で隠せるようなカッティングやパーマにすれば、おしゃれ染めのきれいな色を楽しむことも無理ではありません。

【逆転の発想】髪の毛全体を明るくすると・・・

また、逆転の発想で髪の毛全体をできるだけ明るい色で染めるという方法があります。
量が多い場合は難しいですが、それほど多くないのであればおしゃれ染めで全体を明るくし、白髪を目立たせなくするのです。
さらにゆるくパーマをかければ、光の加減でもっと白髪が目立たなくなりますからお勧めです。

ただ、特に頭頂部など目立つところに白髪が増えてくると、染めた色・元の色・白髪の3色がはっきり見えるようになってしまいます。
ですから、元の髪色がかなり黒い人にはお勧めできません。

お洒落な女性にはハイライトやウィービングもお勧め

お洒落な女性の間で流行しているのがメッシュ、ハイライトやローライト、ウィービングです。
これは髪の少量を束にして、その部分だけ明るめあるいは暗めの色を入れること。
メッシュ~ハイライト・ローライト~ウィービングの順に束の太さが細くなります。
全体的に入れるとこんな感じです。

前髪のあたりに白髪が多い人はこんな感じに。

髪の毛を根元から毛先までハイライトするのではなく、毛先や中間部、根元など一部だけハイライトを入れるのが「ポイントハイライト」です。
位置をランダムにすると、白髪が目立ちません。
ダメージも少ないのでお勧め。

特にお勧めなのが、「ショコラスターカラー」にハイライトを入れる方法です。
ショコラスターカラーはブリーチなしで染められると人気のカラーで、アッシュ・ブラウン・ブルーを重ねた色合いです。
光の加減で色が変化するため、さらにハイライトを入れると白髪が目立ちません。

また、アッシュ系のグレーもブリーチなしで透明感やツヤが出やすく、色落ちしてもニュアンスのある色が楽しめるのでお勧めです。

自分で髪全体にメッシュやハイライトを入れるのは困難ですが、顔の回りや横の部分、毛先のほうだけというのであれば、自分ですることもできます。
やり方は簡単ですが、慣れるまではほかの髪まで染めないように慎重に。

①輪ゴムで、染める髪の毛を結ぶ
②その下にアルミホイルを入れ、下に手を入れて手で支えながら、他の髪が染まらないように塗る
③染め終わったらそのアルミホイルで髪をくるみ、時間を置く

途中で何度か色をチェックし、気に入ったところでシャンプーします。
最初のうちは色の加減が難しいので、書かれている時間より短めにしたほうが安心です。

現在の白髪染め事情

おしゃれ染めでは白髪が目立つほどの量になったら、白髪染めに切り替えましょう。
やはり白髪染めのほうが違和感なくきれいに染まりますし、市販品ならリタッチも簡単です。

今の白髪染めは性能も良く色の種類も豊富

白髪染めは以前は3~4色しかなく、黒っぽいものばかりでした。
元の髪が今以上に黒い人が多かったことや、あまり明るい色だと年齢に合わないという考えがあったからだと思われます。
しかし今はかなり明るめの色が販売されるようになりました。

例えば花王のシャイニングヘアカラーを例に取ると、1~3の間でピンク系やアッシュ系もあり、以前と比べてかなり明るめの色が入るようになっています。

最初から明るい色に染めれば白髪との色の差が目立ちにくくなりますから、すぐにリタッチする必要はありませんし、リタッチや全染めの回数が減れば髪の毛や頭皮のダメージを減らすことができます。

白髪染めとおしゃれ染め、どっちが髪にダメージがある?

damege

白髪染めの明るい色とおしゃれ染めの暗い色では、あまり差がありません。
しかし、ダメージに関しては違いがあります。

最初に書いたように、ヘアカラーする際には必ず染毛とブリーチという工程が入ります。
この中でもブリーチは非常に髪にダメージを与えます。

アルカリ剤でキューティクルを開くことで、その中のコルテックス部分にあるタンパク質や水分が抜けやすくなり、髪がパサパサになってしまいます。
するとシャンプーの際ギシギシになったり、ドライヤーの熱で水分が飛び過ぎてさらにパサパサになります。

スタイリングしようとしても、くせがつくコルテックスが損傷してしまっているため形がつきづらく、長持ちしません。
さらに、新しい色に染めてもすぐに色落ちしてしまい、1か月程度しか持たなくなります。

ブリーチというのはこのように大変髪にダメージを与えるのですが、黒髪の色を抜くのは簡単ではありません。

日本人のメラニン色素は黒っぽいですが、これは黒褐色のユーメラニンと赤黄系のフェオメラニンという2種類の色素が配合されてできた色です。
この2つの色素を破壊することで色を抜いていくのですが、特にフェオメラニンは破壊されにくいため、オレンジ系の黄色っぽい色が残りがちになります。

白髪染めの場合、黄色っぽい色が残っても茶系~黒系に染めるので問題はないのですが、おしゃれ染めの場合よりきれいに発色させるためにブリーチ力を強力にして、黄色っぽい色を極力排除させています。
そのため、おしゃれ染めのほうが黒髪の部分はきれいな色になりますが、ダメージを受けやすいのです。

自信がない人や髪のダメージが気になる人はプロに相談を

biyoushi

自分で染めるのは自信がない、染めて傷んだ経験があるので不安…そんな方はプロにお願いしてみるという手もあります。

市販のおしゃれ染めや白髪染めは全体の容量が決まっていますから、限られた量の中で染毛力と脱色力のバランスを取らなければいけません。

しかし美容院なら量を調節できますから、技術力のあるお店なら脱色力も染毛力もある程度あるカラー剤を作ることができるのです。
もちろん、白髪は今後も染めるものですからリタッチのことも考えなくてはいけませんし、ブリーチ剤は非常に髪の毛を傷めます。

ですから、技術力のない美容師の手にかかると白髪は染まらず髪の傷みだけがひどいということにもなりかねません。
カラーリング技術のある美容院を選びましょう。

余談ですが、欧米のヘアサロンでは白髪染めに明るい色を使用することも可能なところが結構あるそうです。

日本と違い色々な髪色が存在する欧米では、その分技術が進んでいるということかもしれません。
また、欧米人の髪質は日本人よりキューティクルが厚く、ブリーチしても損傷が少ないという理由もあるようです。

海外旅行の際、冒険してみても良いかもしれませんね。
白髪を染めるのは、一度始めたらずっと続けなければいけません。
とても面倒な上に髪の毛や頭皮を傷めますから、年とともに弱っていく髪の毛にムチを入れているようなもの。

思い切ってヘアマニキュアやヘアカラートリートメントに切り替えるのも良いかもしれません。
髪や頭皮を傷めにくく、頭皮環境を改善する成分が入っているものがたくさんあります。

ヘアマニキュアは頭皮につかないよう染めるので、髪の根元までは染められません。
そのため、美容院でヘアマニキュアをしてもらい、数日後に自分でヘアカラートリートメントで染めるという方法をしている人が多いようです。

ヘアカラートリートメントと白髪染め・おしゃれ染めは成分の相性の問題で髪が緑色になってしまうことがありますので、一度ヘアカラートリートメントを使い出したら全体を染める時はヘアマニキュアを使うようにしましょう。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
利尻ヘアカラートリートメント