ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリド

学名 Di-C12-18 Alkyl Dimonium Chloride
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、美容液、パック、ピーリング、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント

ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドとは?

炭素数12~18個のアルキル基を持った塩化ジアルキルジメチルアンモニウムで、第4級アンモニウム塩の陽イオン(カチオン)界面活性剤です。
界面活性剤は主に洗浄成分として使用されますが、柔軟作用や静電気防止、殺菌のために添加されることがあり、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドもその一つです。

陽イオン界面活性剤は、水に溶けた時に親水基の部分がプラスイオンを帯びるもので、マイナスイオンを帯びたものに吸着し、表面を覆います。
細菌はタンパク質やセルロースといったマイナスイオンを持った成分なので、陽イオン界面活性剤が回りを覆うとその活性を失います。
しかもその速度が早いため、陽イオン界面活性剤は殺菌性が高いのです。
とはいえすべての細菌に効果がある訳ではなく、結核菌やウイルス、真菌胞子などには効き目がありません。

ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドの安全性は?

陽イオン界面活性剤はタンパク質を凝固する作用があるため、濃度が高くなると皮膚が腐食する危険性があり、濃度が低くても水泡などができる危険性があります。
また、溶血作用や骨格筋を弛緩させる作用などもあり、肌に触れた場合濃度が高いと危険であることが、日本中毒情報センターの資料で公表されています。
製品に配合される量は少量なのでそれほど心配する必要はありませんが、できるだけ皮膚に直接触れないほうが安心です。
なお、こういった作用は経口の場合ほとんど起こりません。
消化器官内部で活性を失うため、全身に作用を起こすほどの量が吸収されることはないとされています。

ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドの役割は?

コーティングすることで柔軟にし、静電気を防止するのでヘアトリートメントに使用されると髪のまとまりを良くし、スタイリングが楽になります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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