白髪染め・カラートリートメントの成分解説
セテアレス
学名 | Ceteareth |
---|---|
用途・効果 | |
安全性 | D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分) |
よく使われる商品例 | 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント |
セテアレスとは?
正式名称をポリオキシエチレンセトステアリルエーテルといい、非イオン界面活性剤で、
「セテアレス-20」から「セテアレス-100」まで、多くの種類があります。
よく使用されるのがセテアレス-20で、牛、鯨、ヤシなどの皮下脂肪と石油によって生成されたもので、洗浄剤や可溶化剤として配合されています。
そのほか、現在セテアレス5・6・7・12・13・25・30・33などが乳化剤、洗浄剤として化粧品に配合されています。
濃度を調整でき、商品を安定化できるためによく使用されます。
セテアレスの安全性は?
動物性・植物性脂肪から作られていますが、石油由来でもありますから、肌にはよい影響を与えません。
また、洗浄剤に多く含まれている成分なので顔や体、頭皮に強くこすりつけることになり、さらに浸透しやすくなってしまいますから、注意が必要です。
特にポイントメイクは落ちにくくなっている分落とすのに時間がかかり、成分が皮膚についている時間が長くなるため、肌荒れしやすくなります。
なお、動植物由来でもあるため「天然由来・植物性界面活性剤」と記載されることもあるので、界面活性剤に敏感な方は必ず成分をチェックするようにしましょう。
セテアレスの役割は?
製品を柔らかく滑らかにしたり、増粘性をつけたりするために使用されます。
水っぽいと扱いづらいものに添加することで、直に手のひらに垂らしても使いやすくなります。
また、界面活性剤の中では洗浄力が穏やかなので、しっとり系の洗顔フォームやクレンジング、シャンプーなどに配合されています。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。