そのドライヤーの使い方で本当に大丈夫?髪を傷めないドライヤーの使い方講座-美髪ラボ

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そのドライヤーの使い方で本当に大丈夫?髪を傷めないドライヤーの使い方講座
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髪を傷めないドライヤーの使い方を解説します!

シャンプー後に濡らしたままだと髪を傷めるといいますが、ドライヤーのかけ方を間違えると自然乾燥以上に髪に負担がかかるのをご存知ですか?

大切な髪をダメージから守るドライヤーの使い方をおさらいしましょう。

髪を乾かす際の注意点

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特に疲れて帰った日など、入浴するので精一杯、乾かす前にバタンキューという経験をした方は多いのではないでしょうか。
たまになら仕方ありませんが、自然乾燥を繰り返すと髪に大きなダメージを与えてしまいます。

髪の毛の構造

まず、髪の構造についてご説明しましょう。
髪の毛は三重構造になっています。

一番外側がキューティクルで、硬いたんぱく質が4~10枚うろこ状に重なっており、内側のたんぱく質(コルテックス)や水分が失われないようにガードしています。
表面にはMEAという脂質成分があり、ツヤや感触はこれで決まります。

コルテックスは髪の8~9割を占めるケラチンたんぱく質で、コルテックスの質によって硬さや太さ、強さが違います。
またこの部分に含まれるメラニン色素によって髪の色がつきます。
コルテックスは水分を約1割含んでおり、この量によってしなやかさが決まります。

メデュラは髪の毛の中心にある柔らかなたんぱく質が主成分で、立方体の細胞が詰まっており、空気を通す穴があいています。

キューティクルの表面を覆うMEAは髪の毛の見た目を左右する大切な成分ですが、摩擦や紫外線、ヘアカラーなどの刺激で非常に損傷しやすい成分です。

また、キューティクルは非常に硬い組織ですが、水分によってうろこが開くという性質があります。

するとちょっとした刺激でも剥がれやすくなるため、中のコルテックスに含まれる水分やたんぱく質が蒸発してしまい、パサパサの髪の毛になってしまいます。

健康な髪はMEAに覆われているので、乾いた髪に水滴を垂らすとはじきますが、傷んでいると髪が濡れてしまいます。
傷み具合をチェックしてみてくださいね。

髪の乾かし方が悪いと髪に大きなダメージを与えてしまう

濡れた髪は非常にダメージを受けやすい状態になっていますから、できるだけ早く開いたキューティクルのうろこを閉じてあげなければいけません。

しかし、急ぐあまり髪を乱暴に扱うとキューティクルが損傷し、剥がれやすくなります。
ドライヤーはもちろんですが、その前のタオルドライでも髪に摩擦を加えるだけで剥がれてしまうのです。

自然乾燥はダメ!髪の痛みや抜け毛の原因に

そんなに刺激に弱いなら、そのまま自然乾燥させたほうがいいんじゃないの?と思いがちですが、自然乾燥も髪を傷め、抜け毛の原因になります。

お風呂から出たばかりの時は身体が温まっていますが、熱はどんどん逃げていきます。
髪についた水分も冷えてきますから、頭皮全体の温度が下がります。
しかも髪に覆われていますからなかなか根元は乾燥しません。
すると頭皮の血行が悪くなり、髪の成長に悪影響を及ぼし、抜け毛や白髪の原因となります。

また濡れたまま放置すると雑菌が増殖しやすくなり、フケやかゆみ、臭いの原因にもなってしまうのです。
ですから、地肌が透けるほど短髪でない限り、自然乾燥はお勧めできません。

濡れたまま寝てしまうのも絶対NG!

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濡れたまま眠ってしまうと、開いたままのキューティクルに頭の重みや寝具との接触による摩擦がかかり、簡単に剥がれてしまいます。
当然キューティクルの表面にあるMEAも取れてしまいますから、水分を失ったパサパサの髪になってしまいます。

そして、髪は乾く時に一番くせがつきやすいので、濡れたまま寝てしまうと寝ぐせがついてしまいます。
寝ぐせをドライヤーだけで治すのは至難の業で、一度髪を濡らさないと元に戻りません。

朝の忙しい時のドライヤーは、早く乾かしたいあまり熱風モードにしてしまいませんか?
あるいは生乾きのままで外に飛び出しているかもしれませんね。
どちらも、髪や頭皮に悪い影響を与えてしまうのです。

正しいドライヤーの使い方

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では、ここから正しいドライヤーと、その前のタオルドライの使い方をご説明しましょう。
髪は摩擦や熱に弱いので、ここで間違えると髪にダメージを与えてしまいます。
一度損傷した髪は元に戻りませんので、丁寧に行ないましょう。

タオルドライは水分の80%を拭き取る意識で

①髪の水分をできるだけ手で絞り出す

まず、シャンプー後は髪の水分をしっかり手で絞りましょう。
すでにキューティクルが開いていますので、摩擦を加えないよう根元から髪を握って水分を移動させて落とす感じです。
これをしっかりするとタオルドライの時間を短縮できます。

②タオルを被って、頭皮からタオルドライ

吸水性のよい大きめのタオルを頭からかぶり、指の腹で頭皮をやさしくマッサージする要領でタオルに水分を吸い取らせます。

次に、タオルで髪をはさみ、押さえるようにしながら水分を吸い取ります。
髪の毛が長い人は、タオルの上から軽く叩いてできるだけ水分を吸収させましょう。

この時に髪をこすってしまうと、それだけでキューティクルがダメージを受けたり剥がれたりしますので、絶対にこすらないでください。

③クシで髪をすく

タオルドライで残った水分を、最後にクシで毛先まで流し、タオルで吸い取りましょう。
目の粗いクシや手ぐしで地肌からゆっくりと髪をブラッシングし、残っていた水分を毛先まで移動させ、タオルでやさしく押さえて吸い取ります。

ここまですると髪に残る水分量がかなり少なくなりますから、ドライヤーの時間が短縮でき、髪への負担を最小限に抑えることができます。

ドライヤーの温度と髪との距離に気をつけて

色々なメーカーからドライヤーが出ていますが、髪のケアのためにはちゃんとしたメーカーのものをお勧めします。

ドライヤーは「HOTモードは吹き出し口から3センチ離した時に140度以下になる」ようにJIS規格で決まっています。
しかし、その規格がきちんと守られていない商品もあるのです。

髪の毛のたんぱく質は100度を超えると変性してしまいますし、濡れた状態だと60度前後で変質するともいわれています。
ドライヤーは髪や頭皮から15~20センチ以上離すようにしましょう。
低温モードや温度設定があるドライヤーの場合は、100度以下に設定すると安心です。

髪の根元⇒毛先の順番で乾かしましょう

髪をドライヤーで乾かす時は、必ず髪の根元から乾かしましょう。
水分は根元から髪を伝って毛先に行くので、最初に根元を乾かすと全体の髪を早く乾かすことができるのです。
また、頭皮が濡れたままだと雑菌がつきやすくなりますから、頭皮環境のためにも最初に乾かしましょう。

頭皮を乾かす時はドライヤーの風圧にまかせず、必ず指で地肌を出し、そこに直接風を当てます。
こまめに手やドライヤーを動かしながら満遍なく行うと根元の乾きが早く、髪の毛のほうもあらかた乾きます。

毛先は一番水分が少なく、キューティクルが剥がれやすい部分なので、ドライヤーを30センチ程度離す、あるいは温度を下げるなどして丁寧に乾かしてください。
この時にブラシや櫛を使うと髪にダメージを与えやすいので、手ぐし程度にしましょう。

ドライヤーの時間は、ショートからミディアムなら5分程度、ロングでも10分以内です。
温度を低くしても多少のダメージは受けるので、少しでも短い時間で乾くよう、タオルドライをしっかり行ってからドライヤーを使用しましょう。

同じ部位に2秒以上温風を当て続けないで!

ドライヤーの温風を1か所に2秒以上当てないようにしましょう。
まだキューティクルが開いているのでどんどん水分が飛んでしまいますし、頭皮がやけどしやすくなります。
ドライヤーをこまめに揺らしながらかけましょう。

風の当て方は上から下に向けてが基本

髪の毛のキューティクルは、根元から毛先に向けてうろこが重なっています。
ですから、その流れに逆らわないよう、ドライヤーは上から下に向かってかけるようにします。

ただし、髪の毛が少ない人やコシがない人の場合、完全に乾く前に地肌の近くに指を入れて温風を当てると根元が立ち、ふんわりします。
逆に、くせのある人やボリュームのある髪質の場合、下から当てると根元が持ち上がりますます治まりが悪くなりますから、気をつけてください。

ドライヤーで頭皮がやけどすると白髪や抜け毛が増える!?

顔にドライヤーの温風が当たると、かなり熱いですよね。
それを頭皮と髪に当てているのですから、長時間使用すると髪はもちろん頭皮にも悪影響を与えます。

頭皮がドライヤーの熱によってやけどすると、毛穴の奥の毛母細胞や色素形成細胞メラノサイトが変質し、細く弱い髪が生えてきたり白髪・抜け毛の原因になったりすることがあります。

髪の毛は自己修復能力がありませんから、生えて来た状態をキープするのが精一杯です。
ですから、ドライヤーを使用する時は頭皮のことも考え、できるだけ短時間・100度以下の低温を心がけてください。

冷風を正しく使えば美髪効果が期待出来ます♪

髪がだいたい乾いたら、最後に冷風を当てます。
するとキューティクルが引き締まりますから、枝毛や切れ毛を防ぎ、ツヤを出すことができます。

また、髪は乾くことと冷えることでくせがつきますから、特にくせ毛の場合は上から下に向かって地肌に冷風をかけて仕上げるとくせが出にくくなります。
この時、髪を指で少し下に引っ張りながら熱風→冷風にするとかなりくせが落ち着きますので、試してみてくださいね。

なお、冷風のみで髪を乾かすことはお勧めしません。
温風に比べると髪を乾かすのに時間がかかるため、水分がどんどん奪われてしまいます。また、頭皮を冷やすことになるのもよくありません。

ですから、温風で8割ほど乾かし、最後の2割で髪を落ち着かせるために冷風を使用しましょう。

予備知識

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今は本当に色々なドライヤーが出ていますし、ヘアケア商品もたくさんあります。
余裕があれば、ぜひこういったところにもこだわってくださいね。

ドライヤーは温度よりも風量の大きさが大事

ドライヤーには、温度設定のないものもあれば、細かく設定できるものもあります。
上に書いたように温度によって髪のたんぱく質は壊されてしまいますから、ドライヤーの温風の温度はとても大切なことです。

しかし、温度に関しては離れて使用したり、使用する時間を短くしたりすることで何とか対応できますが、風量はどうにもなりませんね。
風量が弱いものだとなかなか髪が乾かなくなるため、それを温度を高くすることでごまかしている製品もありますから、注意が必要です。

髪を傷めないためには、温度より風量のほうが大切です。
空気には水分を保持する働きがあるため、風が多ければ多いほど空気が髪の毛の水分を吸い取ってくれるのです。

風量が十分にあれば、たとえ温度が低くても乾く速度はほとんど変わりません。
風量は1.4㎥(立法メートル)/分以上のものがお勧めです。
「ダイソンドライヤースーパーソニック」は2.4㎥/分、「テスコムプロテクトイオンドライヤー」が2.2㎥/分、「パナソニックマイナスイオンドライヤーイオニティ」が1.9㎥/分ですので、特に髪が多い人にお勧めです。

ヘアケア機能付きのドライヤーは試す価値あり

最近はドライヤーにヘアケア機能がついているものが多く出ています。
ミネラルマイナスイオン、ナノケア、静電気制御、温冷ツイン、速乾ノズル、ドライヤースタンドなどの機能がついているものがありますから、髪の毛のダメージがかなり改善されるようになりました。

・マイナスイオン

マイナス電荷を帯びた1~3ナノメートルの水滴が髪のプラス電荷を除去し、髪にツヤやうるおいを与えてくれます。
脱臭効果や静電気防止効果も期待できます。

・ナノケア

マイナスイオンの約10倍の水滴を噴射することで水分が蒸発しづらく、マイナスイオン以上にツヤやサラサラ感が出て、帯電防止にもぴったりです。

・温冷ツイン

温風と冷風を同時に送り出す機能で、髪と頭皮にダメージを与えず髪を整えることができます。
ドライヤーを動かしながら使用すると、ツヤのあるきれいな髪に整えることができます。

・スカルプ

頭皮を60度程度の温度で乾かすことができます。
乾きやすいよう遠赤外線などを搭載しており、髪の芯まで平均して温めてくれます。
また、マッサージ機能があるものなら頭皮の血行が良くなるので、頭皮環境の改善になります。

・ドライヤースタンド

ドライヤーをスタンドにセットすることで両手が使用できるので、より早く乾燥させることができます。
ただ、自分の頭を動かさなければならないのでちょっと大変かも。
つい下から風を当てがちになりますが、キューティクルが剥がれやすくなりますので気をつけてください。

機能が多いドライヤーほど価格もアップしますので、自分に必要な機能をピックアップしつつ、無駄のない商品を選びましょう。

ドライヤーは実際に目で見て持って購入を決めましょう

機能も大切ですが、あまり重い・大きいドライヤーは使いづらいです。
女性の場合、通常5~10分はドライヤーを持ち続けることになりますから、軽くて小さめなタイプのほうが扱いやすいです。

家庭用のドライヤーは平均500~600gですので、それを目安にしましょう。
なお、折り畳み式のものは接続部分が壊れやすいといわれていますので、あまりお勧めしません。

持ちやすいか、モード変換スイッチが使いやすいか、といったことも、毎日使用するものですから結構重要です。
使いづらいドライヤーだとつい完全に乾かす前に止めてしまいがちですから、できるだけショップでじかに触れて操作してみることをお勧めします。

ドライヤー前のトリートメントは髪の保護効果が抜群

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手持ちの、特に機能のついていないドライヤーを使う場合でも、ひと手間かければ髪を美しくすることは可能です。
それは、ドライヤー前にトリートメントをすることです。

トリートメントには洗い流すタイプと洗い流さないタイプがありますが、ドライヤー前には洗い流さないタイプを使用します。
洗い流さないタイプには色々ありますので、特徴を簡単にご説明しましょう。

・オイルタイプ

ドライヤーの熱から髪を守るならこちらが一番です。
ただし毛髪の修復効果はあまりないものが多いので、現在ダメージがない人にお勧めです。
椿油やホホバオイルなどでも良いですが、天然の油はどうしても重くなりがちなこととほこりなどがつきやすいので、専用の商品をお勧めします。

・ミルクタイプ

油分と保湿力を併せ持っているので髪の修復作用は高いのですが、反面ドライヤーの熱から髪を守る作用は弱いです。
使用感はオイルタイプのようにべたつかず、しっとりして髪がよくまとまります。

・ミストタイプ

ミストタイプは成分が水分に溶けているので髪によく浸透します。
主成分はたんぱく質や美容成分なので、髪が傷んでいる人にはぴったりです。
しかし油分が少ないため、ドライヤーの熱に対する防護作用はあまりありません。
また、成分がドライヤーの熱で固まってしまうことがあります。

・ジェルタイプ

ジェルタイプには油分の多いものと水分が多いものがありますが、ドライヤーに強いのは油分が多いほうです。

また成分にシリコンなどが含まれており、髪をコーティングして刺激から守ってくれます。
美容成分も含まれているものが多く、コーティングによって成分が髪から逃げないので、ダメージヘアを補修するにはぴったりです。

タイプは色々ありますが、商品によって特徴が違いますので、髪の質や状態に合わせて選びましょう。
場合によっては2~3種類使用するのも手です。
例えばドライヤーの前にはオイルタイプで髪を熱から保護し、乾いた後にミルクタイプやミストタイプを使えば髪を傷めず、潤いを与えることができます。

これらを、濡れた状態の髪の毛先を中心につけます。
トリートメント剤を手のひらに取り、両手をこすり合わせた上で指の間にもトリートメントを行き渡らせ、それから髪につけます。
つける時は、髪の内側から手を入れ、ムラなく全体に伸ばします。

頭皮や根元につけると、べたつきや炎症や吹き出物などのトラブルが起きる場合がありますので、必ず毛先から髪の途中までにつけるようにしてください。
また、つけ過ぎると髪が乾きにくくなりますので、ショートなら0.5~1プッシュ、ミディアム~ロングでも2プッシュ程度にしましょう。

手で全体になじませたら、さらにブラシで満遍なく行き渡らせます。
その後でドライヤーをかけましょう。

女性の美しさは髪も重要なポイントです。
くせがある、ボリュームがあり過ぎる、細くて猫っ毛、少ないなど、人それぞれ髪の悩みはありますが、丁寧にケアすればツヤのある美髪にすることは可能です。
毎日のちょっとしたお手入れが、まるでサロン帰りのような大きな変化になって現れますよ。

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