白髪染め・カラートリートメントの成分解説
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン
学名 | HYDROLYZED COLLAGEN PG-PROPYL METHYLSILANEDIOL |
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用途・効果 | |
安全性 | C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分) |
よく使われる商品例 | 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、パック、ピーリング、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアマニキュア、ヘアスタイリング |
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲンとは?
グリシドキシプロピルメチルジヒドロキシシランと加水分解コラーゲンの合成でできる成分で、合成ポリマーの一種のシリコーンです。
加水分解したコラーゲンにケイ素を結合し、熱を加えることで皮膜を作ります。
コラーゲンのしっとり感とシリコーンのサラサラ感両方を持つという特性があります。
シリコーンは特にシャンプーやトリートメント剤に多く使用され、キューティクルをコーティングすることでツヤやサラサラ感を出します。
これはシャンプーに使用される合成界面活性剤の働きによって、髪に必要な油分まで洗い流してしまうためです。
シリコーンには水をはじく疎水性のものにより付着しやすいという特徴があります。
キューティクルは疎水性なので、髪にムラなくコーティングされて手触りがよくなります。
ただし、ダメージヘアはキューティクルが剥がれ落ちており、中のコルテックスは親水性なので、シリコーンがうまく付着しません。
そのため、シリコーンが必要なダメージヘアほどシリコーンの効果を得られない、という現象が起こります。
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲンの安全性は?
シリコーンは付着することで効果を発揮しますが、その分落ちにくいという欠点があります。
ほこりや雑菌がつきやすくなり炎症を起こす原因になりますので、肌に直接使う時はしっかり落としましょう。
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲンの役割は?
加熱することで皮膜を作り水分を逃がさない働きをします。
そのため、熱が加わらない化粧品に配合されている場合、加水分解コラーゲンのしっとり感は得られますがそれほど長い間肌には留まらない可能性があります。
お湯を使用する洗顔フォームやヘアケア製品に配合することで、肌や髪に付着ししっとり感やサラサラ感を生み出すことができます。
- Attention -
安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。
・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。
・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)
・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。