ヒドロキシエチルセルロースの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒドロキシエチルセルロース

学名 HYDROXYETHYLCELLULOSE
用途・効果 粘度調整剤として
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、リップグロス、アイブロウ、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアカラー、ヘアスタイリング、入浴剤

ヒドロキシエチルセルロースとは?

セルロースに酸化エチレンを付加させた水溶性の高分子化合物で、合成ポリマーの一種です。

セルロースは炭水化物の一種で、植物の約3分の1を占める成分です。
酸化エチレンはエチレンオキシドとも呼ばれ、有機化合物の一種です。
セルロースは冷水や熱水に溶けないという性質がありますが、酸化エチレンを付加したことで簡単に溶解することができ、温度の影響を受けません。
非イオン性なのでpHの影響を受けず変質しにくいため、長期間粘度を保つことができます。
粘度調整、保水、分散などの作用があり、酸化エチレンの付加量によってグレードがあります。

ヒドロキシエチルセルロースの安全性は?

合成ポリマーは肌に皮膜を作るため皮膚呼吸ができなくなる、という意見がありますが、人間の場合皮膚呼吸は呼吸器による呼吸の1%以下とされており、万が一できなくても全く問題ないとされています。
しかし汗や皮脂の正常な分泌を妨げる原因となることはあり得るので、あまり長時間使用するのは避けたほうが安心です。

また、国際化学物質安全性カードにより、ヒドロキシエチルセルロースは粉末や顆粒状で空気と混合すると爆発する恐れがある成分となっています。
この成分のみで使用する訳ではないのでまず問題はないと思われますが、粉末状のものを使用する際は一応注意してください。

ヒドロキシエチルセルロースの役割は?

液体の粘度を調整する感触改善剤や乳化安定剤、結合剤として、クリームやジェルなどに使用されます。
また皮膜によって保護されるので、特にダメージヘアをコーティングすると枝毛や切れ毛を防ぐことができ、熱に強いのでドライヤーの熱から髪を保護します。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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