水添コメヌカ油の成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

水添コメヌカ油

学名 Hydrogenated Rice Bran Oil
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 美容液、ボディケア、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント

水添コメヌカ油とは?

米の糠(ヌカ)から採れた油に水素を添加し、扱いやすくしたものです。

米の糠(ヌカ)から採れる油がコメヌカ油で、米油、米胚芽油、玄米油、ライスオイルともいい、JAS規格では「こめ油」が正式名称です。
ヌカとはイネ科の果実の表面にある果皮と種皮のことで、米の場合100gのヌカの中に約20gの脂肪が含まれています。
そのほかビタミンB群・E、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれており、精白米よりはるかに栄養があります。
また、抗ガン作用があるといわれるフィチン酸、脂肪肝や脂質異常症によいとされるイノシトール、紫外線吸収や酸化防止作用があるフェルラ酸、紫外線防止やコレステロール吸収防止作用があるγ-オリザノールなど、非常に多くの効能があります。

このコメヌカを圧縮してから抽出機にかけ、数回蒸留して不純物を取り除いてできるのがコメヌカ油で、脱脂したヌカにもまだビタミンやミネラルが残っているので、肥料や飼料に利用されます。

水添コメヌカ油の安全性は?

お米が原料ですから、アレルギーが起こる心配はほとんどありません。
特に化粧品用に精製されたものは、不純物が非常に少なくなっています。
しかし処理が悪いと不純物や農薬が残りますし、国産米だけでなくタイ米なども使用されており、成分が一定しない場合があります。
なお、コメヌカ油は酸化しにくい油なので、肌に塗っても安心です。

水添コメヌカ油の役割は?

ほかの油に比べさらっとしているので化粧品に配合してもべたつきが少なく、しっとり感が出るため、特にヘアケア製品に配合されています。
また肌へのなじみがよく、柔軟作用や保湿作用があります。
γ-オリザノールにはメラニン色素の発生を抑える働きがあるので、美白効果も期待できます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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