エチルヘキサン酸セチルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

エチルヘキサン酸セチル(別名:オクタン酸セチル)

学名 Cetyl Ethylhexanoate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、入浴剤

エチルヘキサン酸セチルとは?

2-エチルヘキサン酸と植物由来のセタノール(セチルアルコール)を脱水してできるエステルで、以前はオクタン酸セチルと呼ばれていたものです。
エチルヘキサン酸は脂肪酸で、セタノールはヤシ油や牛脂などから採れる自然由来の成分です。
エモリエント成分の一つで、油の役割を果たす化学合成油脂です。

エモリエントというのは、水分を逃がさず肌を柔らかく保つ作用のことで、親水性のあるものでは水と混じり蒸発してしまいます。
そのため、疎水性のある油分が主に使用されます。
エチルヘキサン酸セチルは油剤の一種ですが、油にありがちなべとつきが少なく、さらっとした感触で伸びが良いという特徴があります。

エチルヘキサン酸セチルの安全性は?

パッチテストで0~30の刺激指数を測定したところ、エチルヘキサン酸セチルは1.7と、非常に安全度が高いことがわかっています。

ただし脂肪酸と高級アルコールというダブルの油性成分でできているため、乾燥肌の人がこの成分を配合したクレンジング剤を使用すると、皮脂をすべて取り去ってしまい乾燥や肌荒れを起こす場合があります。

エチルヘキサン酸セチルの役割は?

単体として使用された場合、穏やかな洗浄作用があります。
通常は他の油分と一緒に配合され、油ぽさがなく伸びが良いので乳液やクリームなど多くのものに配合されます。
分散性に優れるので製品が安定し、劣化を防ぐという働きもします。
薄い皮膜を作ることで保湿力を高めて髪を保護してくれるため、ダメージヘアの保護のためにもよく配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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