乳酸の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

乳酸

学名 LACTIC ACID
用途・効果 保湿作用、殺菌、収れん作用、pH調整作用
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ピーリング化粧品、収れん化粧品、ニキビケア化粧品、脱毛剤

乳酸とは?

生物に多く含まれている有機酸のひとつです。脳神経系では大切なエネルギー源となる物質で、最近では体力や筋肉疲労回復に役立つ存在としても知られるようになっています。
化粧品などに含まれる成分としては、アルファヒドロキシン酸(AHA)の一種として、角質を取り除くことや柔らかくする上で効果的な素材となっています。
配合量が少ない場合には角質を柔軟にすることでの保湿作用に、配合量が多い場合には角質を剥がすことでのピーリングに期待をもつことができる成分です。
他にも、収れん作用や殺菌作用にも期待がもてることから、一般的なスキンケア製品やヘアケア製品ほか、毛穴ケアやピーリングなどを目的としたスペシャルケア製品などに配合される素材となっています。

乳酸の安全性は?

元から身体に存在する成分でもありますので、安全性については特に問題はないと考えられます。
配合量が多い場合など、使用に不安がある場合にはパッチテストなどで確認を行うようにしましょう。
また、似た名称をもつものに乳酸菌や乳酸ナトリウムなどがありますが、これらとは異なる成分になりますので、安全性についてもそれぞれ確認することをお勧めします。

乳酸の役割は?

古い角質を落としやすくする効果のほか、保湿作用、殺菌、収れん作用、pH調整作用があると考えられている素材です。
配合量が少ない場合には、角質の柔軟成分や保湿作用を目的として、化粧水や乳液などのスキンケア製品に配合される機会が多いでしょう。
一方、配合量が多い場合には、角質を剥がす作用を目的として、ピーリングや毛穴ケアなどのスペシャルケア製品に配合される機会が多い素材と言えるでしょう。
また、これらの効果はヘアケア製品にも活用できることから、シャンプーやコンディショナー、白髪染めといった商品でも配合を見かける機会があります。
配合量が多い場合には肌への刺激が高くなることも予想されますが、スペシャルケアを目的とした製品でもない限り、配合量は抑えられていると考えられますので、一般的な商品に配合される場合には特に使用に不安を感じる必要はないと言えるでしょう。
また、不安を感じる場合はパッチテストなどで事前確認を行うことをお勧めします。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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