いつまで続くのか不安な出産による抜け毛~抜けている間の髪の毛はどうすればいい?-美髪ラボ

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いつまで続くのか不安な出産による抜け毛~抜けている間の髪の毛はどうすればいい?
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出産後に急に増える抜け毛の対処法とは!?

出産後2~3か月すると急に抜け毛が増える女性は多いものです。
一時的なものだと聞かされてはいても、いつまで抜け毛が続くのかとても不安になりますよね。
人によっては以前と全く雰囲気が変わるほど減ってしまい、どうしようかと悩むことも。

出産後の抜け毛と、その状態とうまくつきあうコツを解説しましょう。

出産による抜け毛はいつまで続く?

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出産による抜け毛を経験する人は7割以上といわれています。
しかし、抜け毛がいつ頃始まっていつまで続くのかは人によってかなり違います。
医師や助産師に聞いても、明確な時期を答えてもらうことはできないのです。

「そのうち自然に治るよ」と言われても・・・

いつまで抜け毛が続くのか経験者や医師に聞いてみると、簡単に「そのうち」と言われてしまうかもしれません。
実際には、抜け毛の期間は3か月程度から1年以上までと、かなり幅があります。

これは、主な原因が女性ホルモンの分泌量の変化によるもので、その変化が落ち着くまでにかかる期間が人によって違うからなのです。
女性ホルモンには髪の毛を成長させ、健康に保つ働きがあるのですが、分泌量が安定しないとその作用が十分発揮されないのです。

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあり、妊娠するとこの2つの分泌量が増えて女性の身体を変化させ、妊娠を維持したり母乳を作ったりできるよう作り変えていきます。
妊娠後期には最大で血中濃度が数百倍になるといわれており、その時期は髪の毛の寿命も伸び、抜け毛の量がかなり減ります。

しかし、出産すると別のホルモンの分泌が活発になり、エストロゲンとプロゲステロンの量は一気に減ります。
すると、それまで寿命を伸ばされていた髪が成長を止め、抜ける準備に入ります。

女性の髪の寿命は4~6年ですが、そのほとんどが成長期です。
その後2~4週間「退行期」があり、この時から抜ける準備が始まります。

さらに「休止期」という3か月前後の時期の間に髪の毛は毛根部から切り離され、少しずつ毛穴に向かって上がっていきます。
最後には毛根部から生えて来た新しい髪の毛に押し出され、抜けていきます。

つまり、成長を止めてから実際に抜けるまでに3~4か月かかるため、出産後3か月頃から抜け毛が増えるのです。

出産後すぐに、女性ホルモンが妊娠前と同じように分泌される訳ではありません。
多くの場合、分泌量が少なくなったり、エストロゲンとプロゲステロンのバランスがなかなか整わなかったりするものです。
また、母乳で育てると母乳ホルモンが多く分泌される分、女性ホルモンの分泌が抑制されてしまいます。

一般的には、生理が再開する頃に抜け毛が治ることが多いといわれています。
これは、生理が女性ホルモンのバランスが取れた時、かつ身体が健康な時に起こるものだからです。
きついダイエットやストレスが溜まった時に生理が止まった経験がある女性は多いものですが、これは出血すると身体が危険な状態になるため、脳がそれを察知してホルモン分泌を止めているのです。

出産も同じことで、体調がなかなか良くならなければ、女性ホルモンは分泌されにくくなり、生理が始まりません。
体調が戻り、女性ホルモンの分泌量が増える=生理が始まる=抜け毛が止まる、という流れなのです。

こういったことから、人によって抜け毛がいつまで続くか、というのが違ってくるのです。

生活習慣やストレスによっては長引くことも

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さらに、生活習慣やストレスによって抜け毛の期間が長引いてしまうことがあります。
女性ホルモンがストレスやダイエットによって分泌量が減るとお話しましたが、これはホルモンのコントロールをする脳の視床下部という部分が、その他にも多くのことを調節しているためです。

その中でも最も女性ホルモンの分泌量に影響を及ぼすのが、自律神経です。
自律神経には日中に多く分泌されて心身を緊張状態にする交感神経と、夜に分泌されてリラックスさせる副交感神経があります。
しかし、このバランスは生活習慣やストレスによって簡単に崩れてしまいます。

特に出産後は子育てや家族の世話などでストレスが溜まりやすく、交感神経が常に活発な状態になっています。
交感神経は男性ホルモンを活発にさせる働きがあります。

女性にも少ないながら男性ホルモンが分泌されており、ストレスによってその働きが強くなると、女性ホルモンの力が弱くなってしまうのです。
「子育て中は女を捨てた」という女性は多いものですが、実際に女性ホルモンの分泌量が減り、男性化するのです。

特に家族の協力が得られずストレスが溜まったり、自分ひとりで子育てを頑張ってしまったりすると、交感神経が常にフル回転しているため、いつまでも女性ホルモンが正常な量に戻らないことがあるのです。

また、交感神経はスマホやPCの見過ぎでも活発化します。
脳が興奮状態になるため、少ない睡眠時間しかないのになかなか寝つけなかったり、眠っても夢ばかり見たりして熟睡できなくなってしまいます。

すると疲労がいつまでも抜けないため、身体は生理を再開させてはいけない、と判断しますから、女性ホルモンの分泌も抑えられたままになってしまうのです。

これは、産後の無理なダイエットや偏った食事による栄養不足でも起こります。
身体は生命維持のために少ない栄養素を心臓や脳など重要な部分に優先的に回すので、子宮や卵巣にまで栄養が届かなくなってしまいます。
すると女性ホルモンを作る機能が再開せず、抜け毛がいつまでも続いてしまいます。

さらに、交感神経には血管を収縮させる作用があります。
交感神経は闘争と逃走の神経と呼ばれ、血液を身体の中心部や手足に集中させることで外的と闘ったり逃げたりしやすくするのです。

すると頭部には血液が届かなくなり、新しい髪の毛を育てる力がありません。
そのためいつまでも抜け毛が続き、薄毛になってしまうことがあるのです。

このように、女性ホルモンの分泌量低下にストレスや睡眠不足、栄養不足などが重なることで、抜け毛が長引いてしまうことがあるのです。

抜けている間の髪の毛はどうすればいい?

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女性の身体はとても繊細です。
しかも女性ホルモンの分泌量を意思でコントロールすることも増やすこともできません。
だからといって、抜け毛を放置して良いということではありません。
その理由と、対処方法について解説しましょう。

何もせず放置するのはダメ!後で後悔することに

出産が27~28歳前後までで、もう生まないというのであれば、放置しても大丈夫かもしれませんが、30歳を超えての出産の場合はケアが必要になってきます。

というのは、卵巣の機能が30歳前後から落ち始め、女性ホルモンの分泌量がその頃を境にどんどん減っていくからです。
30歳以降は妊娠する確率が減ってくるといわれるのは、このためなのです。

さらに、子育てのストレスは赤ちゃんの時だけではありません。
1歳を過ぎると公園デビューがありますし、家族の干渉も大きくなってきます。
ママ友との付き合いも増え、別のストレスが溜まって来てしまうことから、抜け毛が収まらない、あるいは一度収まったものがまた再発してしまい、そのまま薄毛になってしまうことがあるのです。

しかも、加齢とともに髪を育てる毛母細胞の機能が低下してくるため、抜け毛はなくなっても新しい髪にハリやコシがなくなり細くなってきて、薄毛になってしまうこともよくあるのです。

髪や頭皮にダメージを与えないことが第一

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出産後の頭皮は、女性ホルモンの減少によって乾燥し血行不良になっています
女性ホルモンにはコラーゲンの生成を助け皮膚バリアを作る働きがあり、ホルモンが減ると肌から水分が蒸発しやすくなるため、頭皮が硬くなってしまいます。
すると頭皮の奥にある毛細血管が潰されてしまい、血液が届きにくくなるのです。

また、産後は皮脂の分泌量も減ってしまいます。
皮脂には頭皮を紫外線から守り、毛母細胞が劣化するのを防いでいますが、それがなくなることで毛母細胞が紫外線の影響を直接受け、髪を作る働きが衰えてしまいます。

頭皮の皮脂は髪を保護しツヤを作る働きもあります。
キューティクルの表面にあるMEAというビロード状の組織によって、頭皮の皮脂が髪全体に行き渡り、それが髪を保護しているのです。

しかし産後に皮脂の分泌量が衰えてしまうと髪が皮脂でコーティングされなくなるため、キューティクルが剥がれやすくなります。
すると髪の成分であるタンパク質や水分が抜けやすくなり、パサパサで細い髪の毛になってしまうのです。

このように、出産後は髪も頭皮もとても弱った状態になっているため、ダメージを与えないよう気をつけることが大切です。
特に紫外線対策は大切で、髪の毛根部のDNAを破壊するUVAを抑制するために、日傘や帽子などでしっかり髪を守りましょう。

髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを使う

髪や頭皮にダメージを与えないためには、シャンプーの選び方も非常に大切です。
シャンプー選びを間違えると、食事や睡眠などどれだけ良いケアをしても無駄になってしまうのです。

一般的なシャンプーは高級アルコール系といわれ、非常に洗浄力と脱脂力の強い界面活性剤を使用しています。
男性や運動をよくする女性など、常に皮脂分泌が多い場合は良いのですが、特に産後は肌が乾燥しているため、高級アルコール系では頭皮が荒れてしまうのです。

また、高級アルコール系の中でもラウリル硫酸ナトリウムという成分はタンパク質変性作用があり、頭皮の細胞を溶かしてしまいます。
現在日本企業のシャンプーにはほとんど配合されていませんが、欧米ではまだ主流なので欧米ブランドの商品には使われています。

同じような名前でラウレス硫酸ナトリウムというものがあり、これはラウリル硫酸ナトリウムを改良して皮膚に浸透しないようにしたものです。
そのため頭皮に残留はしにくいのですが、洗浄力や脱脂力の強さはそのままなので、やはり頭皮を乾燥させフケやかゆみの原因となります。

頭皮が乾燥すると紫外線の影響を直接受けることは上に書きましたが、そのほか雑菌が繁殖しやすくなる場合があります。

人間には保護本能があり、頭皮が乾燥するとこれ以上水分を失わせないようにと皮脂が過剰分泌されることがあります。
すると皮脂が紫外線によって過酸化脂質に変化したり、雑菌が繁殖して遊離脂肪酸を排出したりして、それが毛穴に入り込んで細胞を劣化させてしまい、脱毛を引き起こしてしまうのです。

このようなことを避けるためには、皮脂を取り過ぎないシャンプーを使用することです。
洗浄力と脱脂力が穏やかなのはアミノ酸系シャンプーで、タンパク質を作るアミノ酸が主成分です。
頭皮と同じ弱酸性のものがほとんどで、弱酸性は雑菌の繁殖を抑える働きもあります。
そのため、頭皮環境をとても良くしてくれるのです。

ただし、洗浄力が穏やかなので、脂性肌の場合汚れが落ち切らないという欠点があります。
特に油性のスタイリング剤を使用していると、なかなか落ちません。
その場合は二度洗いすることで対処しましょう。

食事と育毛剤で身体の内と外の両方から栄養補給を

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髪の毛や頭皮、細胞はすべてタンパク質でできています。
そのタンパク質がどこから来たかといえば、食べたものからです。
ですからしっかりタンパク質を摂らないと、髪は健康になりません。

また、食べたタンパク質は一旦アミノ酸に分解され、その後各部位に合ったタンパク質に再合成されるのですが、その際にはビタミンとミネラルが使われますので、これらも充分に摂取しなくてはいけません。

さらに、女性ホルモンを補うために、似た作用をするイソフラボンを積極的に摂りましょう。
イソフラボンは大豆製品に多く含まれており、特に醤油や味噌はとても吸収率が高いので、できるだけ和食メインの食事にしましょう。

豆腐や納豆、豆乳など手をかけなくても良いものは、産後の忙しい時期にぴったりです。
ミキサーで豆乳とバナナをジュースにすれば、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富で栄養満点のドリンクになりますよ。

もう一つの栄養ケアが育毛剤です。
食事は髪の毛の成長に大切ですが、産後の弱った身体はたくさんの栄養素を必要としているため、髪に届く前にすべて消費されてしまうことがよくあります。

頭皮に育毛剤を塗れば、それが浸透して直接髪を育てる毛母細胞を活性化し、頭皮を保湿・血行促進してくれるので、より早く髪が育つようになるのです。

女性用育毛剤はホルモンバランスやストレス、睡眠不足、栄養不足など女性に起こりがちな原因を追究し、保湿や血行促進効果の高い成分で作られています。
また、無添加や天然成分にこだわっているものもありますから、妊娠中から産後まで安心して使用できるのです。

なお、育毛剤は絶対に女性用の製品を使用しましょう。
男性と女性では抜け毛の原因が全く違うため、男性用を使用しても効果が出ないのです。

また、男性用の育毛剤の中には妊娠時に触れるだけでも経皮吸収され、男児の生殖器異常を引き起こす危険性のある製品もあります。
使わないようにするだけでなく、もしご主人が育毛剤を使用している場合は、取扱説明書をしっかり読むようにしてください。

ロングヘアよりショートヘアの方が断然オススメ!

髪の毛がまた以前のように戻るまでには、長ければ1年以上かかります。
その間は髪の毛の悩みを目立たせなくするために、ヘアスタイルを変えてしまうというのも良いと思います。

産後のママにお勧めなのはショートヘアです。
手間がかからず、しかも軽くなるのでボリュームアップしますし、若々しく見えて手入れも簡単といいことづくめです。

ロングヘアのまま結わいてしまうママは多いですが、髪の毛を結ぶと根元に負担がかかり、「けん引性脱毛症」という抜け毛になってしまうことがあるので、できれば思い切ってショートカットにしましょう。

髪の毛の量を多く見せるには、ショートカットにして前髪をしっかり作ることです。
まゆ毛ギリギリにすることで自然な雰囲気が出て、髪に変に注目されなくなるのもメリットです。
レイヤーを入れてトップをできるだけ軽くするとさらにボリュームアップします。

もうちょっと長めにしたい場合は、レイヤーを入れて全体がひし形になるようにするとボリュームが出ます。
このように片方を耳にかけると、反対側が目の錯覚で多く見えるのでお勧めです。

この時期はパーマやカラーリングするのはできるだけ避けましょう。
薬剤として使用されるアルカリ剤や過酸化水素は浸透しやすく、数週間は髪や頭皮から抜けません。
これらの成分はタンパク質を変質させてしまう作用があるため、ママの髪や頭皮にはもちろん、赤ちゃんがママの髪の毛を触ったり口に含んだりしたら危険です。

どうしてもやりたいという時は、必ず直前にパッチテストを行なってください。
産前とは体質は肌質が変わることがよくあり、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるのです。

薄毛が目立つ場合はヘアアクセサリーでカバー

美容院に行く時間がない、髪を切りたくないという場合は、ヘアアクセサリーをうまく利用しましょう。

頭部を全体的にカバーしてしまうのが一番簡単ですが、明るい色のスカーフで視線を逸らすという方法もありますね。

また、けん引性脱毛症になりやすいのであまりお勧めはできませんが、たまにはスカーフを編み込んでぐっとセンスアップするのも良いですね。

過剰なストレスは髪の毛の大敵!

ずっと髪の毛を大切にしてきた人、ヘアアレンジを色々楽しんできた女性にとって、抜け毛で髪が減ってしまうのはとてもショックです。

しかし、こればかりは避けることはできません。
特に妊娠時に抜け毛が少なかった人は、必ず出産数か月後には一気に抜け始めます。
これはどうにもならないことなのです。

抜け毛を気にし過ぎず気長に対処しましょう

女性ホルモンはとても繊細ですから、抜け毛に悩み過ぎるとそれだけで分泌量が減ってしまいます。
抜け毛を止めるには、女性ホルモンを注射して増やすか、またすぐ妊娠して女性ホルモンの分泌量を増やす以外にありませんが、そううまくは行きませんよね。
ですから出産後の抜け毛については、そういうものだという「あきらめ」も必要です。

「何をしたってこの抜け毛はすぐには止まらないんだ」「きちんと対処すれば、いずれ髪はまた元通りになるんだ」という気持ちで、ゆったり構えてケアを続けましょう。

女性の抜け毛や薄毛はケアによって改善しやすいことがわかっています。
神奈川県のエル・ド・ボーテが行ったモニター調査では、閉経して女性ホルモンがほとんど分泌されなくなった女性でさえ、シャンプーや、育毛剤、頭皮マッサージなどの自宅ケアで改善した例はたくさんあるのです。

万が一抜け毛がなかなか収まらなくても、正しいケアを続けましょう。
そして、栄養や運動、睡眠などに気を配ることによって身体が健康を取り戻せば、髪の毛もまた元気に生えてきますよ。

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