ベニバナ赤の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ベニバナ赤

学名 CARTHAMUS TINCTORIUS (SAFFLOWER) FLOWER EXTRACT
用途・効果 着色料
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 食品、化粧品の着色料

ベニバナ赤とは?

キク科の植物であるベニバナの花から抽出される天然色素です。ベニバナ原産地の西アジア・地中海沿岸からシルクロードを経て渡来して以降、日本でも古くから口紅や染料用に使用されてきました。
茎頂の花を収穫し染料などに用いることから末摘花(すえつむはな)とも呼ばれ、日本人とっても非常に馴染み深い植物のひとつです。
主色素はカルタミンと呼ばれ、ベニバナ赤以外にカーサマス赤色素、フラボノイド、 フラボノイド色素 、紅花赤、紅花色素などと表記される場合もあります。
黄色の花びらをつけるベニバナですが、摘んだ花びらから黄色色素を除去し抽出されるのがこの色素です。現代では口紅だけでなくチークやアイシャドウといった他の化粧品や、食品の着色料としても広く使用されています。
また、ベニバナからはベニバナ赤以外にもベニバナ黄色素が抽出でき、どちらも身近な商品の着色料として認知されています。

ベニバナ赤の安全性は?

自然界の植物から採れる天然色素ですので、安全性は高いと言えます。
毒性などの心配もなく、食品添加物としても名高い色素ですので、肌に使用することも特に問題はないでしょう。

ベニバナ赤の役割は?

日光や熱に強く比較的安定した成分であることから、食品の着色料ほか、口紅やチーク、アイシャドーといった化粧品の着色剤としても幅広く利用されています。
白髪染めにも植物由来の天然染料として採用している商品があります。ただ、発色力はそれほど高いとは言えないため、他の染料と混ぜて用いられること一般的です。
このため、商品によっては他の刺激的な着色成分を使用しているものも存在します。
ですので、成分によりこだわりたい場合には、ベニバナ赤以外にどういった染料が使われているのかを確認することをお勧めします。例えばベニバナ赤以外に化学染料を配合する商品であるならば、その成分の安全性はどの程度のものであるかも事前確認するとより安心でしょう。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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