デキストランの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

デキストラン

学名 Dextran
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ボディケア、化粧下地、ファンデーション、パウダー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント

デキストランとは?

ショ糖(デキストロース)を乳酸菌などのグラム陽性菌によって発酵させることでできる、多糖類の一種です。
類似したものにデキストリンがあり、これはデンプンを加水分解した多糖類です。
分子構造が若干違いデキストランのほうが冷水にもよく溶けるという特徴がありますが、概ね同じ作用があります。

デキストランはいくつかの種類に分かれ、高分子デキストランは写真用フィルムの添加剤や試薬、低分子デキストランはレントゲンの添加剤などの工業用原料として使用されます。

また、デキストラン70は代用血漿として大量出血の際に投与されたり、酵素安定化剤として添加されたりする医薬用です。
化粧品に主に使用されるのはデキストラン40で、保湿剤や親水性の増粘安定剤、結合剤として添加されます。

デキストランの安全性は?

ショ糖から作られるもので、歯の歯垢にも含まれる成分であることから、安全性は高いと考えられています。
薬剤として経口摂取した場合は心臓に負担をかける危険性や、肝臓障害、出血、脱水症状、血圧降下などを起こすおそれがありますが、化粧品として少量肌に付ける程度であれば、問題はないでしょう。

デキストランの役割は?

滑らかで粘り気のあるテクスチャーを作り、さらに分離を防止することで成分の安定性と高める役割があります。
乳化剤を入れなくてもとろみを作り、肌に伸ばしやすくなるため、特に脂性肌用の化粧水や乳液などに使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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