グリコールの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

グリコール

学名 Glycolic Acid
用途・効果
安全性 B (安全性は高いが、稀にアレルギー報告のある成分)
よく使われる商品例 化粧水、保湿クリーム、ボディケア、フットケア、シャンプー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング剤、入浴剤

グリコールとは?

多価アルコールのうち、2個のヒドロキシ水酸基が異なる炭素原子に結合している二価アルコールのことを指します。
ヒドロキシ基が隣接していると1,2-グリコール、間にメチレン基が入るものを1,3-グリコールといい、メチレン基が増えると1,4-グリコール、1,5-グリコールというように後の数字も増えていきます。

グリコールは常温では液体で、融点や粘度が高いため不凍液に使用されます。
また原料として溶剤、界面活性剤、衣料品、化粧品、合成樹脂・線維などにも利用されています。

グリコールの安全性は?

グリコールの中で最も構造が単純な1,2-グリコール(エチレングリコール)をグリコールと表記することがあります。
しかしエチレングリコールは毒性があり、第4類危険物に指定されています。
体内に入り代謝されると嘔吐や神経症状が起こり、最終的に腎臓が障害されて死亡することもあります。
化粧品への配合量規制はなく、体内に入らない限り問題はないとされていますが、グリコールとだけ書かれている場合エチレングリコールの可能性が高いので、注意が必要です。

グリコールの役割は?

保水剤、香料、溶剤、減粘剤として配合されます。
主に保湿剤として使用され、化粧水やクリーム、シャンプーなどに配合されています。
また粘度を調整し使用感を良くするためにも使用されることがあります。
グリコールには甘い香りがあるので、香料としても利用できます。

なお「グリコール酸」はグリコールとは別物です。
グリコール酸はピーリング作用のあるAHA(フルーツ酸)の一種で、角質を除去して肌の新陳代謝を促進する作用がありますが、グリコールにはその作用はありません。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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