セバシン酸ジエチルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

セバシン酸ジエチル

学名 Diethyl Sebacate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 ネイルケア、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング、ヘアケア

セバシン酸ジエチルとは?

「セバチン酸ジエチル」とも呼ばれ、セバシン酸とエチルアルコールの二塩基酸エステルで、油溶性の成分です。
モノエステルと比較して溶解性と浸透性がよく、さらに凝固点が2.2℃と固まりにくいため、
医薬品の薬剤浸透剤などとして使用されています。

セバシン酸はトウゴマの種子から採れるヒマシ油が原料の有機化合物で、潤滑剤、医薬品、化粧品、ロウソクなどの原料になり、芳香剤、防腐剤にも使われます。
またデセン酸、パルミチン酸などと並んでミツバチから採れるローヤルゼリーの脂質成分で、皮膚の炎症を抑えたり免疫力を高めたりする作用があるといわれています。

セバシン酸ジエチルは感触が軽く浸透性が良いという性質があります。
また油溶性があるので、油性の有効成分を浸透しやすくするエモリエント作用があり、保湿効果にも優れています。

セバシン酸ジエチルの安全性は?

天然のヒマシ油が原料で、ヒマシ油は薬剤として古くから使用されて来た成分ですから、安全性は高いと考えられます。
また日本医薬品添加剤協会のデータでは、25名の人体でのパッチテストで反応は出なかったとされています。
ただし元々皮膚疾患がある人の数名に、若干の接触性皮膚炎が見られたとの所見があります。

セバシン酸ジエチルの役割は?

べとつきがないさっぱりしたテクスチャーで、主に髪のトリートメントやヘアケア製品に使用されています。
保湿作用と浸透性があるので、頭皮環境を良くし、他の油溶性有効成分が頭皮や髪に吸収されるのを促進します。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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