カラートリートメントは安全だけど染まるのに時間が掛かる・・・どうにかならないの?-美髪ラボ

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カラートリートメントは安全だけど染まるのに時間が掛かる・・・どうにかならないの?
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カラートリートメントを早く安全に染めるには?

最近TVや雑誌、ネットではよくカラートリートメントのことが掲載されています。
2剤式の白髪染めを使用して髪や頭皮にダメージを受けた人にとって、「髪を傷めず、ケアしながら染まる」カラートリートメントは救世主です。
しかし、白髪染めと同じ感覚で使用すると期待と違う、とがっかりすることも。

しかし、使い方さえ覚えれば、こんなに便利なものはありません。
今回は、特に「染まるのに時間がかかる」という点について、その理由と解決方法を紹介します。

カラートリートメントに対する評価

カラートリートメントは、各メーカーがどのように宣伝していても、あくまで主体はトリートメント作用であり、髪を傷めないことが大前提です。
その点を理解しないと、どうしても不満が出てきてしまいます。

カラートリートメントの評価は二極化している

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これまで2剤式の白髪染めを使用していて、頭皮がかぶれたりアレルギーを起こしたりした人からすれば、刺激がほとんどなく、しかもそれなりに染まるということは非常にポイントが高くなります。
もしかしたら一生髪を染められないかも、と思っていたのに白髪が目立たなくなったのですから、それだけで十分満足です。

しかし、頭皮にこれといった問題は起きていないけれど髪が傷んできたから、あるいは流行っているから、といった理由でカラートリートメントを使用すると、白髪染めと同じ仕上がりにならないため、がっかりすることが多いのです。

低評価の大半は「染まらない」「時間が掛かる」

低評価の最も多いものは「染まらない」ですが、染料のタイプが違うので当然なのです。
2剤式白髪染めはせっかく閉じているキューティクルを無理にこじ開けて、髪を傷んだ状態にします。
こじ開けたキューティクルの奥にあるメラニン色素をブリーチ剤で破壊し、メラニン色素の代わりに酸化染料で色をつけます。

その後、酸化染料の分子同士がくっついて大きくなり、こじ開けたキューティクルの間から抜け出られなくなるため、色が定着するのです。

しかし、開いてしまったキューティクルは二度と元のようには閉じません。
そのためシャンプーごとに髪の奥にある水分、タンパク質、脂質がどんどん抜けていき、髪の中がスカスカになってしまうのです。

スカスカになった髪はさらに染料が入りやすくなり、ますますダメージを受ける…の繰り返しで、最後には髪がボロボロになってしまいます。

カラートリートメントは、髪をボロボロにする成分は含まれていません。
キューティクルを開かせるアルカリ剤がないためキューティクルは閉じたままで、わずかな隙間から分子の小さいHC染料が入り込みます。

また、キューティクルの表面には塩基性染料がイオン作用で吸着します。
しかしHC染料には吸着力がなく、分子も小さいため、キューティクルの隙間から抜け出しやすいという欠点があります。

さらに塩基性染料もそれほど強く吸着していないため、2つの染料はシャンプーごとに落ちてしまい、色持ちがあまり良くないのです。
特に塩基性染料はプラスの電荷を帯びているため、髪がマイナスの電荷を帯びている時、つまり髪が傷んでいるほどよく吸着する性質があり、髪が健康なほど色落ちは早くなります。

一方、「時間が掛かる」の低評価については、2剤式の白髪染めが髪にわざとダメージを与えて染料を入り込ませているのに対し、カラートリートメントは染料を自然に入り込ませたり吸着させたりするため、時間が掛かってしまうからです。

このように、髪をわざと傷めて染める2剤式白髪染めと、髪に与えるダメージを極力弱くして染めるカラートリートメントでは、作用自体が全く違うのです。

一度傷んだ髪は二度と元には戻りません。
それどころか、白髪染めを長期間使用しているとどんどん髪が細くなったり途中で切れたりしてしまいます。

カラートリートメントは髪を傷めない、ということを一番大切にしていますから、どうしても強力な酸化染料は配合できないため、染まりが悪くなるのです。

また、髪の毛だけがダメージを受けるのならまた生えてきますが、白髪染めの恐ろしいところは頭皮から浸透し、細胞の機能を低下させてしまうことです。
口から摂取するものと比べ、経皮吸収された化学物質は長期間体内に留まるといわれます。

2剤式のヘアカラーや白髪染めに配合されている酸化染料はアレルゲンとして旧表示指定成分になっており、アナフィラキシーショックで死亡した例もあります。
さらに、2剤に配合されている過酸化水素は蓄積されると白髪の原因となることがわかっています。
つまり、ヘアカラーや白髪染めを使えば使うほど、白髪を増やしていることになるのです。

カラートリートメントの染まりが悪いからと白髪染めに逆戻りする人がいますが、アレルギーはある日突然発症します。
かゆみや発赤、ただれ、嘔吐、頭痛、呼吸困難などの症状がいつ襲ってくるかもしれないことは覚えておいてください。

カラートリートメントで染まるまでの時間を短くするには?

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カラートリートメントを使い慣れてくると、自分なりの方法が出来てきます。
人によってやり方は違いますが、ここだけは押さえておきたいというポイントを挙げました。

まずは自分の髪質や状態をチェックしましょう

白髪染めもカラートリートメントも、髪が傷んでいるほど染まりやすくなります。
髪が傷んでいるというのはキューティクルが開いていたり剥がれたりしている状態のことで、HC染料が入り込みやすいのです。
さらに塩基性染料も髪が傷んでマイナスの電荷を帯びているほど吸着力が高まります。

逆に健康でキューティクルがしっかり閉じているとHC染料が隙間から入り込みにくくなりますし、マイナス電荷を帯びていないため塩基性染料の吸着力が弱くなるため、染まりが悪くなり、色落ちも早くなります。
また、太い髪ほどキューティクルの層が厚いことが多く、やはり染料が入りにくくなります。

自分の髪の状態を知るためには、美容院で聞いてみるのが一番です。
トリートメントやコンディショナーで髪の表面を覆ってしまっていると自分の髪の状態がわかりにくいので、一度美容院でシャンプーしてもらい、その時に髪質や状態を聞いてみると確実です。

自分でできる簡単な見分け方としては、髪をひとつまみ取り、親指と人差し指で毛先を持ちます。
反対側の人差し指でまず根元から毛先に向けて軽く触れ(①)、次に毛先から根元に向けて同じように触れます(②)。

①と②の指触りが全く変わらない場合、キューティクルが剥がれて失われてしまっている可能性があります。
②の時にかすかに引っかかるような感じがしたら、キューティクルが閉じている証拠ですし、かなり引っかかるようならキューティクルが開いています。

しかしコーティング剤で髪が覆われている場合、健康な髪でも指触りが①と②で変わらないこともありますので、あくまで目安としてください。

初回は乾いた髪に塗り放置時間を長めに取る

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カラートリートメントには、シャンプー後に使用する方法とシャンプー前に使用する方法があります。
説明書にシャンプー前の方法も書いてある場合は、まずそちらで試してください。
シャンプー後は髪が水分を含んでいるため、染料が薄まったり浸透しにくくなったりすることがあるからです。

一番良いのは、ノンシリコーンシャンプーで洗髪し、トリートメント剤などをつけずにそのままドライヤーで一旦乾かしてから塗布することです。
シャンプーやトリートメントにはシリコーンなどのコーティング剤が配合されていることが多く、染料が浸透するのに邪魔になるのです。

使い方ですが、手で特にしっかり染めたい部分にたっぷり塗り、その後目の粗いクシで全体に満遍なく染料がつくようにします。
顔の回りや生え際、分け目やつむじ部分はさらに見えなくなるくらいたっぷり塗るとより効果的です。

使用量の目安が書かれていても、初回はその2倍くらい使用したほうが髪の奥までよく染まります。
後ろ側もきれいに染めるには、ヘアクリップなどで髪をパーツごとに分け、根元からしっかり塗ってください。

その後放置するのですが、初回は書かれているより長い時間放置するようにしましょう。
特に髪が太い人や多い人など、白髪染めで染まりにくかった場合は書かれている時間の1.5倍~2倍程度放置するとより良く染まります。
なお長時間塗布するので、頭皮への刺激がないようできるだけ無添加成分が多い製品がお勧めです。

保温キャップ、ラップ、蒸しタオルを使って温める

全体にしっかり塗ったら、ラップやシャワーキャップをかぶり、さらにアルミなどでできた保温キャップや蒸しタオルなどで全体を覆いましょう。

キューティクルは温めると開くという特徴があるので、このようにすることでキューティクルが自然に開き、染料がより早く奥まで入り込みやすくなるのです。
特に頭頂部は体温が低めのことが多いので、しっかり温めましょう。

ドライヤーを使うと更に時間を短縮できます

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放置している時にドライヤーで温風をかけるとさらにキューティクルが開きやすくなるので、時間を短縮でき、しっかり染まります。

髪に直接温風を当てるとダメージを受けやすくなり、液が垂れてくることもあるので、キャップやタオルの上から使用してください。
ドライヤーの時間は大体5~10分程度が目安です。

この後、人によってはシャンプーは使用せずお湯で洗い流すだけのほうが良い、という人もいますが、どうしても染料が落としきれず、服や寝具を汚しやすくなりますし、かゆみや炎症を起こす危険性もあります。
できるだけシャンプーして染料を落とすことをお勧めします。

どうしてもうまく染まらなかったら、別の商品を試してみましょう

各メーカーのカラートリートメントによって成分に特徴があり、それぞれ染まりやすい髪とそうでない髪があります。

口コミを見ても、あるメーカーの商品はよく染まったが、他のメーカーのものは同じやり方でやったのに全然染まらない、というのを時々見かけます。
髪と頭皮のことを考えるのなら、一種類であきらめずに何種類も試してみましょう。

色を綺麗に保つコツ

多少手間はかかりますが、このように染めると白髪染めと同じような方法よりずっときれいに染まります。
せっかくきれいに染まったのであれば、できるだけ長く持たせたいもの。
そのコツをご紹介します。

外出時には帽子や日傘等で紫外線対策を

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染料は紫外線によって退色します。
そのため、外出時にはできるだけ帽子や日傘で髪に直接紫外線を当てないようにしてください。
髪を結んで小さくしたり、分け目をこまめに変えたりすることもお勧めです。

専用のシャンプーとの併用もおススメです

カラートリートメントによっては、専用のシャンプーを販売していることがあります。
例えば利尻ヘアカラートリートメントには利尻シャンプー、ルプルプにはヘアカラー用シャンプーがあります。

これらのシャンプーは洗浄力が強すぎる高級アルコール系ではなく、髪をいたわりながら穏やかに洗浄するアミノ酸系なので、染料は落とさず汚れだけを取り除いてくれます。
しかもキューティクルのダメージ補修成分やキューティクルを開かない洗浄成分を配合してあるので、退色を最低限に抑え色持ちを良くします。

まとめ

「カラートリートメントは染まらない」という噂が独り歩きしてしまっていますが、本当にそうであればとっくになくなっているはずですよね。
自分に合った製品を見つけコツさえつかめば、誰でも自然に染めることができるのです。

一度染まってしまえば後は楽チンですよ

最初のうちはなかなか染まらなくてがっかりしてしまうかもしれません。
しかし3回前後連続して使用すると、ほとんどの人は満足できるほどの染め上がりになります。
一度染まればシャンプー後のトリートメントとして10分前後放置すれば色をキープできますから、とても手軽です。

トリートメント効果が高いので別途トリートメントやコンディショナーを買う必要がなくなるため、コストパフォーマンスはそれほど悪くありません。

しかも染め上がりも退色も自然なので、新しく生えて来た白髪との境が白髪染めほどはっきりすることがありません。
黒色よりブラウン系を選ぶとさらに境が目立ちにくくなりますが、元の髪色と差がありすぎても違和感が出るので注意しましょう。

カラートリートメントには色々な種類があり、染まる時間もかなり違います。
シャンプー後に使用する場合、5分で染まるものから15分程度放置するものまでありますので、口コミなども参考に、まずは自分の入浴方法に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

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