ヨーロッパシラカバ樹皮エキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヨーロッパシラカバ樹皮エキス

学名 Betula Alba Bark Extract
用途・効果
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、口紅、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

ヨーロッパシラカバ樹皮エキスとは?

アジア北東部、シベリア、ヨーロッパに植生する、カバノキ科のシラカバの樹皮から抽出されたエキスです。
ベツリン、タンニン、サポニン、フラボノイド、ビタミンC、ミネラルなどを含んでいます。
特にベツリンはコレステロール低下作用、インスリン感受性の改善、がん細胞へのアポトーシス誘導など様々な効果があるとされており、抗がん剤として研究されています。
また樹液はそのまま飲んだり、人工甘味料キシリトールの原料にもなっています。

肌に対しては抗菌作用や抗炎症作用があるため、皮膚疾病や関節炎の治療に使用されることもあります。
保湿作用、収れん作用、柔軟作用、血行促進作用などもあるので、基礎化粧品やパックにも配合されています。

「シラカバエキス」は、ヨーロッパシラカバあるいは同属植物の樹皮と葉から抽出したもので、ほぼ同じ作用があります。

ヨーロッパシラカバ樹皮エキスの安全性は?

成分自体は毒性のあるものはなく、安全性は高いといえます。
ただ、シラカバはヒノキと同じくカバノキ科で、花粉によって花粉症や口腔アレルギーを引き起こす例があるので、エキスに反応してしまう可能性がないとはいえません。
特に口紅など直接体内に入りやすいものの使用には、注意が必要です。

また、白斑で問題になったカネボウ商品の成分ロドデノールは、シラカバの樹皮から発見された成分です。
実際の商品にはシラカバ以外から抽出されたロドデノールを使用したということですが、シラカバのロドデノールがどのような作用をするか判明していないため、少々不安が残ります。

ヨーロッパシラカバ樹皮エキスの役割は?

収れん、保湿、柔軟、消炎、抗酸化作用など様々な作用があるため、どんな肌質の人にも使用できます。
特に新陳代謝が衰えた肌にサポニンやフラボノイドの血行促進作用が期待され、ヘアトリートメントや育毛剤にも配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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