クロルヒドロキシAlの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

クロルヒドロキシAl

学名 Aluminum Chlorohydrate
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 化粧水、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、カラートリートメント、制汗剤

クロルヒドロキシAlとは?

Alとはアルミニウムのことで、クロルヒドロキシAlは塩基性塩化アルミニウム錯体です。
錯体とは金属と非金属が原子結合した化合物のことを指します。
アルミニウムは水に触れるとアルミニウムイオンを発生し、細菌やバクテリアの発生を抑制する働きや、汚れを吸着する働きがあります。

クロルヒドロキシAlには収れん・制汗・消臭作用があるので、毛穴や汗腺を引き締め、汗の量を減らす作用があります。

クロルヒドロキシAlの安全性は?

化粧品に使用する程度であれば問題は少ないと考えられますが、毛穴や汗腺を無理に塞ぐため、毒素を排出できず身体によくない、という意見があります。
また、クロルヒドロキシAlに発がん性があるという報道が出たことがあります。
さらに、アルミニウムはアルツハイマー病の原因となるという説が広まったこともあります。
明確な根拠はなく現在も論争があるのですが、そのような可能性がある成分を長期間使用するのは避けたほうが賢明でしょう。

なお、アルミニウムを大量に摂取した場合、腎臓や膀胱に影響を及ぼすことが動物実験で明らかになっていますが、人間への影響はわかっていません。

クロルヒドロキシAlの役割は?

肌を引き締める作用があることから、収れん性の化粧水に使用されます。
また汗を出にくくする働きがあるので、化粧下地や日焼け止め、ファンデーションなどに使用すると化粧が崩れにくくなります。

なお、クロルヒドロキシAlは医薬部外品としても使用されており、この場合は表示が「クロルヒドロキシアルミニウム」となります。
制汗・消臭作用が認められており、制汗デオドラント製品やシャンプー、育毛剤などに多く使用されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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