タール色素の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

タール色素

学名 organic synthetic coloring agent
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアカラー、入浴剤

タール色素とは?

タール色素は、最初は石炭から出来るコールタールを原料にして作られた色素で、ベンゼンやナフタレン、フェノールなどの芳香族化合物から合成された「アゾ染料」のことでした。
現在は石油から採れるナフサから作られており、タール色素といってもコールタールは使用されていません。

タール色素と呼ばれているものには赤色、黄色、橙色、青色、緑色、褐色、黒色、紫色があり、食用、医薬品及び医薬部外品用、化粧品用と細かく分かれており、さらに粘膜に使用できるものとできないものに分かれます。
タール色素の番号は世界共通になっていますが、その扱いは各国に任されています。
日本では厚生労働省が食品のタール色素の1日摂取量を調査しており、現在の摂取量であれば問題ないとしています。
タール色素に対する調査が厳しいのはEU諸国や英国で、禁止したものや自主規制勧告を出したものがあります。

タール色素の安全性は?

以前から発がん性や子供のADHDの原因などが疑われていましたが、現在問題になっているのは「特定芳香族アミン」で、アゾ染料が変化して発生する発がん性があるといわれる物質です。
実際には非常に少量の添加ですのであまり危険視する必要はありませんが、一応危険といわれる色はチェックしておくと良いでしょう。

なお天然色素でも刺激がある、あるいは発がん性が疑われるものはありますので、その点にも注意してください。

タール色素の役割は?

昔は天然の色素しか存在しませんでしたが、色づきや色持ちが悪かったり、色の調整が難しかったり安定的な供給ができなかったり、と色々な問題がありました。
それを安価で安定供給するために考え出されたのが、タール色素をはじめとする合成染料です。
メイクアップ製品はもちろん、基礎化粧品でも色は商品価値を決める大切な要素で、色々な角度から研究した上で決定されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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