パルミチン酸セチルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

パルミチン酸セチル

学名 Cetyl Palmitate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、チーク、口紅、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング

パルミチン酸セチルとは?

ココナッツオイルやパーム油など植物油脂から抽出したパルミチン酸にセタノールを加えてできる固形のエステルです。

高級脂肪酸や多塩基酸と高級アルコールのエステルは何種類もあり、それぞれ性質や使用感が違います。
パルミチン酸セチルは主にクリーム系材料の光沢を改良したり粘度を高めたりするという目的で作られ、融点が45~50℃と低めです。

パルミチン酸セチルは鯨から採れるロウの採取が難しくなったことから、その代替としてよく使用されるようになりました。
他の成分の粘度を調整したり、使用感をなめらかにしたり、乳化剤として機能します。
また、液体を固形化したり光沢を与えたりするためにも使用されます。

パルミチン酸セチルの安全性は?

日本医薬品添加剤協会のデータでは、ヒトに対し保湿剤で皮膚一次刺激性、接触感作性、光毒性、光接触アレルギー性について検査したところ、どれもリスクの可能性はないという結果が出ています。

パルミチン酸セチルの役割は?

乳液やクリームをなめらかにし、とろみを調整して使用感を高めるために配合されます。
肌を柔軟にするので、エモリエント剤としても使われます。
また、液状の油性成分を固化するのでファンデーションや口紅に使用されます。
口紅には光沢を与えるためという目的もあります。
ヘアケア製品には髪のコンディショニング効果をアップしたり、ツヤをつけたりするためにシャンプーやコンディショナーに、油を固化する目的でスタイリング剤にも配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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