塩基性染料の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

塩基性染料

学名 BASIC
用途・効果 染料として
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 カラーリングシャンプー、ヘアカラートリートメント

塩基性染料とは?

塩基性染料は酸性基を持たない水溶性の染料のことで、髪のマイナスイオン(アニオン)と結合することからカチオン染料とも呼ばれます。
髪の表面に吸着しイオン結合することで髪を染める染毛料で、成分表には「塩基性青99」などと書かれています。

永久染毛料のヘアカラーは酸性染料とブリーチ剤で、どちらも非常に髪を傷める上に発がん性があるといわれています。
そこで穏やかな染め上がりとより安全な染料として使用されるようになったのが、塩基性染料とHC染料です。
HC染料は分子が小さくキューティクルの隙間から入り込みますが、塩基性染料は分子が大きいためキューティクル内部には入り込めません。
そのかわりプラスイオンを帯びており、髪の表面のマイナスイオンとしっかり結合することで染色します。
塩基性染料は色数が少ないので、色数が多いHC染料と併せて使用することでより多い色を作ることができます。

ダメージヘアほどマイナスの電荷が増えるので、塩基性染料との結合が強くなり、よく染まります。
しかし髪のダメージは部分によって違うため、特に毛先は色が濃くなり、最も健康な髪の根元は薄くなります。

塩基性染料の安全性は?

髪の表面に吸着するだけなので、皮膚への影響はほとんどありません。
また分子が大きく皮膚に浸透することがないので、経皮毒はほとんどないといってよいでしょう。
しかし炎症やかぶれを起こす例がゼロという訳ではないので、パッチテストで皮膚の反応を確かめてから使用しましょう。

塩基性染料の役割は?

髪の表面に吸着し、キューティクルを開くことなく髪を染めることができます。
また、染料そのものに色がついているので化学的反応を必要とせず、より髪と頭皮にやさしくなっています。
HC染料と併せて使用することで、より長く色持ちしますが、より髪にやさしい製品を作るために、塩基性染料のみのヘアカラートリートメントもいくつかあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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