PCA-Naの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

PCA-Na

学名 Sodium PCA
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔料、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、ファンデーション、おしろい、チーク、口紅、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

PCA-Naとは?

ピロリドンカルボン酸(PCA)ナトリウムの水溶液で、ピロリドンカルボン酸はNMFと呼ばれる天然保湿因子の一つです。
角質層にあり、空気中や真皮内の水分を吸湿することで肌のうるおいを保っています。
NMFは加齢や栄養不足、睡眠不足、ストレスなどとともに失われていくため、外から補うことで肌のターンオーバーサイクルを正常に保ってくれます。

ピロリドンカルボン酸は元々アミノ酸の一種グルタミン酸が酵素によって代謝されてできるものですが、通常はグルタミン酸を脱水して作られます。
しかしこれだけでは保湿力が弱いため、ナトリウム塩の形にすることでグリセリン以上の高い吸湿性を生み出しています。
水に簡単に溶ける手軽さから、多くの化粧品に配合されています。

PCA-Naの安全性は?

天然の保湿成分なので、濃度に関係なく肌への刺激はほとんどなく、敏感肌やアレルギーのある人でも使用できます。
一時、PCAを使用した人の中に肌が赤くなるという報告がされましたが、これは血行促進によるもので、炎症ではないことが判明しています。

PCA-Naの役割は?

角質層に浸透し高い保湿性・吸湿性を発揮するため、乾燥肌用の化粧水、乳液、美容液、クリームなどに多く使用されています。
つっぱり感を緩和させる働きがあるので、洗顔料に配合することで汚れは落としながらうるおいを保つことができます。
また、髪のきしみを改善するために洗浄力の強いシャンプーに、しなやかでツヤのある髪のためにヘアトリートメントなどにも多く配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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