水添ポリイソブテンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

水添ポリイソブテン

学名 HYDROGENATED POLYISOBUTENE
用途・効果 粘度調整剤として
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアカラー、入浴剤

水添ポリイソブテンとは?

分岐脂肪族酸化水素の一つで、イソパラフィンを主体とする合成の液状油です。
揮発性イソパラフィン、流動イソパラフィン、軽質イソパラフィンなど何種類かあります。
油剤として使用されるのが軽質イソパラフィンで、化粧品には高分子の揮発性イソパラフィンや流動イソパラフィンです。
皮脂に存在するスクワランに似た感触を持ちますが、高分子なので肌に浸透はせず、主に粘度調整剤として働くエモリエント成分です。

水添とは水素添加のことで、酸化や腐敗しにくくなることから、多くの化粧品に配合されています。
しかし油性成分であることと皮膜力が高いことから、洗顔で落としにくいという欠点もあります。

水添ポリイソブテンの安全性は?

水添ポリイソブテンはニベアに上位配合されている成分です。
ですから、ニベアを使用してトラブルが起こらないのであれば、問題はないと考えられます。
皮膚細胞に絡みつき、重さで皮膚がたるむという説がありますが、根拠はありません。
ただし密着度が高いため、メイクを落とす時に力が余計にかかり負担となるため、結果としてたるみやシワの原因になることは考えられます。

水添ポリイソブテンの役割は?

最もよく配合されているものの一つが口紅やリップグロスで、粘度を調節し唇との密着度を高め、さらにツヤ感を出すために使われます。
また化粧下地や日焼け止めなど、肌への密着度が高いことが必要な製品にもよく配合されます。
どちらかというと基礎化粧品よりメイクアップ製品によく使用される成分で、密着度が高いことから特に化粧崩れのしにくさを目的に添加されています。
しかし油性なので、脂性肌の人が使用するとテカリなどが起こる可能性があります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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