産後の抜け毛がひどい人が特に見直すべき3つのポイントと対処法【まとめ】-美髪ラボ

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産後の抜け毛がひどい人が特に見直すべき3つのポイントと対処法【まとめ】
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多過ぎる産後の抜け毛を見直すポイントとは!?

出産後、抜け毛を経験する女性は約7割に上るといわれています。
しかし、人によって抜ける量はまちまちで、特に気にならなかったというケースもあります。

髪の毛が多ければ抜ける量も多いのは当然ですが、髪が少ないのに抜け毛がひどい場合、もしかしたら何か問題があるのかもしれません。
今回は、産後の抜け毛がひどい原因と、その対処法を解説します。

抜け毛が多過ぎる!?

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産後は髪が抜けると聞いてはいたけれど、こんなにすごいの?と驚く女性が増えています。
最近は若い世代でも薄毛で悩む女性は多く、出産でさらに減ってしまったらどうしよう、ととても心配になりますよね。

抜け毛がひどい!このままだとハゲる!?

抜け毛が始まる時期や量は、人によってかなり違います。
日本人の髪の本数は6万~14万本程度といわれ、2倍以上の開きがあります。

このうち、成長期(女性の場合4~6年)が85~90%、髪が成長を止める退行期(2~3週間)が1%、毛根から離れ、毛穴の先に向かって上がっていき抜けるまでの休止期(3~4か月)が10~15%程度といわれています。

抜ける前段階である休止期にいる本数は、6万本の10%と14万本の15%では実に3.5倍の開きがあることになります。
ですから、他人と比べて抜ける量が多い、少ないというのは無意味です。

しかし、妊娠前とは明らかに量が違う、分け目がはっきり見えるというような場合、男性のようにハゲることはなくても、地肌が透けるようになってしまう可能性がないとはいえません。

産後の抜け毛のメカニズムと平均的な抜け毛の量

産後の抜け毛のメカニズムには、女性ホルモンの減少によるものと、ストレスや食生活などによるものがあります。

①女性ホルモンの減少により、伸びていた寿命が元に戻る

女性が男性と違いめったにハゲることがないのは、女性ホルモンの働きによるものです。
女性ホルモンのエストロゲンには、髪の成長を促し寿命を長くする作用があります。
そのため、男性の髪の寿命が2~5年程度なのに比べ、女性は4~6年と長いのです。

女性ホルモンは妊娠から出産までの間大量に分泌され、妊娠を維持する働きをします。
そのため、通常であれば休止期に入るはずの髪が成長期のままだったり、休止期が3~4か月のはずがもっと長くなったりすると考えられています。

しかし、出産すると女性ホルモンの分泌量は一気に妊娠前かそれ以下の量に減少します。
すると、延長されていた成長期や休止期がその時点で終わり、抜ける準備に入ってしまいます。
成長期が終わってから抜けるまでは3~4か月あるので、出産後3か月頃から一気に抜け毛が増えます。

また、既に休止期に入っていた髪の寿命が伸びていた場合はすぐに抜ける可能性があり、出産後すぐ脱毛が始まることもあります。

②ホルモンバランスの乱れで、成長期が短くなる

別の説として、出産後は女性ホルモンのバランスがしばらく崩れたままなので、成長期が極端に短くなってしまうのではないか、という考え方もあります。
つまり、通常であれば4年以上あるはずの成長期が、出産後は数か月~1年程度に短縮され、そのまま退行期→休止期に入ってしまう、ということです。

③授乳期間が長いと女性ホルモンの分泌量が増えない

さらに、授乳していると抜け毛が増える可能性があります。
出産の少し前から、プロラクチンという母乳の生成を促進するホルモンが分泌され始めます。
このホルモンが分泌されている時は、女性ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。

授乳していると半年程度は生理が来ないのは、そのためです。
言い換えると、授乳していると女性ホルモンの量が減少するため、抜け毛が増えるのです。
逆に、授乳期間が短いとプロラクチンの量は数週間で低レベルに落ち着き、女性ホルモンの分泌が元に戻るため、生理が早く再開しますし、抜け毛もそれほどひどくありません。

④出産後のストレス

出産後は赤ちゃんの授乳やミルク、夜泣きを始め、お母さんの身も心も休まることがありません。
絶えず神経を尖らせているので、どんどんストレスが溜まってしまいます。
ストレスには血管を収縮する作用があるので、頭部に充分な血液が行かなくなってしまい、髪の毛が栄養不良になって成長期が短くなり、抜け毛がひどい状態が続いてしまうのです。

⑤栄養不足

赤ちゃんと夫の世話に明け暮れると、食べるより寝たい、という気持ちになりがちです。
自分だけは手抜きの簡単な料理で済ませてしまったり、ながら食いしたり食事を抜いたりしてしまうと髪を成長させるタンパク質やビタミン、ミネラルが不足し、ひどい抜け毛に悩むようになってしまいます。

⑥産後の無茶なダイエットや運動

産後の体型を一日も早く元に戻したいあまり、無茶なダイエットをしてしまうママもいます。
きちんと栄養を考えているのであれば問題はありませんが、往々にしてあまり考えずとにかくカロリーを抑えよう、食事の量を減らそうとばかり考えてしまうため、血液の質が非常に悪くなり、髪を育てる力がなくなってしまうのです。

また、出産後は3か月程度身体を休ませることが必要だといわれていますが、焦ってすぐ始めてしまう人がいます。
出産後すぐはまだ子宮が元に戻っていないデリケートな状態で、その時に無理な運動をすると女性ホルモンの分泌に支障が出てしまうことがあります。

見直しポイント①ヘアケア・頭皮ケア

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女性の肌と女性ホルモンに深い関係があることは、生理前、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増えるとニキビや肌荒れが起き、生理後エストロゲンが増えるととても調子が良くなることからもわかりますよね。
出産後はホルモンのバランスが崩れているので、頭皮環境も悪くなりがちなのです。

産後の頭皮は敏感!ダメージに気をつけて!

産後の肌や頭皮はホルモンバランスが崩れることに加え、出産という大仕事をした後で体力がなく、しかも赤ちゃんの世話で疲労を回復する時間が全くありません。
そのため肌のバリア機能が低下し、皮脂膜や水分が失われやすくなって乾燥したり、雑菌が繁殖しやすくなったりするのです。

皮脂には紫外線の害を防ぎ外的刺激から頭皮を守る作用があり、特に頭皮の真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸を保持し、髪の毛根部がダメージを受けるのを防いでいます。
そのため、皮脂がなくなると頭皮の乾燥がひどくなり、髪を作る毛母細胞が損傷するため、抜け毛がひどい状態になってしまうのです。

シャンプーが合わなくなっている可能性も

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肌が弱っている状態の時にこれまでのシャンプーを使用すると、刺激を感じることはありませんか?
市販されているシャンプーのほとんどは「高級アルコール系」と呼ばれる石油系界面活性剤の洗浄成分を配合しており、肌への刺激が強いのです。

特に「ラウリル硫酸~」という成分は分子が小さいため浸透しやすく、毛穴内に残りやすいため毛根部が傷ついてしまいます。
「ラウレス硫酸~」はラウリル硫酸の分子を大きくしたもので浸透性は低くなりますが、脱脂力が非常に強いため、やはり頭皮にダメージを与えてしまいます。

ひどい抜け毛を抑えたいのであれば、アミノ酸系の穏やかな洗浄力と脱脂力のシャンプーを使用するようにしましょう。
また、赤ちゃんが髪の毛を口にしてしまう可能性があるので、極力無添加のものを選びましょう。

頭皮の血行促進を!保湿と紫外線対策も忘れずに

妊娠中は貧血になる女性が多いのですが、出産後もその状態が続いたり、母乳で育てていて血液が失われやすくなったりして、頭皮に血液が届きにくくなることがあります。

なかなか充分な栄養が摂れない時期ですから、出産後のひどい抜け毛には頭皮マッサージで血行を良くすることをお勧めします。

血行が良くなると頭皮に充分栄養が届くようになりますし、頭皮に弾力性が生まれ、水分を保持する力も戻ってくるのです。
爪は立てず、指の腹で気持ちいいと感じる強さで行ないましょう。

さらに女性用の育毛剤を使うこともお勧めです。
血行促進成分や保湿成分が多く配合されているので、無添加で頭皮にやさしいものを選んで毎日使用すると効果的です。

育毛剤の「ベルタ育毛剤」「ミューノアージュ」「マイナチュレ」などは妊娠中や産後でも安心して使用できますよ。

また、頭皮が乾燥し敏感になっている状態ですので、紫外線対策をしっかり取ることも必要です。
UVAは真皮層まで到達するタイプの紫外線で、細胞をジワジワと老化させてしまいますし、UVBは頭皮表面に日焼けを起こさせ、皮脂を過酸化脂質に変化させ、回りの細胞を劣化させる作用があります。
帽子や日傘、UVカット加工がしてあるフードパーカなどで髪と頭皮を守りましょう。

見直しポイント②睡眠

睡眠はお肌と髪の毛の健康を維持するために最も大切なものの一つです。
たった一晩夜更かししただけで肌の調子が悪くなるように、頭皮の状態もとても悪くなるのです。

無理をし過ぎず、充分に睡眠を取りましょう

出産後は神経が過敏になっているため、どれほど眠くてもなかなか熟睡できません。
熟睡中は成長ホルモンが分泌され、髪や頭皮の細胞の新陳代謝を助けてくれるのですが、しばらくの間それはあきらめましょう。

しかし、細切れにでも眠ることで疲労が取れやすくなり、内臓の働きが良くなります。
すると食べたものの消化吸収が良くなりますから、血液の質も良くなるのです。

また、30分の昼寝は夜の熟睡30分に匹敵するほど、疲労回復や集中力や生産性の向上に効果があるといわれています。
夜に眠れないなら昼寝でカバー、という気持ちで、少しの時間でも休むようにしてください。

睡眠は質も大事!スマホの使いすぎに要注意!

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出産後すぐにスマホゲームなどに熱中するママはいないでしょうが、育児の相談などでメールしたりネット検索したりする機会は増えるかもしれませんね。

スマホを使用する時は、できるだけ睡眠前は避けましょう。
スマホから発せられるブルーライトは脳を興奮させる働きがあり、寝つきが悪くなることがわかっています。
せっかくの貴重な睡眠時間を無駄にしないようにしましょう。

また、同じ姿勢でスマホを見る時間が長くなると、首こりや首こりが起こり、その部分で血流が止まってしまいます。
また、画面をじっと見つめていると眼精疲労が起こり、目の回りの筋肉が硬くなって血行が悪くなります。
すると頭部や顔の回りの部分に血液や酸素が届かなくなるため、抜け毛を増やしてしまうのです。

見直しポイント③食生活

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赤ちゃんのお世話でバタバタしていると、つい自分の食事が手抜きになってしまいがちです。
多くの主婦が一品料理や丼もの、出来合いの総菜で済ませてしまっているようですが、そんな食事を長く続けていると絶対に栄養不足になってしまいます。

しっかりと栄養を摂らないと髪に栄養が届きません

人間は、気が張っている時は何とか動けますし、自分の不調にあまり気づかないことがあります。
しかし栄養不足が続くと実際には身体にかなり負担がかかっていて、それが少しずつ表に出てきてしまいます。

それが最も出やすいのが髪の毛や爪です。
少ない栄養素しか摂っていない場合、最初に心臓や脳に、その後ほかの内臓や組織に回されます。
母乳で育てている場合は、最低限の栄養しか自分には残らず、赤ちゃんに行ってしまいます。

また、出産後の手抜き料理は炭水化物や脂肪分ばかり多く、タンパク質やビタミン、ミネラルといった髪の毛の生育に必要な栄養素が不足しがちです。
すると髪の毛や爪にまで栄養が回ってこないため、異常が出てきやすいのです。
できるだけ手をかけて料理するよう心がけてください。

ゆっくり調理する時間がない場合は、サプリメントを利用して、必要な栄養素はしっかり摂りましょう。

できるだけ決まった時間に食事を摂りましょう

食事は、できるだけ決まった時間に摂ったほうが一日のリズムが取りやすくなります。
これは、体内時計(時計遺伝子)が関係しています。

体内時計はほぼすべての臓器にありますが、その中心となっているのが脳の体内時計です。
体内時計の中の24時間周期で回る生体リズムを「概日(がいじつ)リズム」といいますが、実際には概日リズムは24時間きっかりではなく、人によって差があります。

それを調整するのが朝日と食事で、朝日を浴び朝食を摂ることで体内時計がリセットされるようになっているのです。

また、体内時計と自律神経は連動していて、体内時計がリセットされると自律神経のうち交感神経が活発になり始めます。
しかし朝食を摂らないと体内時計がしっかりリセットできず、自律神経が乱れる原因となり、それが女性ホルモンの分泌にも影響を及ぼしてしまうのです。

それを防ぐためには、毎日同じ時間に起きて朝食を摂り、体内時計をしっかりリセットすることです。
また、昼食・夕食も一定の時間に摂ることで概日リズムが整い、女性ホルモンの分泌が促されるようになりますし、消化機能も正常になり、食べた物がしっかり消化吸収され、髪の毛の栄養になるのです。

出産後しばらくはなかなか難しいと思いますが、ひどい抜け毛を少しでも早く改善するために、調理が簡単な卵や豆腐、牛乳、冷凍食品、缶詰などをうまく利用しながら、できるだけ決まった時間に食事を摂るようにしましょう。

まとめ

産後のひどい抜け毛は多くの女性が経験していますが、以前は特にケアしなくても自然に治っていた人が大半でした。
しかし、出産年齢は年々上がっています。
厚生労働省の調査によると、第1子出生時の女性の平均年齢は以下のようになっています。

1975 1985 1995 2005 2011 2012 2013 2014 2015
平均年齢 25.7 26.7 27.5 29.1 30.1 30.3 30.4 30.6 30.7

女性ホルモンの分泌量は一生のうちで決まっているといわれており、出産年齢が上がるほど残っている女性ホルモンの量が少ないということになります。
最近出産後に抜け毛がひどいと悩む女性が増えているのは、出産年齢が上がって女性ホルモンの絶対量が減ってしまったからかもしれません。

対処の仕方によって髪の将来は大きく変わります

ここでは女性ホルモンと髪の毛の関係を大きく取り上げましたが、実際には女性の抜け毛の原因には以下のものがあります。

食生活の乱れ
生活習慣の乱れ
運動不足
睡眠不足
女性ホルモンの減少
間違ったヘアケア
遺伝

これらの原因で抜け毛や薄毛になることを「びまん性脱毛症」といい、頭部全体の髪が抜けたり薄くなったりします。

出産後の抜け毛は女性ホルモンバランスによるものが大きいですが、それ以外の原因も少なからずあるため、それらの原因に対処することで抜け毛を改善させることが可能です。
また、それによって女性ホルモンの分泌量がアップすることも充分考えられます。

産後の抜け毛の改善には時間がかかりますが、決してあきらめる必要はありません。
いつまでも若々しくボリュームのある髪でいるために、できることから始めましょう。

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