パルミチン酸イソプロピルの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

パルミチン酸イソプロピル

学名 Isopropyl Palmitate
用途・効果
安全性 A (安全性に信頼が持てる成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、クレンジング、化粧水、乳液、美容液、保湿クリーム、パック、ピーリング、ボディケア、化粧下地、顔用日焼け止め、ファンデーション、パウダー、チーク、口紅、リップグロス、アイブロウ、コンディショナー、トリートメント

パルミチン酸イソプロピルとは?

パルミチン酸はヘキサデカン酸とも呼ばれる飽和脂肪酸で、ラードや牛脂、パーム油、オリーブオイルなどの中に含まれています。
長鎖脂肪酸で、体内で固まりやすいためコレステロール値上昇の原因となりますが、ビタミンAを安定させる抗酸化物質でもあります。
ビタミンAは動脈硬化予防、目や皮膚の健康維持などに大きく関わっている成分で、特に目の健康はビタミンAによって左右されます。
イソプロピル(イソプロパノール)はアルコールの一種で、エタノールと似た働きがあり、揮発性と高い殺菌作用があります。

この2つの成分をエステル化することで、べたつかずさらっとした油剤となり、さっぱりタイプの化粧品に配合されています。
またメイクアップをなじませ、水分を逃がさない働きもします。

パルミチン酸イソプロピルの安全性は?

刺激性は低いとされ、安全性は高いと考えてよいでしょう。
イソプロピル(イソプロパノール)は単独では殺菌消毒薬として使用される成分で、これに対してかゆみやかぶれを起こすことはありますが、少量添加されている程度であれば問題はないでしょう。
なお、これと非常に性質が似た「ミリスチン酸イソプロピル」は旧表示指定成分となっており、そちらのほうが若干刺激性があるため注意しましょう。

パルミチン酸イソプロピルの役割は?

エモリエント剤として高い作用があります。
エモリエントとは油剤で肌を保護することで、水分の蒸発を防ぐためスキンケア製品に配合されることが多いです。
浸透性がよくべたつかず、皮膚や髪の潤いをキープし、柔軟性を高める働きがあります。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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