イソプロパノールの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

イソプロパノール

学名 ISOPROPYL ALCOHOL
用途・効果 防腐剤として
安全性 D (毒性や刺激が強く、なるべく使用したくない成分)
よく使われる商品例 固形石鹸、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、ファンデーション、パウダー、アイライナー、マスカラ、ネイルカラー、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、ヘアスタイリング

イソプロパノールとは?

イソプロピルアルコールとも呼ばれる脂肪族のアルコールです。
エタノールに似た働きがあり、水にも油にも溶けることから溶剤や粘度調整剤、消泡剤などとして使用されています。
また殺菌力が強く、防腐剤として医薬品や医薬部外品などに使用されていますが、刺激が強いため労働安全衛生法で指定物質となっています。
そのため、エタノールに比べると化粧品への添加は少なくなっています。
なお、化粧品はすべての成分の記載がありますが、医薬部外品にはイソプロパノールの表示がないこともあるため、注意が必要です。

イソプロパノールの安全性は?

エタノールと似た作用がありますが毒性はエタノールより高くなっています。
手や皮膚の消毒などに使用されるほどですから、濃度を守れば問題はありませんが、皮膚の刺激となる場合があります。
日本医薬品添加剤協会によると、吸入や経皮吸収によって中毒を起こす、あるいは中枢神経への影響が出る可能性があることがわかっています。

また抗菌作用を狙った場合、ウイルスの除去効果はエタノールに劣ることがわかっており、風邪症候群やプール熱の原因となるアデノウイルスなどには効果が見られません。

イソプロパノールの役割は?

収れん作用と脱脂作用があるので、脂性肌用化粧品に配合されています。
また粘度を調整し使用勝手を良くすることから、多くのメーカーのネイルカラーに配合されています。
その他油性成分や顔料を溶かして滑らかにする働きを利用して、メイクアップ商品にも多く使われます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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