グリチルレチン酸の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

グリチルレチン酸

学名 Glycyrrhetinic Acid
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ボディケア、顔用。ボディ用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、ヘアカラートリートメント

グリチルレチン酸とは?

甘草の根から採れるグリチルリチン酸という成分を加水分解したものです。
甘草は中国やロシア、中央アジアなどに生える植物で、古くから健康維持効果があると考えられてきました。
中国医学では長寿に必要な成分として、多くの薬に処方されている成分です。
活性酸素の除去、アレルギー抑制、抗ストレス、免疫力強化、ホルモンバランス調整などの効果があるとされています。
また、甘草に女性ホルモンに似た作用のある成分が含まれているため、ホルモンバランスの調整にも効果があると考えられています。

皮膚に塗布した場合、グリチルリチン酸とステロイドの基本構造が類似していることから穏やかな抗炎症作用があり、しかもステロイドのような強い副作用がありません。
肌への刺激が少ないことから、医薬品・医薬部外品・化粧品に多く使用されています。

グリチルレチン酸の安全性は?

日本医薬品添加剤協会の調査では、外用した場合毒性はないことが判明しています。

ただ一部サイトでは、長期間使用するとステロイド剤と同様のリバウンドが起こる危険性があると指摘しています。
医学的に証明はされていないものの、アトピーなどでステロイドを使用している場合は注意しましょう。

グリチルレチン酸の役割は?

抗炎症・抗アレルギー作用があるため、薬用スキンケア製品に配合されています。
また皮脂分泌抑制作用があるため、脂性肌用の基礎化粧品やシャンプー、日焼け止めなどにも使用されます。
その他、男性ホルモンから分泌される脱毛因子5α-リダクターゼの活性を阻害する効果が期待され、育毛剤や育毛シャンプーにも配合されています。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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