白髪染め・カラートリートメントの成分解説
セタノール
学名 | Cetyl Alcohol |
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用途・効果 | |
安全性 | A (安全性に信頼が持てる成分) |
よく使われる商品例 | 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアカラー、カラートリートメント、頭皮ケア |
セタノールとは?
マッコウクジラの油やロウ、パーム油、牛脂などから採れる高級飽和脂肪族アルコールで、セチル(鯨)アルコール、パルミチル(パーム)アルコールとも呼ばれます。
現在は捕鯨が難しくなっているため、主にパーム油か牛脂を還元して採れるものが使用されています。
融点が48.5℃~52.5℃と高いため、通常はロウ状で、白色から淡黄色です。
安定化剤、界面活性剤、滑沢剤、基剤、結合剤、コーティング剤、乳化剤、光沢化剤、粘度調整剤など非常に多くの用途で使用されています。
セタノールの安全性は?
旧表示指定成分で、まれにアレルギーを引き起こす危険性があるとされています。
しかし日本医薬品添加剤協会のデータによると、1.0~4.0%濃度のスキンケア製剤や口紅では光感作性はなし、12%濃度でのパッチテストでも刺激性は見られなかったという結果が出ています。
経皮適用した1664名のうち2名に刺激性が認められた、とありますので全く無刺激ではないにせよ、0.12%と非常に低い確率ですからほぼ安全と考えて良いでしょう。
セタノールの役割は?
天然の乳化作用があり粘度を調整し安定化させるので、乳液やクリームに配合されます。
薄い皮膜となって肌や髪を乾燥から守る働きもあります。
べとつきが少ないので肌はもちろんヘアケア製品にも用いられ、髪に光沢を与え、ダメージを保護します。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。