テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの成分解説と安全性、役割

リカラ
トップ > 白髪染め・カラートリートメントの成分一覧 > テトラヘキシルデカン酸アスコルビル

白髪染め・カラートリートメントの成分解説

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル

学名 Ascorbyl Tetraisopalmitate
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、ピーリング、パック、化粧水、乳液、美容液、化粧下地、日焼け止め、ファンデーション、おしろい、チーク、口紅、アイブロウ、アイライナー、シャンプー、ヘアコンディショナー、トリートメント

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルとは?

油溶性のビタミンC誘導体で、肌へのなじみを良くするためにビタミンC(アスコルビン酸)と脂肪酸を結合させたものです。

ビタミンCは水溶性で非常に劣化が早いため、まず水溶性のビタミンC誘導体が開発されました。
しかし水溶性は刺激が強く持続性がないため、新たに開発されたのがテトラヘキシルデカン酸アスコルビルです。
脂肪酸はイソパルミチン酸やステアリン酸で、安定性がよくなりビタミンCの作用を持続させる働きを持ちます。
肌によくなじみ、肌バリアを透過してからビタミンC本来の働きを発揮させます。

ビタミンCには抗酸化作用、コラーゲン生成促進、美白などの働きがあり、化粧品はもちろん、酸化防止剤としても多くの製品に使用されています。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの安全性は?

イソパルミチンとステアリン酸は多くの動物性・植物性油脂に含まれる飽和脂肪酸で、安全性が高い成分です。
しかし主成分のビタミンCはほとんどが合成で、主成分はとうもろこしやジャガイモです。
特にとうもろこしは多くをアメリカからの輸入に頼っており、その大半が遺伝子組み換え作物なので、その点では若干の不安があります。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルの役割は?

テトラヘキシルデカン酸アスコルビルはビタミンCの吸収率が非常に高く、しかも約2日間作用が持続するといわれています。
抗酸化作用、新陳代謝促進作用、皮脂調整作用、美白作用などがあり、浸透力が高いため肌のターンオーバーサイクルが正常になり、多くのトラブルに効果が期待できます。
ただ油溶性なのでべたつきやすく、オイリー肌の人には重く感じることもあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

[PR]当サイトは広告プログラムにより収益を得ています

注目の特集

先月の売れ筋ランキング

話題のテーマ

比較リストで確認

比較リストに追加した商品は「比較表を見る」ボタンを押すと、まとめて比較することができます。
比較表を見る

比較リストで確認