グリチルリチン酸2Kの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

グリチルリチン酸2K

学名 DIPOTASSIUM GLYCYRRHIZATE
用途・効果 抗炎症作用、漢方薬、抗アレルギー薬、風邪薬として
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 化粧水、美容液、薬用石けん、シャンプー、リンス、育毛剤、医薬品、食品の甘味料

グリチルリチン酸2Kとは?

甘草の根や茎から抽出したグリチルリチン酸から作られる成分です。甘草(カンゾウ)は鎮痛や解毒などの作用がある漢方薬としても知られており、その名の通り甘味が強いことから甘味料としても用いられています。
この甘味の本体となっているのがグリチルリチン酸で、グリチルリチン酸2Kは水に溶けにくいグリチルリチン酸を水に溶けやすい形にしたものになります。
グリチルリチン酸2K以外にも、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸K2、グリチノンK2などと表記されることもあり、甘草エキスも同成分と考えられます。
抗炎症作用があり、皮膚炎の治療など医薬品にも配合される成分で、アトピー性皮膚炎やニキビ向けの化粧品類にも配合される素材として知られています。
殺菌効果もあることから、石鹸や歯磨、化粧品やヘアケア製品など様々な美容製品に配合される素材となっています。

グリチルリチン酸2Kの安全性は?

肌への刺激は低く毒性も少ないとされていますが、ステロイドのような作用をもつことでも知られており、配合量が厳しく規定されています。
厳しい規定の中で配合される分には問題ないと考えられますが、高濃度に配合された製品を長期的に使用することなどには注意が必要なケースがあるでしょう。

グリチルリチン酸2Kの役割は?

抗炎症作用があり、漢方薬、抗アレルギー薬、風邪薬などの医薬品にも用いられれ、皮膚炎の治療にも役立てられています。
スキンケアにおいては、アトピーやニキビの改善に用いられることが多く、敏感肌向けの化粧水などにも使用されることが多い成分と言えるでしょう。
特に雑菌が繁殖しやすい脂性肌には有効的で、紫外線による肌荒れの防止や改善にも効果的な素材と言われています。
また、殺菌効果や抗炎症作用は頭皮トラブル改善にも活用できることから、育毛シャンプーといった育毛製品に配合される機会も増えてきており、白髪染めにおいても同様の効果から配合される商品が存在します。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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