チンピエキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

チンピエキス

学名 CHINPI EKISU
用途・効果 血行改善作用、抗炎症作用、生薬、調味料として
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、マッサージ料、ボディケア、化粧下地、顔用・ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアスタイリング、入浴剤

チンピエキスとは?

チンピ(陳皮)エキスとは、ミカン科の温州みかん、あるいはその近縁植物の果皮から採れるエキスのことです。

温州みかんは中国浙江省温州から輸入されたミカン類から突然変異で生まれたもので、中国にはない日本独自のみかんです。
接ぎ木で繁殖し、早生のものは8月頃から収穫可能ですが、長期貯蔵が可能な品種もあり、3月頃まで楽しむことができます。

医学では、未成熟な果皮を乾燥させたものを青皮、熟した果皮を乾燥したものを陳皮として分けて処方します。
ヘスペリジン、ルチン、シネオールなどが含まれており、ヘスペリジンには血流改善、生活習慣病予防など、ルチンにも生活習慣病予防や認知症予防効果があるとされています。

チンピエキスの安全性は?

古くから食用にされてきたみかんのエキスですから、通常は安全性が高い成分とされています。
しかしオレンジはアレルギーを起こしやすい食品となっており、その近縁であるみかんにもアレルギーを発症することがわかっています。
アナフィラキシーショックなどの重篤な症状になるケースは見られず、ほとんどが口腔内の症状や下痢などですが、果物アレルギーの人は注意しましょう。

チンピエキスの役割は?

抗炎症作用、鎮静作用とともに血行促進作用もあるので、肌荒れや日焼けによる炎症を抑え新陳代謝を促進する効果が期待され、基礎化粧品のほか日焼け止めにも配合されます。
また、皮脂の過剰分泌を抑える働きもあるといわれており、脂性肌に向いています。
そのほか活性酸素を除去する抗酸化作用もあることから、エイジングケアや育毛シャンプー、育毛剤などにも使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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