水添ヒマシ油の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

水添ヒマシ油

学名 HYDROGENATED CASTOR OIL
用途・効果 乳化剤として
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 化粧品全般、シャンプー、石鹸、洗顔剤

水添ヒマシ油とは?

トウゴマと呼ばれる植物の種子から抽出されるヒマシ油を、酸化させにくい形状にしたものです。
成分としては、例えば「PEG-40水添ヒマシ油」といったいように、PEG-数字が付けられて表記されます。
この数字はモル数と呼ばれるもので、数字が小さければ小さい程オイルに近く、逆に大きければ大きい程水に近いことを指し示しています。PEGとは酸化エチレンの重合体であるポリエチレングリコールのことを指します。
酸化エチレンは、殺菌作用が強いことで知られる揮発性の液体で、化粧品ではポリエチレングリコールの導入原料として用いられています。ヒマシ油にPEGを結合させることで出来る成分ですので、一種の合成ポリマーと言えますが、数ある乳化剤の中でも歴史ある成分のひとつとして安全性も高く、医薬品にも用いられる知られる素材となっています。
乳化剤として活用できる素材ですので、基礎化粧品やヘアケア製品など幅広い用途に用いられているでしょう。

水添ヒマシ油の安全性は?

人体に無害、つまり毒性のない成分として知られていますので、安全性は高いと言えます。医薬品にも使用されており、安心して利用できる成分のひとつと言えるでしょう。

水添ヒマシ油の役割は?

主に乳化剤として用いられる素材のひとつです。界面活性剤として汚れを落とす石鹸や洗顔料の成分としても用いられますが、その役割は水と油を混ぜ合わせることが目的ですので、肌に対して相乗効果が得られる訳ではありません。
例えば、化粧水や乳液、美容液、クリームなどに配合されていても、その役割はその製品の伸びや肌馴染みをよくするために用いられていると言えます。
シャンプーや白髪染めといったヘアケア製品においてもその役割は同様で、乳化剤ほか、洗浄や泡立ちに優れることから配合される成分となっているでしょう。また、医薬品にも活用されるケースがあるなど、毒性もなく人体にも無害とされている素材のひとつです。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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