サンショウエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

サンショウエキス

学名 Sanshou Ekisu
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、美容液、マッサージ料、日焼け止め、ボディケア、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、スカルプケア、入浴剤

サンショウエキスとは?

サンショウ(山椒)といえば木の芽としておなじみですが、ミカン科サンショウ属の低木で、日本と朝鮮半島に生えています。
ほかにも同属が多くあり、中国の花椒は華北山椒の果皮を香辛料にしたものです。
日本では木の芽として楽しむほか、果実を茹でたり果皮を香味料として使用したりします。

サンショウエキスは果皮から抽出されたエキスで、サンショオールやゲラニオール、シトロネラール、フェランドレン、タンニンなどを含んでいます。
サンショオールは新陳代謝を活発にし、発汗作用もあります。
ゲラニオールは抗菌・収れん・防虫・抗うつ作用などがあり、タンニンにも毛穴を引き締める作用や抗酸化作用があります。

サンショウエキスの安全性は?

サンショウの果皮にはキサントキシンと呼ばれる、けいれんを引き起こす成分が含まれています。
魚に対する作用が主で、人間には毒性は低いとされていますが、一応注意したほうがよいでしょう。
また、辛味成分のサンショオールやサンショアミドは局所刺激作用があり、敏感肌には刺激となります。

サンショウエキスの役割は?

抗酸化作用があるので、肌を紫外線から守る働きがあります。
また収れん作用と保湿作用があるので、柔軟性のある滑らかな肌へ導く化粧水や美容液に配合されています。
また、抗菌作用や保湿作用、発汗作用、局所刺激性があることから頭皮の血行を促進し雑菌の増殖を抑える効果が期待され、育毛シャンプーにも使用されています。

なお、資生堂がサンショウエキスにはメラニン生成を促すMITF遺伝子を活性化する働きがあり、白髪を黒髪に変える作用が期待できると発表しており、育毛剤にも配合しています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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