白髪染め・カラートリートメントの成分解説
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
学名 | Glycerylamidoethyl Methacrylate/Stearyl Methacrylate Copolymer |
---|---|
用途・効果 | |
安全性 | C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分) |
よく使われる商品例 | 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、マッサージ料、ボディケア、アイケア、リップケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、口紅、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング |
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー とは?
メタクリル酸グリセリルアミドエチルとメタクリル酸ステアリルとの重合体で、保湿成分です。
セラミドと同様の働きをする成分として開発されたものです。
セラミドは肌の角質層にある保湿成分で、細菌やアレルゲン、紫外線などから肌を守る作用があります。
角質層の水分の約8割がセラミドなどの細胞間脂質によって保持されており、非常に蒸発しにくいという特徴があります。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマーは、その特徴に加え分子同士が引き合うことでリフトアップ作用を持った新素材です。
サラサラしたテクスチャーですが、つっぱり感はなく乾燥するとしっとり感が出るので、肌にも髪にも扱いやすい成分です。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー の安全性は?
医薬部外品添加物として認められていますから、それほど危険な成分ではありません。
しかし肌や髪への浸透性を謳っており、長期間の使用によってトラブルが起きる危険性もあります。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー の役割は?
表面的に柔軟性とハリを与える成分で、0.25%濃度のものを1日2回塗布したところ、4週間後にシワが改善された、という実験結果が出ています。
保湿効果があり、その作用が長時間続くためシワの軽減やハリにつながる可能性があることから、基礎化粧品やファンデーションに使用されています。
また、髪の保湿によってしっとりしスタイリングがしやすくなり、ボリューム感も持続されやすくなることから、ヘアケア製品にも配合されます。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。