シスタンチェツブロサ根エキスの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

シスタンチェツブロサ根エキス

学名 Cistanche Tubulosa Root Extract
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 コンシーラー、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、育毛剤 

シスタンチェツブロサ根エキスとは?

シスタンチェツブロサはベニヤナギの根部に寄生するハマウツボ科ニクジュヨウ科の植物で、中国内陸部から中央アジアに分布しています。
日本ではカンカニクジュヨウ、略してカンカと呼ばれていますが、これは中国語で管花肉従蓉と書くのを音読みしたもので、砂漠人参ともいわれます。

この根には強い抗酸化作用のあるアクテオシド、免疫力を強化するエキナコシド、血管拡張作用があるカンカノシドなどの成分があり、滋養強壮作用があることが知られています。
主要産地の新疆ウイグル地区和田(ホータン)では日常的に食べられており、世界四大長寿地域と呼ばれているほどです。
また中国では1000年以上前から中医薬に使用されており、最近は認知症に効果が見られたとして医薬品扱いとなっています。
そのほか、更年期障害を緩和する働きもあるとされています。

シスタンチェツブロサ根エキスの安全性は?

日本食品分析センターで安全試験が行われ、毒性、変異原性はないという評価が出ています。

シスタンチェツブロサ根エキスの役割は?

日本ではまだ新しい成分であり、化粧品にどのように応用できるか研究が進められているところです。
現在、メラニン色素を合成するチロシナーゼ色素の働きを阻害し、メラニン生成抑制効果があることがわかっています。
また強力な抗酸化作用は、機能性化粧品に取り入れるに十分な有効性があると考えられています。
さらに実験では経皮吸収されるという結果も出ています。
現在のところ酸化防止剤としての働きと、活性酸素を抑制することで細胞の働きを活性化させ、育毛につながることを期待してヘアケア製品に配合されるのが中心です。
今後は基礎化粧品や機能性化粧品にも配合されていくでしょう。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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