シア脂の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

シア脂

学名 BUTYROSPERMUM PARKII (SHEA) BUTTER
用途・効果 保湿、抗炎症作用、抗酸化作用
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 食品、医薬品、スキンケア化粧品、ハンドクリーム

シア脂とは?

アカテツ科のシアの木の種子胚から抽出される植物油脂です。
シアの木(シアバターノキ)は、主にナイジェリアやガーナなどのアフリカ原産の樹木で、この木の種子の中の仁と呼ばれる小さな部分にシアが存在しています。
シアバターとも呼ばれるこの成分は、ガーナ北部で1000年以上も前から厳しい乾燥から肌を守る天然の保湿クリームとして用いられてきた歴史ある素材でもあります。
人の皮脂主成分であるオレリン酸やステアリン酸を豊富に含むことから、高い保湿作用に期待がもてる美容成分のひとつです。
他にも抗炎症作用や抗酸化作用が認められていることから、スキンケア製品だけでなくヘアケア製品にも活用される成分となっています。

シア脂の安全性は?

元々は食用として用いられていた素材でもあるため、毒性もなく、安全性は高いと言える成分です。
酸化もしにくく、肌への刺激も少ない成分と考えられています。
ただし、安全性については品質によっても差が生じますので、素材を選ぶ際には品質にもこだわることをお勧めします。

シア脂の役割は?

人間の皮脂の主成分であるオレリン酸をたっぷり含むことから、不足する皮脂を補うことや水分の蒸発を防ぐことに役立てられます。
このため、一般的な化粧水や乳液のほか、乾燥肌対策のハンドクリームやボディクリームなどに配合される機会の多い素材となっています。
また抗炎症作用や抗酸化作用にも期待がもてることから、ニキビや肌の赤みなどを抑える目的でも活用できるほか、シミ・そばかすといった肌の老化を防止するアンチエイジングに役立つ素材としても知られているでしょう。
高い保湿作用はヘアケア製品でも活かすことができるため、シャンプーや白髪染め、スタイリング剤といった商品でも見かける成分となっています。
酸化しにくい成分とされていることから、美容成分として活用する上で都合の良い素材ではありますが、希少価値も高いため高級素材として取り扱われることも多い成分のひとつです。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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