イソステアリン酸オクチルドデシルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

イソステアリン酸オクチルドデシル

学名 OCTYLDODECYL ISOSTEARATE
用途・効果 保護剤として
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 乳液、まつげ美容液、化粧下地、マスカラ、口紅

イソステアリン酸オクチルドデシルとは?

大豆由来のイソステアリン酸とパーム核油由来のオクチルドデカノールから成る、エステル油です。ISODとも呼ばれます。
イソステアリン酸は、洗浄剤、油剤、結合剤などとして化粧品類にも用いられる素材ですが、ISODは閉塞剤や保護剤としても活用されます。
植物由来成分で高度な製法により作られていることから、皮膚への刺激のない成分として、皮膚科の処方する軟膏にも用いられる素材です。
通常、エステル類は触媒(化学反応を起こしやすくするための物質)を用いて作られますが、ISODは触媒を用いない進栄化学(ISODの特許を取得)の独自製法にて作られていますので、製品に触媒が残留する心配もなく、その分安全性や長期的な使用への安心も高い成分として用いられています。

イソステアリン酸オクチルドデシルの安全性は?

アトピーやアレルギー肌を含む皮膚への安全性が高いことが認められている成分です。酸化しにくいメリットなど利便性も高い成分ですので、長期的な使用にも安心が持てる素材と言えるでしょう。
大豆由来の成分を含みますので、大豆アレルギーをもつ方の場合は注意が必要かもしれません。

イソステアリン酸オクチルドデシルの役割は?

主に、閉塞剤や保護剤として用いられる油液です。
一般的に用いられる油剤の中でも、マイナス10℃でも凝固せず液体の状態を保てることや、空気中でも酸化しにくい性質をもつことから、様々な商品に利便良く活用できる素材のひとつとなっています。
基礎化粧品では乳液やクリーム、メイクアップ化粧品では化粧下地やマスカラ、口紅やリップグロスなど、感触の良さが重要となる製品に用いられることが多いでしょう。
また、利便性が良いだけでなく安全性も高いことから、白髪染めトリートメントの成分にも採用される素材となっています。
皮膚科医療現場においても、アトピーやアレルギーのある患者への手作り軟膏の基剤として用いられる程の素材ですので、安全性の高さにも信頼がおける成分と言えるでしょう。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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