ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム

学名 Hydroxypropyltrimonium Hyaluronate
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、アイブロウ、マスカラ、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、入浴剤

ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムとは?

ヒアルロン酸ナトリウムの一部をカチオン化した陽イオン界面活性剤で、一般には「ヒアロベール」と呼ばれます。
ヒアルロン酸は1gあたり6Lもの水分を保持できるといわれますが、水ですぐ流れ落ちてしまうというデメリットがあります。
そこでプラスイオンを帯びさせることによって(カチオン化)、水をかけても流れにくい、持続性のあるヒアルロン酸にしたのがこの成分です。

皮膚や毛髪のタンパク質はマイナスに帯電しており、プラスのものと引き合うという特徴があるため、成分をプラス帯電することでしっかり吸着するのです。
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムはヒアルロン酸の分子の大きさは大きいので、表面に付着しますが中には浸透しません(吸着型)。
このほか高保湿型や修復型、浸透型のヒアルロン酸もあります。

ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムの安全性は?

界面活性剤は化粧品には不可欠のものではありますが、髪の毛など皮膚以外に使用するならまだしも、皮膚に長時間つけていると皮膚にダメージを与える危険性があります。
安全性試験では問題ないという結果が出ていますが、長期間にわたっての試験ではありませんから、特に基礎化粧品など皮膚に直接つけるものはできるだけ避けましょう。

ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムの役割は?

皮膚や髪の表面に薄い膜を作ることで保湿力が持続し、しかもべとつかないので、様々な化粧品に配合されています。
特にこの特徴を活かせるのが毛髪で、トリートメントがしっかり髪に吸着するほか、キューティクルをはがれにくくする働きもします。
ただし分子が大きいので浸透せず、修復作用はありません。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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