加水分解ケラチンの成分解説と安全性、役割

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白髪染め・カラートリートメントの成分解説

加水分解ケラチン

学名 HYDROLYZED KERATIN
用途・効果 界面活性剤として
安全性 C (危険性は少ないもののなるべく使用は控えたい成分)
よく使われる商品例 洗顔フォーム、クレンジング、乳液、美容液、パック、ボディケア、ハンドクリーム、リップグロス、アイライナー、マスカラ、マニキュア、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、カラートリートメント、頭皮ケア、ヘアスタイリング

加水分解ケラチンとは?

ケラチンタンパク質を酸や酵素で加水分解してできる成分です。
ケラチンは細胞を構成するタンパク質で、爪や髪の毛に多く含まれています。
ケラチンは18種類のアミノ酸から作られており、特にシスチン、ロイシン、アルギニン酸、グルタミン酸が多く含まれています。
羊毛に多く含まれることから、加水分解ケラチンの多くは羊毛から作られています。

加水分解ケラチンの主成分はシスチンで、これはアミノ酸のシステイン2分子が結合したものです。
シスチンに含まれる硫黄が活性酸素を除去する働きがあることから、健康を保つ効果があると考えられています。
また、メラニン色素を作る酵素の働きを抑制し、新陳代謝を促す働きもあるとされています。

加水分解ケラチンはシスチン結合を切断することで分子を小さくしていますが、肌の奥まで浸透するほどのサイズではありません。
しかし弾力性と耐熱性があるため、皮膚の健康を維持する助けとなります。

加水分解ケラチンの安全性は?

安全性は高く、多くの化粧品に配合されています。
しかし多くの加水分解ケラチンが羊毛から作られており、羊毛アレルギーがある場合はかゆみや炎症を起こす危険性がないとはいえません。
一応パッチテストで確認してから使用したほうが良いでしょう。

加水分解ケラチンの役割は?

髪や爪はもちろん、皮膚もケラチンタンパク質からできているためなじみがよい成分です。
角質層を保湿し、柔軟性のある肌へと導きます。
髪のキューティクルに付着することで保湿作用のある薄い皮膜を作るので、ハリやコシ、しなやかさのある髪を目的にトリートメント剤などにも配合されます。

- Attention -

安全性判定は各種文献を参考に当サイトの見識による独自の判定としております。特にアレルギーなどが心配な方は必ず医師に相談のもとご利用ください。

・含有量について
各成分の含有量は成分表示順に基づいて算出しておりますが、1%未満の成分については順不同にて掲載されており、どこからが1%未満なのかの明示はないため、成分表示順にて含有量を算出しております。

・色剤
着色料や染料は配合の量に関係なく、最後にまとめて表示するルールとなっているため実際の含有量はグラフよりも多くなっている可能性があります。(特にタール系色素が含まれている場合にはご注意ください)

・メイコンテイン表示
同一製品で色違いの商品など、色剤のみが異なる場合、(+/-)の表示の後に全色の含有成分をまとめて記載出来る制度のこと。当サイトでは記載された全成分を判定対象としています。

<参考文献>
自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典
化粧品成分用語事典
化粧品成分ガイド

ルプルプ

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