オレイン酸コレステリルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

オレイン酸コレステリル

学名 Cholesteryl Oleate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 乳液、保湿クリーム、アイケア、ボディケア、ネイルケア、カラートリートメント、ヘアスタイリング剤

オレイン酸コレステリルとは?

オレイン酸とコレステロールのエステルで、皮膚の水分を蒸発させないようフタの役割をする油性の閉塞剤です。

オレイン酸とはオリーブオイルやベニバナ油、ヒマワリ油などに多く含まれる不飽和脂肪酸で比較的酸化されにくいため、活性酸素と結合することで発生する過酸化脂質を減らす作用があります。
また、コレステロール値降下や動脈硬化・心疾患予防などの効能が知られています。
また、皮脂の構成成分の一つなので、くすみや肌荒れを防止するために必要な成分です。

コレステロールは体内では脂肪酸エステルなどとして存在しており、親油性で水には溶けず、保水するという働きがあります。
細胞間脂質にはコレステロールとコレステロールエステルという形で約25%を占めており、不足すると肌の弾力性がなくなり、シワやたるみの原因となります。
なお、肌につけたコレステロールは表皮にしか浸透しないので、コレステロール値には影響しません。

オレイン酸コレステリルの安全性は?

オレイン酸は皮脂の40%を占めるといわれる成分ですし、コレステロールも内臓などで合成される成分なので毒性はなく、安全性は高いでしょう。

オレイン酸コレステリルの役割は?

皮脂内のオレイン酸が不足するとくすみや肌荒れを引き起こします。
コレステロールは融点が150℃と高く安定しており、保水作用と柔軟作用があるのでオレイン酸との縮合で柔らかい膜を作ることができます。
粘性が高めなので、乳液や保湿クリーム、アイケアなど特にしっとり感がほしい製品によく配合されます。
また肌の肌理を整え、くすみや肌荒れを改善させる作用が期待できます。

髪を保湿しまとまりよくする働きがあるので、ヘアスタイリング剤にも使われています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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