オタネニンジンエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

オタネニンジンエキス

学名 PANAX GINSENG ROOT EXTRACT
用途・効果 疲労回復、滋養強壮、漢方薬として
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 クレンジング、化粧水、美容液、シャンプー、コンディショナー、育毛剤

オタネニンジンエキスとは?

ウコギ科のオタネニンジンから抽出されるエキスです。オタネニンジンは中国や朝鮮半島原産の多年草植物で、朝鮮人参や高麗人蔘とも呼ばれます。
ニンジンと呼ばれてはいても、私達にとって馴染み深い野菜のニンジン(セリ科)とは全く別の種類になります。
古くから中国などでは漢方薬の原料として、また日本でも薬草として用いられてきた歴史をもち、疲労回復や滋養強壮に効果的な素材として広く認知されています。
そんなオタネニンジンから得られるこのエキスには、糖タンパクやジンセノサイドが豊富に含まれていることから、抗酸化作用や肌の免疫力を高める成分として、スキンケア製品やヘアケア製品などに活かされる天然素材のひとつとなっています。

オタネニンジンエキスの安全性は?

古くから漢方や薬草としても有効活用されてきた歴史をもつことから、安全性に問題はないと考えられる素材です。
万能漢方としても広く認知される素材のひとつですので、副作用の心配もなく、安心して使える素材のひとつと言えるでしょう。

オタネニンジンエキスの役割は?

古くから疲労回復や滋養強壮といった作用で知られてきた漢方でもあり、現在も健康食品や栄養ドリンクなどで様々に活用されています。
保湿効果や抗酸化作用、新陳代謝促進の効果に期待がもてることから、一般的な化粧品のほか、ニキビなどの肌荒れや小じわなどのエイジングケア、しみ対策などのの美白UVケアにも活かされる素材のひとつとなっています。
また、血行促進などの作用もあることから、まつげ美容液や育毛剤などの育毛ケア製品にも用いられる成分のひとつです。
この素材に含まれるジンセノサイドについては、育毛剤の有効成分としても認められています。
これらの効果はシャンプーや白髪染めなどにも活かすことができるため、ヘアケア製品成分としても見かける機会のある素材となっているでしょう。
安全性も高くデメリットはない素材のように思えますが、素材そのものが高価な原料となっているため、この成分が配合される製品自体の価格もやや高くなりがちな面があります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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