カンゾウ根エキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

カンゾウ根エキス

学名 Glycyrrhiza Glabra (Licorice) Root Extract
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、入浴剤 

カンゾウ根エキスとは?

カンゾウ(甘草)は中国、中央アジア、ヨーロッパなどに生えるマメ科の植物で、古くから中国で医薬品として使用されており、欧米でもリコリスの名称でハーブとしてのど飴などによく配合されています。
乾燥した根は砂糖の50倍以上の甘味があります。
グリチルリチン、リクイチリン、グラブリジンなどのフラボノイド、ブドウ糖などを含んでいます。
活性酸素を除去し、肝機能を高め、抗アレルギー作用や免疫増強作用があることから、高い薬効があるとされています。
男性ホルモンの濃度を低下させる働きも確認されています。

また、グラブリジンは特にポリフェノール含有量が多く、脂肪分解促進や脂肪合成抑制作用、メラニン生成抑制作用があることが報告されています。

なお、カンゾウには葉のエキスもあり、角質層のセラミドを増やす働きがあるとされ、保湿効果を期待して化粧品に配合されることがあります。

カンゾウ根エキスの安全性は?

主成分のグリチルリチンはステロイドに似た作用があり、大量に摂取すると血圧上昇やむくみ、低カリウム血症を引き起こす危険性があるとされています。
アレルギー抑制作用がある成分でもあり、化粧品として塗布する程度ではまず問題はないとされていますが、アレルギー性の皮膚疾患がある場合は一応医師やメーカーに確認しましょう。

カンゾウ根エキスの役割は?

抗酸化作用が強く、抗炎症作用があり、さらにメラニン色素の合成を抑制する働きがビタミンCの約270倍あるといわれているので、紫外線防止や日焼けを抑える効果が期待され、顔用・ボディ用の日焼け止めに配合されています。
保湿・美白作用があるので、多くの基礎化粧品に使われています。
また、抗アレルギー作用があることがわかり、アトピー用の化粧品にも使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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