クエン酸Naの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

クエン酸Na

学名 Sodium Citrate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ボディソープ、固形石鹸、化粧水、、クリーム、美容液、パック、リキッドファンデ、アイシャドウ、アイライナー、シャンプー、ヘアコンディショナー・トリートメント

クエン酸Naとは?

クエン酸Na(ナトリウム)(SODIUM CITRATE)は、クエン酸を水酸化ナトリウムで中和し、ナトリウム塩にした食品添加物です。
クエン酸は酸性ですが、クエン酸Naはアルカリ性です。
どちらも食品には清涼飲料水や菓子の酸味づけとして使用され、効果はほぼ同じです。

クエン酸Naには「一ナトリウム」「二ナトリウム」「三ナトリウム」があり、このうち主に使用されるのは「クエン酸三ナトリウム」です。
変質・変色・酸化防止、抗凝固作用があるほか、収れん作用や保湿作用、緩衝作用(酸や塩基を加えてもpHが変化しない)、金属イオンの沈殿防止作用などがあり、化粧水、乳液など多くの美容商品に配合されています。
柑橘類などに含まれている有機酸であり、ピーリング成分AHAの一種なのでパックにもよく使用されます。
乳化剤としての作用もあり、成分が分離して沈殿しないようにしています。

クエン酸Naの安全性は?

クエン酸もナトリウム塩も元々食品に含まれていたものなので、安全性は高いといわれています。
特に「クエン酸三ナトリウム」は血液の抗凝固剤として医療にも使用されています。

クエン酸Naの役割は?

クエン酸イオンは弱酸性、ナトリウムイオンは強アルカリ性のため、水に溶けるとアルカリ性になります。
アルカリには肌の古い角質を溶かす作用があり肌を柔らかくツルツルにするため、パック剤やニキビ肌用の化粧品によく使用されています。
収れん作用があるので、毛穴を引き締めてくれます。
また保湿作用があるため、しっとりとした潤いのある肌にしてくれます。

ヘアケア商品に使用されると、髪と頭皮を落ち着かせ、ツヤのあるまとまりの良い髪にしてくれます。
またpHを調整する作用から、酸化防止剤として添加されることもあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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