イランイラン花油の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

イランイラン花油

学名 CANANGA ODORATA FLOWER OIL
用途・効果 皮脂分泌の促進
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント

イランイラン花油とは?

精油が古くから知られているイランイランはバンレイシ科の植物です。
フィリピンのタガログ語で「花の中の花」という意味を持ち、蠱惑的な甘い香りが特徴的な花を咲かせます。

フィリピンやコモロ諸島、マダガスカルなどが主な生産地となっており、特に1900年頃まではフィリピンの独壇場でした。
花から採れるオイルは香料として、また精油としてよく使用されています。
成分は安息香酸、ゲラニオール、リナロール、オイゲノール、カジネン、ピネンなどで、アドレナリンの分泌を抑える働きがあるとされ、非常にリラックス作用が強い精油です。
また、ホルモンバランスを取ることでも知られており、子宮の強壮や更年期障害の緩和にも働きかけるといわれています。

なお、イランイラン花油にはエクストラ、ファースト、セカンド、サードグレードがあり、低いグレードのものに似た香りの精油や合成香料を混ぜたりすることが多いので、注意が必要です。

イランイラン花油の安全性は?

イランイランはその濃厚な香りが特徴ですが、この香りによって頭痛や吐き気を催すことがあります。
非常にリラックス作用が高いので、集中力が必要とされる時には使用しないほうがよいとされています。
また、肌に刺激性があるので、敏感肌の人や炎症や皮膚炎がある場合は使用を避けましょう。

イランイラン花油の役割は?

日本人には強すぎる香りなので、単独で香料として使用されることはあまりありません。
皮脂の分泌のバランスを整える働きがあるので、乾燥肌に使用するとエモリエント作用、脂性肌に使用すると収れん作用で肌を整えます。
また、頭皮によい刺激を与えると考えられ、育毛効果もあるといわれています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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