白髪染め・カラートリートメントの成分解説
セテアリルグルコシド
学名 | CETEARYL GLUCOSIDE |
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用途・効果 | 乳化安定剤として |
安全性 | D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分) |
よく使われる商品例 | 洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント |
セテアリルグルコシドとは?
セテアリルアルコールとグルコースの縮合物で、乳化剤として使用される界面活性剤です。
セテアリルアルコールとはステアリルアルコールとセタノールを混ぜたもので、元々はクジラの油を使用していましたが、現在は植物由来のものが多くなっています。
セテアリルアルコール自体も界面活性剤ですが「乳化安定剤」や「高級脂肪酸」と表現されることが多く、非常に多くの化粧品に配合されています。
セテアリルグルコシドはヤシやトウモロコシの油から採られたものが多く、非常に少量で乳化効果が出ます。
ノニオン(非イオン)界面活性剤ですが、石油系ではなく植物由来ということで「天然界面活性剤」や「乳化ワックス」と謳われることも多い成分です。
セテアリルグルコシドの安全性は?
原料となるセテアリルアルコールが旧表示指定成分であり、日本医薬品添加剤協会のデータベースでも陽性率が0.17~4.9%となっています。
セテアリルグルコシドは自然派と呼ばれるメーカーでも使用している成分ですし、効果を得るのにほんの少量で済むためそれほど危険性は高くないと考えられますが、肌が敏感な場合は使用前にパッチテストを行なうようにしましょう。
セテアリルグルコシドの役割は?
クリームやジェルの粘度を調節し、乳化を安定させるために配合されます。
また、保湿作用や柔軟作用があるので、ヘアコンディショナーやトリートメントに使用することで感触を良くし、コンディションを整えてくれます。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。