トチャカエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

トチャカエキス

学名 Chondrus Crispus Extract
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、入浴剤

トチャカエキスとは?

アイリッシュモスとも呼ばれる、アイルランド原産のスギノリ科ツノマタ属の紅藻の一種です。
日本では主に千葉県で採れるツノマタ、コトジツノマタなどが同属ですが、食用とされているのは千葉の銚子市とその付近のみです。
しかしカラギーナンという多糖類が豊富であることから、最近注目されています。
この成分は分子が大きく弾力性があり、別の分子と絡み合う作用があるため、増粘剤やゲル化剤として食品に幅広く使用されています。
特に、トチャカから採れるカラギーナンは水ではゲル化せず、タンパク質でゲル化するという特徴があることから、肉製品や乳製品の安定剤やゲル化剤として配合されています。

トチャカエキスの安全性は?

カラギーナンを口腔摂取した場合は、食物繊維が多く含まれているため体内に残ることがあり、それが発がん性を持つ可能性があるとされています。
また、カラギーナンを皮下注射すると炎症を引き起こすことは広く知られています。
しかしこれらはすべて動物実験による結果で、ヒトに対してはよほど大量摂取しない限り問題はないとしています。
WHOでも毒性リスクをほぼゼロとしており、皮膚への塗布も問題ないと考えてよいでしょう。

トチャカエキスの役割は?

肌に塗ると非常に保湿効果があるとされ、塗布後3時間たっても水分損失が約30%であったことが実験でわかっています。
そのため、基礎化粧品に配合することで肌のうるおいを守り、エイジングケアにも効果が期待できます。
また、シャンプーやトリートメントに使用すると薄い膜が髪のダメージを抑え、髪のタンパク質に付着することで長時間髪を刺激から保護すると考えられます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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