ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン

学名 Hydroxypropyltrimonium Hydrolyzed Keratin
用途・効果
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 美容液、まつげ美容液、顔用日焼け止め、シャンプー、コンディショナー、トリートメント

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチンとは?

羊毛から採れるケラチンタンパク質を分解し、カチオン化して吸着しやすくした加水分解ケラチンで、一種の陽イオン界面活性剤です。

カチオン化とはイオンをプラス(陽)化することで、ダメージを受けてマイナスイオンを帯びた原子に対して、修復成分をプラスイオン化することで吸着性をよくするという働きがあります。
特に毛髪は自己修復作用がないため、補修成分をカチオン化することで髪のキューティクルを保護し、ダメージを補修させます。

ケラチンはタンパク質の一種で18種類のアミノ酸からできており、特に髪や爪に多く含まれています。
加水分解ケラチンとは、羊毛を分解してケラチンタンパク質の分子を小さくしたもので、過酸化脂質の生成を抑制したり、強度を補給したり、カラーリングした髪の退色を防止します。
また成分にシスチンが多いため、メラニン色素の生成を抑制する美白効果もあると考えられています。

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチンの安全性は?

ケラチン自体は安全な成分ですが、界面活性剤なので吸着力が強く、しっかり洗い流さないと長期間のうちに浸透し、皮膚にダメージを与える危険性があります。
また羊毛アレルギーの場合も、カチオン化で吸着しやすくなっているため、できるだけこの成分が配合された商品の使用は避けましょう。

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチンの役割は?

ケラチンが髪の成分であることから、ほとんどの場合ヘアケア製品に配合されています。
柔軟性や静電気防止作用で髪をしっとりまとまりよくさせます。
カチオン化されているのでダメージのある髪にとてもよく吸着し、刺激から保護する作用があることから、トリートメント剤にもよく使用されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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